ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
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第680号 これが刑務所の全国ブランド商品だ!

2011年11月17日 | 珍話、懐古品、珍品
市内金堀町には、函館少年刑務所があり、刑期の軽い受刑者が収容されている。
所内には職業訓練の工場が7業種、17棟あり、就業人数は680名におよぶ。

年に何回か、”矯正展”と称して、受刑者の作品を展示即売している。
家具、農産物、木工小物、味噌などなど。
2年前、「これは面白そうだ!」とひらめき買い求めたのが、この前掛け。
価格は1,260円だった。

サイズは、幅47cm、高さ50cm。紐長さ93cmでポケット付き。
生地は綿100%できちんとした縫製で丈夫そうだ。

 

先月のテレビクイズ番組で、この前掛けが出題された。
丸の中の字にモザイクがかかり、
「丸の中にはなんという漢字が書かれているのでしょうか?」が、問題だった。

人気商品を物語るように、
最近では、函館空港二階売店でも販売している。
全国ブランドになった刑務所から生まれた商品。
刑務所もなかなか商魂逞しいと思った。

ところで、前掛け左には”創業明治2年”とある。
これは、その年9月に、開拓使函館出張所徒罪場から
徒刑場と改めた年。
場所は、現・元町公園あたり。

その後、東川町、千代ケ岱と移り、現在地に落着いたのは
昭和5年。

江戸時代には、高田屋嘉兵衛像の斜め右後ろに、牢屋敷が
置かれ、囚人達を収容していた。

受刑者の皆さんが一日も早く出所され、
社会復帰されるよう望んでいる。


ミカエル

















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