八代港を出航する「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」
平成27年6月29日、熊本県八代市の八代港にクルーズ客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」が初めて入港しました!
「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」は、カリブ海を拠点に超大型船を使ったクルーズ事業を展開しているアメリカのロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が運航するクルーズ客船。
今回は台湾の基隆港からお客さんを乗せてやって来ました。
八代港への入港は平日の月曜日、しかも日帰り寄港で朝来て夕方には出て行ってしまうという慌ただしいスケジュールでしたが、世界最大級の船として名高い「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」を地元で見ることが出来るチャンスを逃す訳にはいかない!
という訳で、仕事の昼休み時間にちょっと職場を抜けだして、港へ行ってみました(笑)

これが、八代港での「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」です!
全長311mで高さ63m、総トン数は13.7万トンで最大定員は実に3840名!!
まさに海に浮かぶ街です。
実際、朝からは八代市内で、「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」の乗客の送迎のために集まった観光バスが港につながる道路に連なり渋滞が起きていたとか。ひとつの街が海の向こうからやって来たようなものですからね…
短い昼休みに遠くからちょっと見ただけでは、当然満足できません。
仕事が終わったら再び大急ぎで港に駆けつけて、今度は「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」の出航を見送ることにします。

午後6時半頃、岸壁での見送りセレモニーが終わり、「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」はゆっくりと離岸します。





そのままぐるりと旋回して、舳先の方向を逆向きに変えます。
最近の大型クルーズ客船は横向きの方向制御スラスタを装備しているのが当たり前になっているので、タグボートの助けを借りずに自力で楽々と離岸・旋回をこなしてしまいますね…
電子音のような独特な音の汽笛で長音三声を吹き鳴らすと、一気に加速。
「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」が夕焼けの八代港を去っていきます。


何層も重なったデッキはほとんど高層ビルのリゾートホテルのようです。


台湾を目指し、不知火海の彼方に消えてゆく「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」。
さようなら~ また来てね~
…はい、実はすぐに、また来ます!(笑)
「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」は今年はあと2回、八代港に入港予定があり、次回は来週の月曜日(7月6日)にまたやって来るのです!
しかも、今年はロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が所有する大型クルーズ客船の八代港への入港ラッシュで、来月後半には「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」をさらに上回る総トン数16.7万トンの超弩級大型船「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」もやって来ます!!
…これは、また見に行くしか無いね!!