しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

野沢菜は蕪に似ている

2007-11-10 10:06:50 | Weblog
'07/11/9(金)
晴れ午後は曇り肌寒くなる 温度記録したメモなくす

 配達配送のため葉物野菜を中心に収穫する。トラックにコンテナを積み込みほ場の脇に止める。一品目で約一箱は必要。早朝の葉物野菜は水分を目いっぱい吸っていてパリパリ、茎は触るだけで折れてしまうものもある。丁寧な扱いをしなくてはいけないがちんたらやることはできない。今は日差しも風も弱いが、強いとあっという間に萎れる。収穫した野菜は井戸水で洗い、水気をきってから袋に入れたり新聞紙に包む。野沢菜の丈が長く箱にまっすぐ入らない。この品種は在来の野沢菜ではなく種苗会社のものなので本当のものはどうかわからないが、蕪に良く似ている。小カブではなく在来種の木曽紫蕪などに葉や根がそっくり。少し紫かかった蕪状の根は、そのまま大きくなると蕪である。かなり近い、種と思われる。うーん在来の野沢菜とはちょっと違うかもしれない。栽培しているのを実際見てみたい。しかし先週まではネットを掛けていたので、柔らかくお浸しでもおいしく食べることができた。
 配達の帰りにぽつぽつと雨、明日は一日雨だろうか、、、。

キウイフルーツ収穫開始

2007-11-08 18:49:14 | Weblog
'07/11/8(木)
晴れ 日中は南東の風 温度max23.5℃ min3.7℃

携帯電話はどこでどうなったのか見つからずじまい。あきらめて新たに購入しなくてはならない。野外作業者向けの防水防塵の携帯端末が多くあると助かるのだが、、。とにかく薄く軽いのは良いが、土埃にまみれる環境にはちょっと軟弱な感じのものが多い。
 ウインズフローさんの野菜を収穫調整をしてお渡ししたあとは、発芽の悪い自家種のそら豆を蒔き足すために種苗店に種を買いに出る。播種が少し遅くなってしまうが暖冬傾向にあるので大丈夫な気がする。あまり大きく成長させてから年を越すと、2月頃の寒波で激しく傷む。程よく小さいまま春を迎えさせたいが、気候の調整は人間では無理な話。自然の流れに任せるしかない。
 午後は美香がキウイフルーツの収穫をする。本格的な霜が降る前に大体収穫しておきたい。今日は軽くコンテナに2箱採る。私は小さい育苗ハウスに葉物を播種。みやま小蕪、小松菜、水菜、マスタード、ルッコラ、春菊、豆苗。年末に数回の収穫を目標とする。蒔き終わり灌水チューブで少しだけ水を撒く。ポリで覆っていたので草が発芽していた。熊手で土の表面動かしてから播種機を走らせる。例年は野菜と草が仲良く同時に生えててしまい収穫が大変になっていた。今年はだいぶ雑草を抑えることが出来るのではないかと期待する。暗くなる前に明日の出荷の野菜を離れた畑の分収穫しておく。九条ネギはだんだん良くなってきている。今月下旬頃は葉も増えているかもしれない。 

オーガニックファームスタディツアー

2007-11-07 21:03:57 | Weblog
'07/11/7(水)
晴れ 風弱い 温度max22.1℃ min9.2℃(19:00)

天ぷら油をリサイクルした燃料で走るバスをチャーターした、オーガニックファームツアーがやってきた。朝から美香が食事の仕込み、私も手伝いながら畑のテーブルなどをつくる。数日前は雨の心配をしていたが雲ひとつ無い良い天気となる。バスは時間通りに到着。予想以上に大きなバスで畑の入り口には止められず、別の場所に案内する。採りたての野菜をサラダで食べていただくために収穫しながらの畑めぐり。参加者皆さんで野菜を洗っていただいて食事の準備をする。家からの料理も運び込み、プロバンスのオーガニックロゼで乾杯する。我やさんのおいしい玄米おにぎりを私も頂く。3時過ぎまで歓談してお開きとなる。皆さんには野菜も買っていただいた。大鍋いっぱいの具沢山味噌汁も殆ど食べていただいた。
 とにかく天気が良くて、ヴィーノも静かにしていてくれて、無事終了となりほっとっする。楽しんでもらえたかはわからないが、都市部の方が有機農業に関心を深められる機会を作ってくれた主催の方々と参加者の皆さんには感謝したい。
 バスが東京へ帰路についてからは、宅配の箱詰めをして発送する。放射冷却が地面の温度を奪っていく。明日は冷え込みそうだ。

竹コップ製作

2007-11-07 06:15:08 | Weblog
'07/11/13(火)
小雨のち曇り午後は明るくなる 温度未計測

 配達の準備を前日からある程度していたが、出発するまで結構時間がかかる。帰ってからは明日のオーガニックファームスタディツアーや直売に使う野菜を収穫。同時に切り出しておいたお茶の器にする竹コップを仕上げる。といっても紙やすりで口にあたる部分を磨くだけ。あとは軽く洗っておがくずを取り去る。暗くなってから携帯電話を使おうとしたが見当たらない。小屋の前で使ったのが最後でそのあと出かけたたが電話機を落としことは考えられない。持って出た記憶も無い。入れるところは大体決まっているのだが、、、。美香の携帯を使って畑で呼び出すが、鳴らない。完全に行方不明になる。夜にいったん使用停止の手続きをとる。まあしばらくは携帯の無い生活になるだろう。別に通信手段が消え去ったわけではないのだから我慢しよう。明日朝明るくなってから、だめもとでもう一度探すことにしよう。

テレビ取材

2007-11-06 22:21:37 | Weblog
'07/11/5(月)
晴れ午後曇り 東よりの風 温度max24.5℃ min7.4℃

今日は野菜のインターネット宅配販売サイトを運営しているIさんのNHKテレビ取材の撮影が終日行われる。私の野菜も販売していただいている関係で出ることになった。まずIさんが9時前に到着。そのあとロケバスが道に迷ったと連絡を受ける。畑にブルーシートが積まれている所にいるという電話説明。最初は工事現場かと思ったが、これは落花生を積んだ上に被せた雨よけのシートと判明。このごろは落花ぼっちに藁を使う農家は激減。皆一様にブルーシートをぺらーっと縛り付けている。それぞれの雨よけとしての機能は別として、ブルーシートはまるで風情が無い。農村の自然な色合いの景色に、原色の絵の具を垂らしたように馴染まず美しくない。
 30分番組の一部に数分間放映されると思われる撮影は丸一日続く。主役はIさんなので畑の撮りはもっとさっくり済むかと思いきやとても入念な感じ。台本も無く、ディレクターの考える表現を踏まえつつ自然に話すのはかなりむずかしい。テレビ撮影はこんなに大変なのかと思う。終了後は美香が用意したケーキとお茶で休み、ロケ隊は帰路に付く。
 撮影終了後は明日の雨に備えて急いで収穫をする。Iさんにも手伝ってもらう。
農作業よりはるかに疲労する。

かなり冷え込む朝

2007-11-05 20:40:50 | Weblog
'07/11/4(日) 
晴れ 風弱い 温度max25.1℃ min5.1℃

予想通りの冷え込む朝たなる。おそらく霜寸前だったと思われる。東の空に一面のうろこ雲が広がる。うろこ雲は天気が崩れる前兆といわれているので、この先雨の日になりの予定に差し障らないか少し心配になる。まずは自然食品店に届ける野菜を準備する。美香が配達に出向く。昼からは竹コップを作るために竹を切りに山に行く。新たに用意した竹専用ののこぎりはとても切れ味が良い。数本切り倒し畑に持ち帰る。その後はトマトの雨よけパイプ周辺の片付けとハンマーナイフで草の粉砕。草に隠れた紐などが絡み、そのつどエンジンを止め取り除くためなかなか進まない。これからは紐や杭などは畑に放置しないでそのつど片付けるようにしたい。堆肥場の気になっていた不要なポリなどをまとめていると日暮れとなる。これからは苦手な整理整頓を克服していきたい。

バジルペースト仕込み

2007-11-04 19:56:09 | Weblog
'07/11/3(土)文化の日
晴れ 風弱い 温度22.4℃ 10.0℃(19:00)

今週は畑での催し物が多いので準備などの予定をたてる。いろいろやるべきことが多く忙しくなりそうだ。午後は美香がバジルペーストを仕込む。けっこう大変そうだ。残ったバジルの半分は乾燥させるために車の後部座席に入れる。私はトマト後の片付けと堆肥場の不要なものをゴミに出す。日暮れ前にホームセンターに買い物にいく。土曜だが遅い時間もあるせいか巨大な店内はすいている。ほうきやゴミ袋、コンパネなどを購入。木材売り場では巨木の一枚板や銘木を口をあけて眺めて、その値段を見てさらに口が大きくなる。帰ると畑は今年一番の冷え込みではないかとおもわれるほどの冷気が漂い始めていた。あわててズッキーニのトンネルを閉める。明日朝はおそらく霜寸前まで気温は下がるだろう。

焼き芋のおやつ

2007-11-02 20:36:21 | Weblog
'07/11/2(金)
曇り時々雨 風は無い 温度max17.9℃ min13.5℃

出荷が多い金曜は朝から収穫調整。雨で野菜は土が付いていてそのままだと乾くと洗いづらく、その時にいたみやすい。こういうときは収穫したらすぐ洗って、水を切っておくと鮮度が保てて日持ちが良くなる。今日は日中でもなんとなく肌寒く、さらに水を使うので身体が冷える。身体を温めるおやつの石焼芋を作るのが日課となる。ご飯までの力繋ぎに大いに役立つ。
 発送や配達の準備を終えた頃に隣町(村、)のTさんが、私のとうみを使い米のゴミを飛ばすために来られる。農薬は使用せず乾燥も自然の風乾燥のお米。少しお裾分けいただく。こんなふうなお米を作る人はこの辺りではまずいない。明日は頂いたお米を炊いて食べることにする。白米は久々だ。
 

バジルもじく

2007-11-01 21:03:04 | Weblog
'07/11/1(木)
曇り時々小雨 風弱い 温度max22.1℃ min10.4℃

前日に収穫調整を殆ど済ませていたので余裕の朝。雨で作業ができないと思っていたのに宵のうちに少し降った程度の雨で拍子抜けする。午前中は昨日採っておいたバジルの傷んでいない葉を選別する。あたりにバジルの芳香が充満する。かなり冷え込んだ日もあったので、もう少し早く採っていれば痛みも少なかったのかもしれない。すぐ終わると思ったが結構な時間がかかる。2キロ弱ほどの葉っぱは洗いざるで水を切る。トマトの片付けも支柱を抜き終わる。短い2列のパイプの作は残渣と草を取り除いて、葉物を蒔く予定。ポリはパイプに残しさらにその下にトンネルを作るという2重構造にする。こうしないとマイナス10度にもなる畑では年明けに野菜を収穫できないと思う。昼間は南向きの斜面で暖かくなるが、夜から朝にかけては冷気が斜面を流れて低い所に溜まり、驚くほど気温が下がる。とにかく日中と朝方の温度差が激しい。今回トマトの後の雨よけパイプを、葉物つくりにそのまま利用するのは初めての試みだ。
 夜にバジルペーストを作るためオリーブオイルを買いに行く。2リットル詰めの安いものと期限切れの近いディチェコの産地指定エクストラバージンを破格で購入。本当は生活クラブのギリシャのコロネイキ種のものを使いたかったがまにあわなかった。イタリアンはジェノベーゼ、フレンチではピストゥーとバジルはかかせないハーブ。できれば松の実や胡桃が入らないものも作ろうかと思う。じょうずにペーストを作れるといいのだが、、、。

トマト後を片付け始める

2007-11-01 08:08:29 | Weblog
'07/10/31(水)
晴れ 東よりの風 温度max23.5℃ min13.2℃

トマトの後を片付け始める。マイカー線をとり、支柱をはずし、スプリングで止まっているポリをはずす。支柱にはトマトの木が紐で誘引してありそれをひとつずつ切り離さなくてはならない。作るのも後を片付けるのも手間のかかる野菜だ。株間に植えたバジルがまだ青々としているものがあるので茎ごと刈り取り利用することにする。乾燥バジルにも挑戦したいし、少しはバジルペーストもストックしておきたい。一輪車に山盛り乗せて小屋に運ぶ。穂も茶色くなっている株もあるので採種する。袋に入れハウスにぶら下げ乾燥させるとポロポロ黒い種がはじける。来年はこれで沢山蒔けると思う。夕方は出荷の準備と発送が1件だけあるので片付けは明日に持ち越す。しかし天気が心配だ。
 玄米ご飯が復活して自然と野菜中心の食事になっている。不思議と避けているわけではないのだがあまり肉類は欲しくなくなってくる。蕪の葉入り玄米ご飯、人参丸ごとフライ、マスタードとルッコラ、大根、ラディッシュのツナサラダ。初採り試食ほうれん草とあぶらあげ、ワカメの味噌汁。