長期間に渡りお送りしております『プロジェクト』シリーズの第5回目です。
今までの経緯を読みたい方はこちらから。。。
部品の調達の関係や技術調査(⇒大袈裟!!)、一番大きいのが他の作業時間との兼ね合いですが(笑)、なんとかやっております。決して、ギブアップした訳ではありませんので、ご安心を♪
さて、今回は扉をつけるところからです。
扉とひと口にいっても、そもそも『図面』などと言うものは一切無いので、全てが万事、測量から始まり、最終的な『現場処理?』で微調整を施す、という流れになりますので、非常に効率が悪い(笑)
作業前の風景です。スッポリと扉が無い。
ただ、見慣れてしまうと、違和感もなくなってきますので、そのあたりが作業を遅くする理由かもしれません。
まず、材料を準備してラフにカット。今回のピンボールは古いものです。1960年代以降のゲームになると、筐体にも金属の利用率が増えてくるのですが、それ以前は圧倒的に木製。
当然、今回も木製にこだわりたい、それも古い味わいのある木材。と言う事で、ありあわせの店内にありました『古い和箪笥』の引出しの材料を使う事に決定。と言っても、年代はこの和箪笥のものの方が古いのですが。きっと大正時代末期頃のもの?
あと、基本的に西洋の家具に比べて、和ものの家具の材料は軽くて薄いので、加工は楽です。
筐体に取り付けるのですが、取り付け部分に段差がありますので、一枚板の扉側もあわせて加工。
こんな具合に、糸ノコでゆっくりと。
とりあえず、扉裏面の四方に段差が完成。
次に、扉の板に、コインスロットを取り付けるための穴をあけます。
ここでは、ちょっと丁寧に位置を探ります。
というのも、コインスロットのバーを押し込んだ時に、ゲーム本体の盤のトリガーに上手くヒットしなければ遊べないので。
寸法を測りマーキング。
4隅に電動ドリルで穴を開けてから、糸ノコを穴に通してゆっくりと切り進めます。
開け口は、最終的にコインスロットをかぶせた時に隠れてしまうので、あまり神経質になる必要は無いのですが(笑)
さて、ここまで出来たところで、取り付けるコインスロットを綺麗にしましょう♪
錆びサビで、このような状態。
でも、根気良く、丁寧に、そして怪我しないように、錆び取りして、磨いてあげると・・・
綺麗になりました・・・50年近くの錆びや汚れですから、年季が入ってます!!
つづく。。。
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