1010 Radio

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住友商事とロシアのズベルバンクがエコロジー分野で協力

2010-03-25 | ラジオ
日本の住友商事とロシアのズベルバンク・貯蓄銀行は、エコロジー及び省エネ技術プロジェクト実現における、協力に関する覚書に調印した。

こうした共同行動の結果、得られる利益は環境保護やより効率よくエネルギー資源を利用する技術に関連した目的に向けられる。

住友商事とズベルバンク協力の枠内では、特に二酸化炭素排出量の割り当て余剰分を、住友商事がズベルバンクと契約のあるロシア企業から買い付けることも計画されている。

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する
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武田 邦彦
幻冬舎


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3月24日放送 ロシアの声・ニュース

ソ連憲法第6条が廃棄されてから20年(2)

2010-03-25 | ラジオ
この出来事に付いて政治学者たちは様々な意見を持っている。
政策基金の総裁は次のような意見を示している。
「現在あの出来事から20年という歳月が経った高見から眺めるならば、当全のようにあの出来事はソ連の歴史において、大きな役割は演じなかった、そういうことが出来るだろう。
何故なら第6条が廃棄された、あのときまでにソ連共産党はすでにソ連社会を方向付ける勢力では無くなっていたからだ。
そればかりではなく、この条項があっても無くても国におけるソ連共産党の役割は決して変わらなかった。
ソ連共産党の主導的また先導的役割に関する条項が、初めて現れたのは1977年の憲法だった。
それは1917年から国を事実上、指導してきた共産党の言ってみれば邪魔にはなるものではなかった。
それ故1990年の出来事は当時の人々が想像していたよりも、その意味は遥かに小さなものだった」
総裁はこのように指摘している。

また別の政治学者は次のような意見を述べている。
「ソ連大統領というポストが作られたのは、まさにゴルバチョフ氏らしい決定だった。
これは彼の政治手法だ。
これは言うまでもなく革命的な決定ではあるが、一方で中途半端なものでもあった。
革命的というのは大統領ポストの導入によって、権力の形がかなり変化してしまったからで、党の勢力は権力というものは小さくなり、そうでない一般の権力は大きくなった。
中途半端だというのはなぜかというと、つまり大統領は国民全ての直接選挙ではなく人民代議員たちによって選ばれるものだったからだ。
ですからゴルバチョフ大統領の正当性には疑問の余地があった。
特にロシアをはじめ国民によって直接選ばれた、ソ連邦構成共和国各国で新しい大統領が誕生し始めると、その正当性はさらに疑わしいものとなっていた。
この正当性の違いが1991年8月に発生した事件に影響を与えたと思う」
政治学者はこのような意見を述べている。

まさにあのとき1991年の8月、書記長を筆頭とするソ連邦共産党の先導的な役割という進路を、その政治システムから抜かれてしまったソ連邦は事実上崩壊したのだ。

ロシアとソ連邦 (講談社学術文庫)

外川 継男
講談社


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3月14日放送 ロシアの声・週刊ラジオ展望