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「いいね」を失うフェイスブック

2013-07-25 | ラジオ
CIA・アメリカ中央情報局の元職員エドワード・スノーデン氏が暴露したことで、アメリカ当局による個人情報の監視活動が発覚した。これを受け、ソーシャルネットワークの利用者が減少している。
フェイスブックではページを削除する利用者が増え、いわゆる友達が削除すると、それに続いたアカウントを削除する利用者が増えるという、連鎖反応が起こっている。しかしフェイスブックは、そのような傾向があることを公表してはいない。一方で独立系の専門家たちは、フェイスフックの利用者が今後、激減するとの確信を示している。

フェイスブックにアカウント持っているユーザーは、ネットオタクだと言われた時代もあったが、現在そのようなユーザーは、ネット依存者だと考えられている。
多くの専門家たちは、いわゆる生活を見せびらかしたい人たちは減少しているとの見方を表している。
ロシア社会院のメンバーで著名なブロガーのゼムリャンスキー氏は、スノーデン氏が暴露したスキャンダルも大きな影響を与えているとの見解を示し、次のように語っている。
「スノーデン氏が暴露した、アメリカ情報機関によるインターネットユーザーの監視に関する情報は、もちろん大きな影響を及ぼし、ソーシャルネットワークから退会する利用者が増えている。フェイスブックに関しては、一部の利用者が退会しているにすぎず、全体的には目立たない。しかし数字にした場合、数百万人のユーザーが利用を止めている。これは十分に大きな数だ」
著名なブロガーの発言だ。

フェイスブックは、利用者の減少についてコメントしてはおらず、具体的な利用者数も発表していない。フェイスブックはジャーナリストらからの質問に対し、膨大な数の若者を含む10億人以上のユーザーが、情報交換や交流のためにソーシャルネットワークを利用しているとの紋切り型の声明で答えた。
ですがアメリカのハイパージェフリーズの調査結果を見る限り、そのような肯定的な評価に対して、懐疑的な見方をせざるを得ない。
調査によりフェイスブックを利用している未成年者の割合が、最近1年間で33%から23%まで、10%減少したことが明らかになっている。

フェイスブックが危ない (文春新書)
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文藝春秋

7月13日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル