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中国空母の特色によせて(2)

2010-03-17 | ラジオ
何よりも国債エネルギー問題の管理が話題となっている。
中国は必要とする原油の殆どを中東から輸入している。
よって石油タンカーへの随行や海の上で、国際的存在となることが必要とされている。
この要求は中国自身も遭遇した海賊問題の関連で強まった。
中国にとって炭化水素を運ぶ航路は管理する重要性のほうが、台湾海峡の安全確保のために空母を建設するよりも大きな意味を持つのだ」
ロシア極東研究所所長は、この様に述べている。

恐らく空母建設は名誉の問題、つまり中国の古い言葉にあるように「対面を保つ」という意味もあるのではないだろうか。
続けてロシア極東研究所所長は、次のように発言している。
「それはもちろんだ。中国は現在、他の国をリードする国々と共に全体的な国力を威嚇される、国際的に責任のある大国であると自国を見なしている。
もちろんこれは戦略的軍事力の上での、国力を比較した場合ということであり、こうした軍事力のなかでは海軍の構成が、どうなっているかということは非常に重要だ。

一般向けの演説で軍事戦略分野における、中国の第一人者の一人、海軍少将は中国の海軍が他の国と比べて遅れていることに注意を向けた。
海軍少将によると中国海軍は世界で第8番目だ。
特に1万トン以上の排水量を持つ大型船でアメリカ、ロシア、イギリスそしてインドにも遅れを取っている。
潜水艦に付いては中国は第5位、ここでは原子力潜水艦での遅れが目立っている。
巨大空母建設は海軍の軍事力を強化し、世界を率いるほかの大国との断絶を縮める試みなのだ。
中国は国際的大国なのだから自動的に、世界を支える機構を持つ権利があると考えているのだ。
領土拡張政策ではなく、世界を支える組織を持つ権利があると考えているのだ」
ロシア極東研究所所長は、この様に語っている。

(???)は不明瞭な発音で聴き取れない。

中国が空母をもつ日 (江畑謙介の戦争戦略論)

江畑 謙介
徳間書店


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3月11日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル