みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

イチハツが咲いています/『ミツバチの世界 個を超えた驚きの行動を解く』

2012-05-03 20:51:18 | 花/美しいもの
ウオーキング6日目、朝早く歩くのは清々しくして気持ちいいです。
最初のころより足も軽く、歩くのが早くなったような気がします。

鳥羽川の河畔にキショウブ?らしき花が咲いていました。

(つれあいの撮った写真↑)
  
うちでは真っ先に咲く、雨あがりのイチハツ。
   
しっとりとした風情です。
   
道から見上げた新緑もきれいです。

   

数時間後に撮ったイチハツ。
   
こちらは、凛とした風情です。
   

キンリョウヘンが増えたので、
日本ミツバチの待ち箱を増やしました。
   

   
いちばん高かった「日月」。
   
他のキンリョウヘンより、花が大きいです。

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自由書房に行ったときに、ミツバチの本を買ってきました。

丸善発行の訳書です。

という事は、日本ミツバチではなく、西洋蜜蜂の生態なのですが、
とても参考になります。

『ミツバチの世界 個を超えた驚きの行動を解く』


   ミツバチの世界 個を超えた驚きの行動を解く
Jürgen Tautz 著 ・ 丸野内 棣 訳 (丸善株式会社 2010年)
「本読みのダイゴミはな、やっぱりブックサーフィンに尽きるわ。テーマを追うのもええし、著者で追うのもええ。気になった本を次々手に取るんよ」
「あー、『標準内科学』、次は『標準生理学』って、標準つながりで借りてくみたいな」
「それ、ただテキスト探しとうだけやん! 違うわ。見てみい、今度のこの一冊。去年、『ハチはなぜ大量死したのか』がご好評やったやろ。またミツバチ持ってきよったで」
「こんときは何人か借りてくれたって言うからなぁ。嬉しかったんじゃないの」
「このコーナー書いてはる人、誤解しとんのやわ。あれはただ、本が良かっただけや」
「ま、それならこの本だってイケるかもしれない」
「キレイな写真やなぁ!ミツバチって、フカフカしとってごっつカワイイわ。花とかもめっちゃ鮮やかやし。ミツバチが見てる世界の再現とかもすごいで」
「映像だとさぁ、もうデカいスクリーンにハイビジョンじゃないとそうそうビックリしないけど、本ってすごいよな。マジ、この写真はハンパじゃない」
「あの巣板の、六角形がずーーーっとキレイに続いてるのって感動したわ。なんでこんなもん作れるんやろ。あたし、フリーハンドで描く自信さえあらへんよ」
「ムシ以下かよ」
「あんた出来るんか! ミツバチ化してみい!」
「いや、ミツバチのオスにはなりたくない。悲しいもん」
「女王バチはおっても王様バチはおらへんもんな」
「でも“超個体”っていう概念はクールだよな。ミツバチの能力そのものもすごいけど、それが集団でひとつの知能になるっていうのはカッコよすぎる。SFかよ、って」
「ちょっと怖かない? 集団(コロニー)がすべてに優先されるんやで。ずらっと向きが揃った蛹とか、サーっと捨てられる死骸とか、なんやあたし、いろいろ考えさせられてん」
「でもそれが武器なんだよ。ダンスで意志がつながってく方法とかも、これはツィッターだよな、とかオレは思った。公式声明とかじゃなくて、つぶやきなんだけど、フォロワーがいて、相対的にでも情報が伝達されるって言う…」
「ホンマにわかってて言っとるん?」
「いや、実はまだちょっと混乱してる。なんか、ミラクルの乱れ撃ちでさ。例えば女王バチのお付きのハチとか、巣の建築バチとか、役割分担があるのは知ってたけど、どうやって役がつくんだ、とかまでオレは考えてなかったわけ。そしたら蛹のときの成育温度によって決まるらしくて、その温度調節の方法まであるんだよ。なんでそんな風になってる、いや、なれるんだ? この本は全部、写真もあるだろ。生々しくリアルなんだよな。わかりやすいだけに、圧倒された」
「ちっちゃい頃にこんなの知って、ショック受けて、研究する道に入ってもた人とか、いてはるんやろなぁ」
「『虫たちがいて、ぼくがいた』の世界だよな。ミツバチが最初にミイラをつくったってとこ、読んだ?」
「読んだ読んだ。自然ってホンマによう出来とるなぁ。ロイヤルゼリーやプロポリスやって、人間にはつくれへんやろ。そや! 収穫が少ないときとかに、他の巣に襲撃かけて、蜜とか横取りしに行くとこもビックリや。ミツバチもけっこう、やるときはやりよるで」
「ポイントはそこかよ…」
図書館 司書 関口裕子


 ミツバチの世界 個を超えた驚きの行動を解く
Jurgen Tautz 著  Helga R. Heilmann 写真
丸野内 棣(藤田保健衛生大学 名誉教授) 訳
発行:丸善株式会社 

ミツバチは、私たちに蜜を提供してくれたり、果実の授粉をしたり、特にヨーロッパでは第三の家畜として親しまれている昆虫です。ミツバチが集団生活をし、女王バチがいて、ダンスをして情報伝達をすることなどはよく知られています。しかし一歩近づいてみると、まだあまり多くについて知らないことに気がつきます。 
 本書では、赤外線カメラ、スローモーションビデオ、マイクロチップなどの最新技術を駆使しながら、ミツバチの魅力を生き生きと伝えます。ミツバチと花の共進化の関係、ミツバチの視覚はそのときに必要とする情報によって変わること、1匹の女王バチと多数の雄バチとの交尾の特異な関係、ダンスによる情報伝達についての新事実、さらに、ミツバチたちの仕事分担は実にさまざまですが、さらには、巣を扇いだり、自ら熱を発生させて暖めたりして温度管理を行っていることなどが、詳しい解析によってわかってきています。
 ミツバチの超個体(コロニー)の高度な発達・優れた特長は、私たち哺乳動物と比べてしまうほどです。美しいカラー写真を眺めながら、ミツバチの世界に浸ることができる一冊です。

目 次
プロローグ:ミツバチのコロニーはまるで一匹の動物
スーパーオーガニスム(超個体)であるミツバチのコロニーと哺乳動物の優れた性質には共通点がある
1. ミツバチ発生の偶然と必然
ミツバチの生活形態は進化の過程において、絶妙なタイミングで発生したに違いない
2. ミツバチのコロニーは不死身
ミツバチは、最高品質の娘コロニーを作るために周囲から物質とエネルギーを吸収するよう仕組まれている。
ミツバチの驚くべき能力を理解するためには、この活動を中心に考察することが重要である
3. ミツバチは一つの成功例
ミツバチの種類数は少ないが、生態系の形成と維持に果たす役割はきわめて大きい
4. ミツバチが見ている世界
ミツバチの視覚、嗅覚、方向感覚、情報交換の世界は、顕花植物との関係を中心に回っている
5. 新女王の誕生と、花嫁の付き添い人
ミツバチの性は秘密に包まれている。私たちが知っていることより、推測していることのほうが多い
6. ロイヤルゼリーは自家製ミルク
ミツバチの幼虫は働きバチの分泌物で養育される。これは哺乳動物の母乳にあたる
7. 巣板は育児器官、貯蔵器官、そして通信機関
巣板は超個体の構成要素として必須であり、社会生理学的にも重要である
8. 身を燃やして賢い子育て
育児巣の温度はミツバチ自身が作る環境の規準値であり、生まれてくる姉妹バチの性質に影響する
9. ミツバチコロニーの血縁関係
コロニー内の密接な血縁関係は国家形成の原因ではなく結果である
10. 環は閉じる
ミツバチのコロニーには、1匹のミツバチにはみられない性質がある。
コロニー全体の性質は個々のミツバチの性質に影響を与える
エピローグ:ミツバチと人類の未来


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