コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

インシュレーターの魅惑

2008-01-31 03:31:49 | アンティークディーラーのお勉強
Insulatorインシュレーターって聞いたことありますか??きっとご存知ない方が大半でしょうネ。

わたしもちょくちょく見かけてはいたものの、何に使うのかさっぱりわかりませんでした。最初は、その呼び名もわからず、昔のレコードプレーヤーや蓄音機に使われていたおもりのような物かと思っていました。

で、このインシュレーター、訳すと絶縁体となります。

今でももしかしたら地方に行くと見ることが出来るかも知れませんが・・・そうです、電気や電話線などを張り巡らす『電柱』がありますよね。

都心では、電柱の地中化が進められているので、電柱はどんどんと姿を消しているのですが・・・。で、電柱の柱の上に設置され、ケーブルを渡す際の継ぎ目の役割をしているのが、このインシュレーターです。1840年代から1960年くらいまでのインシュレーターは、ガラス製でした。

で、その後は、白や灰色などのセラミック陶器製に変わり、今に至るのです。電気や電話線のみならず、鉄道網の脇に敷設されたケーブルなどにも用いられていたと思います。

このインシュレーターにも、様々な形やガラスの色が存在していて、とても美しい・・・。ガラスは、光を通し、その光の反射によって、いろいろな表情を見せてくれます。多くのコレクターを魅了しているのも頷けますネ。

日用品などそもそもの使い方が決まっているもの以外にも、自分で利用法を考えて収集するのって、なんか楽しいかもしれません。


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