さて、アーケード・ゲーム『Williams Manufacturing Company製Jolly Joker』プロジェクトの2回目。
まずは、表面のガラスのお手入れから。
ガラスの手前部分に溶けてこびりついたような跡があります。ちょっと見た目がカッコ良くないので、丁寧に鋭利な工具を使っての『こそぎ落とし』にトライ。
なかなか手ごわい相手(笑)
油断して怪我などしないよう、慎重にゆっくりと・・・。
なんとか攻略できました・・・ガラスが溶けたのではなく、何か硬質のプラスティックのようなものが溶けてくっついていた模様。
基本は冷やしながら。。。なんとなくコツがつかめて、綺麗になりました♪
次に実際にボールが転がるスペース『プレイ・フィールド』を綺麗に。
ガラスを外した状態です・・・言葉を失う。
さすがの積年の汚れの蓄積です。
作業しやすいよう、分解できる限りバラして・・・ネジ山を傷めないように丁寧に分解。
ガラスや手前の木製部分のパーツを外します。
さて、『プレイ・フィールド』を綺麗にしてゆくのですが、なにぶん50年以上前のものですので、地肌のペイントのコンディションも気になります。
ということで、優しくやさしく、軽く撫でるように、車洗浄で使う綿のようなものでさすって埃やら汚れを吹き飛ばします。
割と塗装はシッカリ定着していましたので、更にきめの細かい布でゆっくり、そして何度か拭き取りを繰り返し。
さて・・・
時間を忘れて没頭すること1時間あまり。
作業を続けると・・・あーら不思議。
当時の色が蘇ってきました♪
さすがに、『プレイ・フィールド』の上部は、ガラスから直接ボールが落ちる場所なのでペイントが剥がれていますが、コレはコレで良しと!!
古きよきモノの『味わい』として許されます。(キッパリ!!)
決して、オリジナルの当時の色に合わせてペイントを足す等ということはしません・・・モッタイナイから。
経年の痛みで裂けていたラバー・リングは取り外し、現在はサッパリ。何とかして調達しないといけないのですが・・・現在捜索中♪
アメリカのパーツ屋さん、その名も『Old School Pinball』というディーラーを探しました。が、ちょっと高いので・・・(笑)
きっと、チョイ悪のオヤジがたむろしてそうな・・・。
とりあえず、部品を組み直して、外部の木製筐体には経年の味わいを残す為、表面保護のオイルで拭き上げます。
何回か繰り返すと、はい、この通り♪
清掃作業はこんなところで・・・。
そうそう、切れていた豆電球を交換する為にわざわざ神戸の業者さんから購入していたのです。形状が一般的なものと異なるので。
それも1箱100個入りのを箱買いしたのですが・・・どうやら電圧を間違った・・・?
ジワーッとしか灯りません。
という事で、早速事情を説明する為に電話して、電機商会の社長さんと長話してしまいました・・・笑。やさしい社長さんでよかった・・・サンプルをこちらから送って、適当なものを見繕って交換してくれるようです・・・こんないい人ばかりだと、世の中楽しいですネ。
ということで、しばらく部品待ちです。
このプロジェクトは進捗により不定期でお送りする予定です。
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