ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第99号 北前船の信仰が厚かった厳島神社

2007年03月01日 | 教会、寺院、神社、墓地、碑、像

所在地=函館市弁天町9番9号 

 

市電終点・どっく前に位置する。
はじめは大漁祈願の弁天社と称され、函館どっく寄りにあったが、安政4(1857)年、弁天台場築造のために移され、現在地には慶応2(1866)年に建てられた。
弁天社は明治4(1871)年に市杵(いちき)島神社と改められ、さらに明治35(1902)年に厳島神社と改称された。

江戸時代、、蝦夷地は「松前三港(松前、江差、箱館)」によって交易が行なわれていたが、箱館港は地理的要因で他の二港に大きく遅れをとっていた。
しかし、天明期(1781~1788年)頃から北前船が出現し、それに幕府が蝦夷地産物の集約地として箱館を指定する政策とが重なり、出入りする船が飛躍的に増え、箱館は交易地の地位を高めていった。

境内には北陸や大阪の廻船主、商人などの海事業者から寄進された貴重な遺物、
文政6(1823)年の手水石鉢
天保8(1837)年加賀の廻船主たちが寄進した鳥居
嘉永7(1854)年海上安全のため奉納された方位石
などがある。

               

今日から弥生3月、いよいよ北国にとっては早春、体も心もルンルンで思わずスキップが・・・。
函館の2月は温暖日が続き真冬日がゼロ、過去77年間で初めての記録となりました。
皆さんのお住まい地でも、「記録的な○○○」と今年の気象状況を表現していると思いますが、日本気象協会はこれを「エルニーニョ現象の影響」としました。
影響で笑った人、泣いた人、立場が違えば感じ方もまた別です。
この現象がこれからどうなっていくのか?気がかりですが、間もなく広がる花と緑の世界を思い浮かべています。

                        ミカエル

 



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2 コメント

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北国では (es)
2007-03-02 20:03:54
春の訪れほど嬉しいものは無いのですね。
ミカエルさんのコメントからその嬉しさが伝わってきます。

今年のG.W.は、去年に引き続き北海道遠征を計画中。
前回回れなかった札幌・小樽方面が中心になると思いますが、今から心待ちにしています。
後は仕事次第ですけどね・・・
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ここはぜひ! (ミカエル)
2007-03-03 11:39:59
es 様
北国の住民は春が来るのがとても楽しみ。
厚いコート、ごつい冬靴、マフラー、手袋を脱ぎ捨て体も心もグーンと軽くなるからです。
北海道へのご訪問、楽しみですね。
見どころはきっちり下調をされていると思いますが、
蛇足ながら2件をお薦めします。
札幌市中島公園内・豊平館
小樽市・旧日本銀行小樽支店(現金融資料館)
小樽の物件は、辰野金吾+長野宇平の設計ですから見応えが有り余る感じがします。
ただ、繁華街に位置するため撮影が思うようにならないのが難点ですがesさんならこのマイナス条件を克服できると確信しています。
お腹も十分満足させる下調もお忘れなく。 ミカエル
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