森林

森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。

たぶのき

2007年02月14日 | Weblog
くすのき科の「たぶのき」です。横向きに太い腕をのばして
大きくなる樹形です。(2005.7.19)
そもそも、小生が森林に興味を持ったのがこの樹のおかげです。
毎日、このこんもりした樹を見てなんという樹だろう、
どこかの会社のコマーシャルソングではありませんが、
「このきなんのき気になる樹」でした。なんじゃもんじゃの樹かな
とか。ある日めだたないこの樹の花をみて初めて名前が判明しました。
照葉樹林の典型的な陰樹で、山を自然のまま(ほったらかし)
にしておくと最後はこの樹がはびこる極相に遷移するそうです。
近所の鎮守の森には、落葉広葉樹のえのき、むくのきが、常緑広葉樹の
あかがし、たぶのきがあります。いづれも樹齢600年くらいです。

神の杜(もり) えのきむくのき たぶのきよ(遊仙)
先日(2007.1)、宅地造成のために、遂にこの「たぶのき」の
枝が伐られてしまいました。
伐採は免れましたが、長年親しんできた樹の形が変わったのには
ちょっぴり寂しさを憶えました。
実は、ムクドリ達の格好な餌になっていました。
最近の「たぶのき」
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ヒラタガイ

2007年02月13日 | Weblog
遂に海岸まできました。
岩場に張り付いている一枚貝です。
あわびのような形ですが、4cm位です。
平たいので「ヒラタガイ」なのでしょう。
葉山の海岸の岩場です。
こんな貝の名前をよく知っている
おじさんがいました。
「石畳貝」なんてのもありました。
生物の多様性は、ものすごいです。
穴の開いた石ころがごろごろしていました。
貝がお尻で擦ってあけるのだそうです。
お尻が鑢(やすり)のようになっているのだそうです。
一生かけて自分の家を作っています。

ヒラタガイ 岩の中に うづもれる(遊仙)

今高性能のデジカメを修理に出していますので、
写真が今市(いまいち)です。
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いそぎく

2007年02月13日 | Weblog
キク科の「イソギク」「磯菊」です。
黄色い花が咲きます。
葉っぱが縁取られているように見えるのは
毛が生えているからだそうです。
毛は乾燥を緩和するために生えていると
言われています。
三浦半島の「長者ヶ崎」で撮りました。
イソギクは、千葉県犬吠崎から静岡県まで
の海岸の植生と言われています。

イソギクの 砂の中に うづもれる(遊仙)

これも一種の防風植物のように見えます。

浜には、平地とは、また異なった植生があり、
これも観察するとおもしろいです。
三浦半島は海岸を散策すると「琥珀」を
見つけることがあるそうです。
近くに「琥珀」の地層があるそうです。
未だ見つけてはいませんがそのうちに。
岩手県の久慈だけではないようです。
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カジイチゴ

2007年02月12日 | Weblog
バラ科の「構苺」です。
「もみじいちご」は棘がありますが、この
「かじいちご」にはありません。
黄色い色の大粒のいちごの実がなります。
子安の里の農家の庭に植えてありました。

近づきて かじいちごの葉 触れにけり(遊仙)

とげはありません。
5裂の大きな葉っぱで高さは1m位です。
「構」の字は「かじのき」と言う木の名前です。
ここから、「かじいちご」の「かじ(構)」を
当てはめたようです。
実が熟する頃にまた参りたいです。

コメント (5)
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はまうど

2007年02月11日 | Weblog
せり科の「はまうど」です。
多分「はまうど」です。
茎を折って黄色い汁が出たら「あしたば」
です。
「あしたば」は2m以上になって、横須賀市の猿島にあるそうです。
「はまうど」は食べられないそうです。

クチクラの 「はまうど」の葉に 波寄する(遊仙)

子安の里へ入るところの久留和海岸です。
  
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ボタンボウフウ

2007年02月11日 | Weblog
セリ科の「ボタンボウフウ」です。
葉っぱが「牡丹」に似ています。
分厚い葉っぱです。
以前、「ハマウド」と間違えてしまいました。
これは、「ボタンボウフウ」です。
白い花が沢山咲きます。
海岸に生えています。
これは、葉山の御用邸の前の海岸です。
近くに香りの良い「ハマゴウ」の実が生っていました。

富士仰ぐ ボタンボウフウ 両陛下(遊仙)

観音崎自然博物館の「ボタンボウフウ」です。

同じく観音崎の「ボタンボウフウ」「牡丹防風」です。

観音崎の「ボタンボウフウ」です。

城ヶ島の「ボタンボウフウ」です。
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クレソン

2007年02月11日 | Weblog
アブラナ科の「クレソン」「オランダガラシ」
です。
都築区の水路にありました。
料理に添える野菜です。
日本のせりに比べて葉っぱが丸く大きいです。
これもやわらかい新芽の内がおいしいようです。
いつのころからか、セリよりもクレソンを
よく頂くようになりました。

クレソンの 水の中に うづもれる(遊仙)

沈水草です。
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フウリンブッソウゲ

2007年02月10日 | Weblog
アオイ科の「ふうりんぶっそうげ」「風鈴仏桑華」
です。ハイビスカスの仲間です。
鎌倉市大船フラワーセンターの温室の中です。
沖縄では生垣に咲いているそうです。
原産地は東アフリカのサンジバル島又はケニアモンバサ
だそうです。
どうみても、亜熱帯の植物という感じです。

ぶら下がる 熱き光の ぶっそうげ(遊仙)

見るからに熱くなりそうな華です。

赤い風鈴がぶら下がったようです。
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実生のイヌマキとモミ

2007年02月09日 | Weblog
最初がマキ科の「イヌマキ」の芽です。
赤紫色の花托の上に緑色の実がなります。
この実を植えたらこんな芽がでてきました。
もう一つは、松科のモミです。
大きな松ぼっくりの鱗片を
ほったらかしにしておいたら
このような芽が出てきました。
いずれも、親の葉っぱに似ています。

実生は、ある日突然、芽吹いてきます。
初めは何の植物だろうといぶかしくながめます。
「ああでもない、こうでもない、ああかもしれない、
こうかもしれない、そうでないかもしれない」と
考えて、ああそうだこれだ、と名前がきまります。

実生の名 迷い迷って 決まります(遊仙)

庭に、いろいろな種が捨ててあるので、別の意味で
楽しみです。今度はどんな芽がでるかと。

クリスマスツリーになる「モミ」です。
まだ樹高は2cmです。

「イヌマキ」の再掲です。

大人に成長したモミの葉です。(湘南平)実生ではありません。
先端が二つに分かれているところが特徴です。
葉は堅いので触ると痛いです。
イチイ科のカヤ(榧)は先端が二つに分かれていません。

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ヒマラヤスギ

2007年02月09日 | Weblog
松科の常緑針葉樹の「ヒマラヤスギ」です。
実(まつかさ)が大きく成長していました。
平べったい種の集合です。大きさは
10-15cmはあります。
スギという名前ですが、本当は松です。
樹形は円錐形で、枝は上を向いた万歳形です。
クリスマスの飾りを沢山つけることができそうです。
東逗子の桜山団地内の公園にありました。
樹齢は20年くらいでしょう。
しかし、樹齢は、その木の育った環境によって
太さがだいぶ異なるようで、見た目では
わからないそうです。
要するに植えた記録がないと樹齢は
判らないようです。
樹の誕生祝をするわけでも、年金を
支給するわけでもないので樹齢を知る
必要性が薄いということかもしれません。

ヒマラヤスギ 老いや茂れる 天高く(遊仙)

歌の文句にあったような。

ヒマラヤスギの実(球果)
まつぼっくりです。
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