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ドル、ユーロ依存から離れるCIS諸国

2010-03-27 | ラジオ
CIS独立国家共同体諸国は商品やサービスの相互決済の際に、ドルやユーロを使わず自国通貨の使用に移行する可能性が在る。
そうなればCIS諸国は貿易取引を通じての収益が上がるだけでなく、統一財政金融空間形成に向けて、さらなる一歩を記すことになるだろう。

3月10、11日の二日間、CIS諸国の専門家達はモスクワで、こうした相互決済が極めて近い将来、実際に可能かどうかに付いて意見交換する。
ドルやユーロでの決済は、これらの通貨が自国通貨でない国々にとって高くつくばかりではなく不便だ。
例えば今回の金融危機を例にとれば、アメリカドルが総崩れとなり、それに引きずられてドルに頼っていたアメリカ以外の国々の経済も打撃を受けた。
その後ユーロがぐらつき、国際市場での危険な急落を呼んだわけだ。

そうした条件下では相互行動の、新たな経済原則の作成に着手することが望まれるだけでなく、文字通り必要不可欠となっている。

ロシア市場問題研究所副所長も、同じ考えを持っている。
「私達は今の状況においては、ドルもまたユーロも自国経済を結びつけることが出来る、つまり託すことの出来るような見返りではないことだ。
ユーロもドルも根拠なく上がったり下がったりだ。
我々CISの国々はそうしたプロセスに、影響を与えることが出来ない」
副所長はこのように指摘した。

一方ドルやユーロの否定的なボートの揺れ、埠頭から自分達が危なくないようにするためには、地域通貨の可能性をもっと完全に利用すれば(?)ではないかという考えがあるだろう。
(?)もしCISの(電波が弱くなり全く聴き取れず)
一方で(?)不安定な通貨への依存度は下がることになるし、他方で通貨の安定から身を守るために(?)、いわゆる保険料といったものを減らすことが出来る。
「現在CIS間の決済に、私達は全く私達が生産する製品の価格制定に参加していない、第三国の通貨を使わなくてはならない。先ず買わなくてはならない。
そしてその後また出費を(?)するために、もう一度その通貨を売らなくてはならないのだ」
ロシア市場問題研究所副所長は述べている。

CISの国々にとって国家間の決済でCISの通貨、特にこの圏内で最も安定した通貨であるロシアルーブルを幅広く使うべきであることは明らかだろう。
まして現実はCIS諸国が統一通貨形成を、受け入れるべき方向に向かわせることになると思う。
多くの点でロシア、ベラルーシ、カザフスタンの関税同盟創設、そして2012年にこの3ヶ国の領土内に統一経済圏が形作られる計画があることも、それを促すと予想される。
ロシア、ベラルーシ、カザフスタンを除く、CISのその他加盟諸国も経済的な統一に、すでに関心を示し始めた。
経済統合が完全に機能するようになれば、CISの残りの国々も、そこから得られる特典に無関心ではいられなくなることは明らかだろう。

(?)は電波が弱くなり聴き取れない。

ドル終焉 -グローバル恐慌は、ドルの最後の舞台となる!

浜 矩子
ビジネス社


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3月10日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル