1010 Radio

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実効あるイラン制裁を求めるロシア

2010-03-04 | ラジオ
ロシアはイランに対する制裁は、いわゆる(?)たものであってはならない。
制裁をするのであれば核兵器の拡散防止体制強化に、はっきりと向けられたものでなくてはならないと考えている。
これは外務次官が述べたもので、外務次官はまた次のように続けた。
「我々はそれが国の目標や、その国の人々のあれやこれやの行動、或いは(?)に対する罰と解釈されるよな制裁に付いて述べることはしない。
イスラエルはイランの石油輸出の制限を、制裁に加えるよう強く主張しているが、核の拡散防止体制強化に関係する制裁のみ、継承されるべきだとロシアは考えている。

ロシア政府は常に、イランの核プログラムに関連して生じる問題は、対話を通じて解決すべきであり、出来る限りイラン側と共同行動すべきだと主張してきたし、今も主張している」
外務次官この様に述べている。

ロシアのこうした立場に付いて東洋学者は、ロシアの声からのインタビューに対し次のように話している。
「ロシア指導部がロシアとの国境近くにある、イランが核兵器を保有する可能性があることに対して、注意深く接していることはよく知られている。
またイランがそうした道を突き進むことを、想定することが出来るかもしれない。
また自国の核プログラムを先へと進めないように(?)出来るかも知れないという(?)に付いて言うならば、ロシア指導部はイランの石油輸出制限と言った厳しい措置を取ることには反対だ。
実際、一連の制裁が存在しており、それらが適用された場合、事実上イラン国民を罰することになるだろう。
そうではなく、もっと実りある他の方法もあると思う。
核兵器の拡散防止体制(?)に向けられたような制裁の方法だ。
つまりより対象を絞った、その課題がイランの核プログラムを制限させることにあるようなものだ。
原則として制裁は、しばしば実りを齎すには程遠いものになってしまうものだ。
実際に機能するような制裁を選ぶ能力こそ、プロの外交術と言えるものだろう。
イラン当局はある声明を出しても、その数日後には立場を変えてしまう交渉相手として手強い存在だ。しかし相手がどんなに手強くとも、イランとの交渉は続けなくてはならない。
現在の状況から抜け出す妥当な方法は他には無いのだ」
東洋学者は、このような意見を述べている。

そうした一方でロシア政府はイラン政府に対する制裁を含んだ、国連安全保障理事会の新しい決議案作成を始めることに付いて、その可能性を排除してはいない。
ロシア外務省報道官もそう述べており、また報道官は世界共同体がイランの核プログラムが、平和目的のものであるということを、納得できるようにすることが重要であると強調している。

(?)は音声が途切れて聴き取れない

2月17日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル