コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

イームズ夫妻

2008-03-06 16:02:28 | Charles & Ray Eames イームズ
ここ数年間でいろいろと雑誌にて取り上げられたり、特集が組まれたりなので、
『えーーーっつ、今さらカヨッ!!(さまぁーず三村のようなツッコミで)』って、
声があちこちから聞こえてきそうで非常に心苦しいのですが、前から気になっていた事を・・・

過去のブログでは、ちょこちょこと登場していた『イームズ』。でも、『イームズ』を中心に取り上げた事は何故か無かったですよね。
特別な理由はないのですが、まあ、していえばタイミング???

まあ、随分と皆様に知られているから、まあ、いいでしょう・・・みたいな思い込みですが。


で、今日は簡単に整理です。


Charles and Ray Eames(チャールズ&レイ・イームズ:イームズ夫妻)は、皆様ご存知の通り、20世紀の最も重要なアメリカ人デザイナーです。もちろん、世界中に今なおファンが多くいます!!

彼らの革新的な貢献は、よく知られていて、それらは、建築・家具デザイン・工業デザイン・写真芸術と多岐に渡ります。

チャールズ・イームズはミズーリ州セント・ルイスにて1907年に誕生。1929年には最初の妻と結婚(1941年に離婚)し、一年後に娘ルシア誕生。時を同じくして設計事務所を始めます。

カリフォルニア州サクラメント生まれのレイ・カイザー・イームズは、ニューヨークで絵画を学び、その後MoMA(Museum of Modern Art's)の"Organic Furniture Competition."オーガニック・ファニチャー・コンペに向けてデザインの準備をするチャールズ・イームズとエーロ・サーリネンに出会います。(エーロ・サーリネンもミッドセンチュリーを語る上で、非常に重要なデザイナーのひとりなのですが、長くなりますので別の機会に・・・。)

チャールズ・イームズとエーロ・サーリネンの、複雑な曲線を実現するプライウッド成型合板によるデザインは、最初の賞を受賞しました。

チャールズとレイは1941年に結婚し、カリフォルニアへ。戦時中は、海軍と契約し、成型合板を使用したスプリントやストレッチャー(負傷した兵士の脚などにあてがう為の曲線を多用した添え木の板)の生産をしました。

1946年にエバンス社によりイームズ・デザインの成型合板のイスが生産開始され、それらのイスは、『20世紀のイス』と呼ばれました。

その後、まもなく生産は、ハーマン・ミラー社によりとって替わられました、今日まで続いています。

1949年には、彼ら自身の家をデザインし、カリフォルニアのパラセードに建築。それは、後に有名となる『ケース・スタディ・ハウス』プログラムの一部でした。

彼らは、成型合板(プライウッド:薄い木材を複数張り合わせて、曲線などを実現する為の加工が容易)を初めとして、FRP(ファイバー・グラス(繊維)により強化されたプラスティック)素材やアルミニウム等の金属、ファブリック等を組み合わせて使用して、
彼らのデザインの製品を実現させた事は、当時革新的だったと考えられます。

イームズ・オフィスに掲載中のプロフィールから、簡単に翻訳してまとめてみました。イームズ関係のRefference Bookは結構いろいろな種類が出版されているのですが、彼らのワークを網羅した本もありますので、是非ご覧になってみてはいかがでしょうか?英語版ですが、貴重なカラー写真も多く掲載されていて、非常に興味深いですヨ

このブログのブックマークから、コージーアンティークのサイトにリンクしていますので、是非ごらんになってくださいネ~。それでは・・・。

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コメント
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