コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

TPP

2015-10-27 20:47:26 | アンティークディーラーのお勉強
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ちょっと真面目な話をしてみましょう。

ブログ本来の趣旨からは外れるかもしれませんが。。。




今月初めにTPP交渉が大筋でまとまったとの報道がありました。

これまで関税のかかっていた輸入品の価格が下がることが予想され、(一部、お米などは輸入による供給増加分を国内から政府が買取して価格を維持するようですが)消費者のわたしたちには恩恵があるようです。

弊社取扱いの輸入アンティークなどでも材質や品目などにより、異なる税率の関税(プラスして輸入消費税もだが)を支払う訳ですが、これらはきっと対象外なんでしょうね~。この隙間産業には圧力団体たるものは存在しません(笑)



デフレ脱却と経済成長を命題に過ごしてきました。

ドル円は20%以上円安が進行。

消費増税。

そして、2%成長を目標に、(一応大義名分として)デフレ脱却を目的とした日銀による2度の異次元緩和が行われたわけですが、結果ほとんど物価は上がらず、ターゲット時期を延期。


TPP ⇒ 物価下落要因
異次元緩和 ⇒ 物価上昇要因&円安誘導要因


ここで忘れてならないのが、日本の膨大で気が遠くなりそうな国債発行残高。

国にとって金利の上昇と(過度な)物価上昇は死活問題。

インフレにより金利が上昇することで、国債の利払いが滞り、ギリシャのような危機が起こらないとも言えません。



個人的な話で恐縮ですが、TPPで想い出されるのが、今から20数年前のこと。

当時、日本車バッシングなどで、日本の車を叩き壊すシーンが報道されていました。

インターナショナル・ビジネスという講座を担当していたブッシュ博士という白ヒゲをもうもうとたくわえた先生の話。

事あるごとにその当時すでに実施が決まっていたNAFTA(North America Free Trade Agrrement:カナダ・アメリカ・メキシコで結ばれた貿易協定)のことをナ~フタ~などとワクワクしながら話していました。


結果、現在はどうなったか。

アメリカに最大限の利益がもたらされました。

GDPも成長。ダウも上昇。

一方、活躍の場を求めてメキシコや中南米などからの膨大な数の不法移民が増加し、1100万以上いるとされています。

格差が広がり、農業やサービス業などではこういった人材なしでは立ち行かなくなっている。

平均賃金は下げ止まり。

なし崩し的に不法移民に対する権利が広がる。



はてさて日本丸は何処へ向かおうとしているのかな?

要は、どんなことにも良い面と悪い面が共存しているという事ですなぁ。。。



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