七夕

今日は、７月７日。

毎年、七夕の由来やらを私の知る範囲の話をする。

すると、子供たちは、割合、シーンとして聞く。

考えてみると、自分が子供のころは、お金もないし、本もないから、父親が寝るときに

昔話を口承で、伝えてくれたものだ。

おとぎ話だったり、教訓じみたはなしだったり。

そんな風にして、昭和の子供は、親から寝るときに、子守唄がわりに

様々な昔話を聞かされたものだ。

そこで、恐怖、畏怖の念、見えないものを信じる心が育ったように思う。

現代の平成っ子は、目に見えるものしか信じない、フィクションに感動しない。

無味乾燥な心、カサカサの心。

１年に１度しか会えないという実にストイックな恋人。

こんな話を信じる純粋な心が残っているのだろうか。