コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

フランシスカンその2

2007-08-11 02:25:24 | アンティークディーラーのお勉強
本日は、昨日に引き続き、FRANCISCANフランシスカンについての2回目です。

「Metropolitan Line メトロポリタン・ライン (製造1940年~)」
この型は、1940年にモリス・サンダース(Morris B. Sanders)がデザインしたものです。1940年のメトロポリタン美術館のコンテンポラリーアメリカン工業美術展に出展する為に作られました。アメリカではこの時期辺りから、それまでの丸い形の食器ではなく、斬新な形をした食器が現われはじめました。四角を基調としたデザインのメトロポリタンは、その新しい時代を象徴する食器です。アール・デコ様式が印象的なこのラインは、2トーンカラーで展開されました。そして後にこの型を使って、ティエンポ(Tiempo)、トリオ(Trio)の2つのパターンが製造されました。

+Metropolitan メトロポリタン (製造1940年~)
四角い形に耳のような取っ手、2トーンカラーのこのシリーズは、シンプルなのに独特の雰囲気で目を引きます。大人のアートといった感じが漂うこのシリーズは、以下の色の組合せで展開されました。
アイボリー×コーラル(マット フィニッシュ)
アイボリー×グレー(マット フィニッシュ)
アイボリー×ターコイス(グロス フィニッシュ)
アイボリー×アイボリー(グロス フィニッシュ)
アイボリー×イエロー(グロス フィニッシュ)
アイボリー×チョコレート ブラウン
アイボリー×モーヴ
※チョコレート ブラウンとモーヴは1942年に新たに加えられた色です。

+Tiempo ティエンポ (製造1949年~1954年)
メトロポリタンの型をそのまま使い、単色展開したのがこのティエンポです。単色使いの為、メトロポリタンよりもカジュアルで、モダンな雰囲気があります。5年という短い期間しか製造されなかった為、少々手に入りにくくなっています。ティエンポは、色の名前も面白く以下の8色で展開されました。
Mustard(からし色)
Leaf(深緑)
Pebble(うす茶、ベージュ)
Salt(白)
Hot Chocolate(茶)
Stone(グレー)
Sprout(若草色)
Copper(レンガ色、赤茶)

+Trio トリオ (製造1954年~1958年)
ティエンポに続いて製造されたこのトリオは、メトロポリタンの型を基調にして、カップやピッチャー等の取っての部分を、耳のような形からDシェイプに変えて、柄を付けたものです。うすいグレーの小斑点が入っているオフホワイト地に、細い線で3種類の花が描かれています。この絵柄は、イクリプス・ラインをデザインしたジョージ・ジェームスの妻、エスタ・ジェームス(Esta James)がデザインしたものです。

メトロポリタン・ラインは、昨日のイクリプス・ラインほど見かけることはアンティークショップを回っても見かけることは少ないと思います。(←私も持っていません・・・。)
やはり、市場での出回っている数やその人気からしても、イクリプス・ラインのスターバーストがダントツの一番ではないかと思います。(何しろ桁違い
人気・価格共に急上昇中ですので、お求めの方は急がれた方がいいかもしれませんネ。オアシスも個人的には一押しで~す!!

P.S.車のお掃除をしてからちょっとは人前でも恥ずかしくなくなりました・・・そうそう、そろそろオイル交換の時期だなぁ・・・

今日のフェニックス:もちろん最高気温44度予想って・・・


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