昨日は私共の学校のグランドオープンでした。
2年前から始まった計画は、シンガポールの会社やシンガポール政府の協力も得て、大変夢のある学校になりました(自我自賛病)。
17名の女性が入学しました。日本ではもちろん、世界でも通用するセラピストに育てます。
私は、本校の学生とも一生付き合っていく覚悟です!
学生に断られたりして・・・。
皆さんが椅子に腰掛けてるときに、股関節は何度曲がっていますか?
洋式や和式のトイレを使う時は股関節は何度曲がっていますか?
階段を上る時に、挙げたほうの股関節は何度曲がっていますか?
歩いている時股関節は最大何度曲がっていますか?
何度曲がってるんだろう?・・・と考えたことはありますか?
皆さんの日常生活が円滑に進むには、ある程度の股関節の動きが必要です。
股関節には次のような基本的な動きと、正常関節可動域(関節が正常に動く時の角度)があります。
股関節の動きと正常関節可動
①股関節 屈曲(くっきょく:前に曲げること):ももの骨が胸に近づく運動 正常可動域 125度
②股関節 伸展(しんてん:後ろに伸ばすこと):ももの骨が胸から遠のく運動 正常可動域 15度
③股関節 外転(がいてん:外側へ開くこと):ももの骨を外側に開く運動 正常可動域 45度
④股関節 内転(ないてん:内側に閉じること):ももの骨を内側に閉じる運動 正常可動域 20度
⑤股関節 外旋(がいせん:脚を外側に回旋すること):ももの骨を外側へまわす運動 正常可動域 45度
⑥股関節 内旋(ないせん:脚を内側に回旋すること):ももの骨を内側へまわす運動 正常可動域 45度
筋力のことは考えないで、皆さんが日常生活をスムースに行うにはこれらの運動方向で正常可動域に近いくらいの角度が必要なんです。
皆さんの各運動方向での動きは何度なんでしょうねぇ・・・?
関節の動きと日常生活は直結することもあるので、知っておくといいかもしれませんね。
①屈曲について
人間は前に進む動物です。歩幅の大きさや正常歩行には股関節の屈曲と伸展が大きく影響します。
屈曲と伸展の可動域が少ない人ほど歩幅は小さくなり、歩行速度は遅くなります。
椅子に座ることを考えると、普通は椅子に座るときは、股関節が90度曲がります。
股関節が60度しか曲がらない人は、椅子には座れますが、どこかに負担がかかります。通常、椅子に座るには90度の屈曲角度が必要です。
屈曲角度が60度の人でも椅子には座れますが、残りの30度は骨盤を傾けて座っているのです。つまり股関節60度+骨盤30度=90度と見えるのです。
骨盤が30度傾くので、腰や股関節に負担がかかっています。
こういう方は、長時間腰掛けていると、急に立ち上がったときに歩けなくなることがあります。
自分の股関節屈曲角度を知ることで、椅子の高さや座り方の工夫が必要になる場合があるということです。
同じことが便器の高さや、風呂の縁の高さや、階段の高さなどにもいえます。
段差をなくすことが必要になることもあります。
低い椅子に座るほど、股関節の屈曲角度が必要ですので、股関節の屈曲の硬い方は高い椅子を利用すると生活が楽になります。
例えば30cm高のソファーより45cm高のソファーのほうが座るのも楽ですし、立ち上がりも楽になります。
また、股関節の屈曲が硬い場合は、同じ45cm高の椅子でも、奥深く腰掛けるより、浅く腰掛けるほうが楽です。
皆さんの股関節は何度曲がりますか?
自分の関節可動域にあった生活を心がけていますか?
ちょっとした工夫でも、筋肉の疲労や関節への負担が軽減されますので、工夫は必要です。
上向きに寝て、股関節を曲げた時、ももが床に垂直になる時“股関節の屈曲は90度”と言います。
90度あれば柔らかいほうですよ!
人工関節手術後では最高で90度くらいです。
手術前に屈曲角度が80度の人は、人工関節にすると90度くらいになる可能性が高いので、動きや生活は楽になりますが、
手術前に110度曲がる方が、人工関節にすると20度固くなり、生活で不自由になることがあります。手術もいいことだけではないですので、手術前には検討が必要ですね。
「私は、角度による不自由さより、痛みによる不自由さがいやだから手術をしました。」これなら問題ないでしょうね。
まれに、痛みが無く手術をする方がいますが、一応角度のことも考慮してみてくださいね。
日常生活で重要なことは、まず“安全”であることですが、“無理なく生活できること”も重要です。
皆さんの股関節は何度曲がりますか?
変形性股関節症を怖がらないでね
2年前から始まった計画は、シンガポールの会社やシンガポール政府の協力も得て、大変夢のある学校になりました(自我自賛病)。
17名の女性が入学しました。日本ではもちろん、世界でも通用するセラピストに育てます。
私は、本校の学生とも一生付き合っていく覚悟です!
学生に断られたりして・・・。
皆さんが椅子に腰掛けてるときに、股関節は何度曲がっていますか?
洋式や和式のトイレを使う時は股関節は何度曲がっていますか?
階段を上る時に、挙げたほうの股関節は何度曲がっていますか?
歩いている時股関節は最大何度曲がっていますか?
何度曲がってるんだろう?・・・と考えたことはありますか?
皆さんの日常生活が円滑に進むには、ある程度の股関節の動きが必要です。
股関節には次のような基本的な動きと、正常関節可動域(関節が正常に動く時の角度)があります。
股関節の動きと正常関節可動
①股関節 屈曲(くっきょく:前に曲げること):ももの骨が胸に近づく運動 正常可動域 125度
②股関節 伸展(しんてん:後ろに伸ばすこと):ももの骨が胸から遠のく運動 正常可動域 15度
③股関節 外転(がいてん:外側へ開くこと):ももの骨を外側に開く運動 正常可動域 45度
④股関節 内転(ないてん:内側に閉じること):ももの骨を内側に閉じる運動 正常可動域 20度
⑤股関節 外旋(がいせん:脚を外側に回旋すること):ももの骨を外側へまわす運動 正常可動域 45度
⑥股関節 内旋(ないせん:脚を内側に回旋すること):ももの骨を内側へまわす運動 正常可動域 45度
筋力のことは考えないで、皆さんが日常生活をスムースに行うにはこれらの運動方向で正常可動域に近いくらいの角度が必要なんです。
皆さんの各運動方向での動きは何度なんでしょうねぇ・・・?
関節の動きと日常生活は直結することもあるので、知っておくといいかもしれませんね。
①屈曲について
人間は前に進む動物です。歩幅の大きさや正常歩行には股関節の屈曲と伸展が大きく影響します。
屈曲と伸展の可動域が少ない人ほど歩幅は小さくなり、歩行速度は遅くなります。
椅子に座ることを考えると、普通は椅子に座るときは、股関節が90度曲がります。
股関節が60度しか曲がらない人は、椅子には座れますが、どこかに負担がかかります。通常、椅子に座るには90度の屈曲角度が必要です。
屈曲角度が60度の人でも椅子には座れますが、残りの30度は骨盤を傾けて座っているのです。つまり股関節60度+骨盤30度=90度と見えるのです。
骨盤が30度傾くので、腰や股関節に負担がかかっています。
こういう方は、長時間腰掛けていると、急に立ち上がったときに歩けなくなることがあります。
自分の股関節屈曲角度を知ることで、椅子の高さや座り方の工夫が必要になる場合があるということです。
同じことが便器の高さや、風呂の縁の高さや、階段の高さなどにもいえます。
段差をなくすことが必要になることもあります。
低い椅子に座るほど、股関節の屈曲角度が必要ですので、股関節の屈曲の硬い方は高い椅子を利用すると生活が楽になります。
例えば30cm高のソファーより45cm高のソファーのほうが座るのも楽ですし、立ち上がりも楽になります。
また、股関節の屈曲が硬い場合は、同じ45cm高の椅子でも、奥深く腰掛けるより、浅く腰掛けるほうが楽です。
皆さんの股関節は何度曲がりますか?
自分の関節可動域にあった生活を心がけていますか?
ちょっとした工夫でも、筋肉の疲労や関節への負担が軽減されますので、工夫は必要です。
上向きに寝て、股関節を曲げた時、ももが床に垂直になる時“股関節の屈曲は90度”と言います。
90度あれば柔らかいほうですよ!
人工関節手術後では最高で90度くらいです。
手術前に屈曲角度が80度の人は、人工関節にすると90度くらいになる可能性が高いので、動きや生活は楽になりますが、
手術前に110度曲がる方が、人工関節にすると20度固くなり、生活で不自由になることがあります。手術もいいことだけではないですので、手術前には検討が必要ですね。
「私は、角度による不自由さより、痛みによる不自由さがいやだから手術をしました。」これなら問題ないでしょうね。
まれに、痛みが無く手術をする方がいますが、一応角度のことも考慮してみてくださいね。
日常生活で重要なことは、まず“安全”であることですが、“無理なく生活できること”も重要です。
皆さんの股関節は何度曲がりますか?
変形性股関節症を怖がらないでね