まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

まいまい京都「御用達つらなる本願寺門前へ…」参加しました(2)

2011年11月02日 | 京都市下京区

土曜日(29日)、まいまい京都さんの「たんねる、京都の名店主!御用達つらなる本願寺門前へ~数珠屋町、仏具屋町、近代建築の傑作から戦国時代の和菓子まで~」に参加しました。京都の店主、主婦、学生、占い師、職人さん・・・などバラエティに富んだガイドさんといっしょに、京都をまいまい(京都弁:うろうろ)する「京都のまち歩き」ツアーです。

まずは、前ぶろぐで、集合から、亀屋陸奥さん、山本亀太郎商店さん、薫玉堂さん、本願寺伝道院(左下写真)をご紹介しました。続いて丸三仏壇店さんです。昭和20年創業の仏壇やさんで、創業者の三浦浅治郎さんのお父様は、新潟県のお寺の長男、お母様は神主の娘だったそうです。なんか不思議な組み合わせですが、神仏習合?9歳の時、家庭の事情で京都の親戚の塗師に預けられ、やがて仏壇の彫師へ丁稚奉公、そして仏壇店を始められます。

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現在、世の中に流通しているお仏壇の8割は中国製だそうです。これにはびっくり。(@Д@:)が・・・丸三仏壇店さんのお仏壇は、国産の京仏壇のみです。多少値ははっても、職人さんによって丁寧に仕上げられたお仏壇は、古くなっても修復も可能です。【左下写真】京仏壇もいろいろなサイズ、デザインがあります。ところで、私の実家のある富山は、どの家も仏壇が大きいです。押入れ1つ分が当たり前です。京都へ嫁いできて仏壇を見た時、なにこれ、と、小ささに驚きました。実家のは業務用両開き冷蔵庫ぐらい、嫁ぎ先は単身用冷蔵庫ぐらいです。(でも、京都では大きい方らしい)まぁ、大きければ良いというものでもないですが、さすが浄土真宗王国富山県~!【右下写真】お子様コーナーでくつろぐまじくん。ちょっとお疲れですかね。子どもにはあまり面白い話ではないかも。(^^;)

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続いて、美好園(びこうえん)茶舗さんです。明治5年(1872)の創業時から、本願寺御用達をつとめたお店です。都の茶道文化により育まれた抹茶を、気軽に1人でも多くの人々に味わって頂きたいという店主の思いから、店内に併設された奥の茶席では、坪庭を眺めながら抹茶とお菓子を味わえ、おいしく頂く楽しみ方も体験する事ができるそうです。おいしいお茶の煎れ方、習いたいです。どんな高級な茶葉も、煎れ方次第で全然味がちがいますからね~。適温を作るのが難しい…できれば自宅の茶器など持参して教えてほしいと願うのは私だけでしょうか?

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店内で、龍谷大学オリジナル宇治茶「雫」を一杯頂きました。きれいな緑色と甘味、お抹茶の香り・・・とってもおいしかったです。お土産に缶入り茶を買ってきました。(50g600円)ところで、私がお茶を頂いたテーブルは、なんと火鉢でした!・・・冬になると火鉢に鉄瓶をかけ、客を一服のお茶で迎えてくれるそうです。火鉢、いいなぁ・・・おまけに、最近火鉢に凝っている私、たっぷりの灰がうらやましい。(^m^)

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美好園茶舗さんを出て、再び堀川通りへ・・・【左下写真】本願寺の北東ににある、新選組の本陣があった太鼓楼です。本願寺は、長州との深い縁もあり幕府と対立していた長州藩士たちが何かにつけ本願寺を頼りにしていたため、新選組が、一石二鳥の効果を狙って、本願寺の中に本拠地を置いていました。太鼓楼の中には、その名の通り大きな太鼓が2つあり、以前は時を知らせていたそうです。また、1階部分が保育園として使われていたこともあるそうです。【右下写真】本願寺前の堀川・・・現在、水は流れていません。(地下を通っている)以前は水がたっぷり流れ、西陣での染色の色がそのまま流れてきたこともありました。また台風時などは水があふれ、歩道と川の区別がつかず、川に人や車が落ちるということもたびたびあったそうです。

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ツアーの締めくくりは、ガイドを務めていただいた宇佐美直秀さんが社長を務める宇佐美松鶴堂さんへ行きました。宇佐美松鶴堂さんは、天明年間に、本願寺専属の表具師として創業されました。ガイドの直秀さんは9代目になります。長い歴史の中では、戦後、マッカーサー司令官の勧告に基づき、文部省の事業として本願寺の壁画修理をされたことがあります。それを機に、数々の文化財修理も行っておられます。

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前々ぶろぐで、ご紹介した眺め・・・実は、宇佐美松鶴堂さんの屋上からの眺めです。東側には、先にご紹介した本願寺伝道院、エキゾチックな屋根が異彩を放っています。後ろの京都タワーがなければ、京都の景色とは思えません。西側は、本願寺の甍が気持ちよいほど望め、北は山並みがはっきり見えます。良い眺めです~。

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【左下写真】最後に、参加者全員で記念撮影をしました。コンパクトカメラなので、はっきり見えないので?載せてみました。サービスショットです。(^m^)【右下写真】ツアーの資料とお土産です。現在と昔の植柳(しょくりゅう)学区等の景色が楽しめるカレンダーもいただきました。植柳地区とは 、おおよそ大宮通りの西の端とし、東は新町通り、北は六条通、南は七条通りの範囲です。現在中心にあった植柳小学校は2年前に他校と併合されありません。今回のツアーに参加して、門前で本願寺の歴史とともに脈々と真摯に商う素敵で真摯な店主さんにお目にかかることができました。今までは、車窓から眺めるだけの場所でしたが、今度は本願寺参拝の際にゆっくり歩いてみようと思います。松風もお茶もおいしかったし、また買いにいかなくては!

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まいまい京都 http://www.maimai-kyoto.jp/

以前、まいまいさんのツアー、京都銭湯部と行く長者湯【前ぶろぐ】、北野界隈天神さんの門前でマイ弁当【前ぶろぐ】に参加しています。

【おまけ】ツアー終了後、龍谷ミュージアムのカフェでランチを頂きました。お野菜たっぷりの和風パスタ(700円)、黒ごまパンと京野菜のホットサンド(600円)です。ランチセットにするとドリンクとサラダが付きます。

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パスタには刻んだしば漬けが使われていて、独特の香りがします。まじくんは美味しそうに食べていましたが・・・そのうち「あかん、大人の味や・・・」と、ちょっと残してしまいました。(^^;)

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ちょっと、お子ちゃまには理解できない深い味かも。(^m^)

龍谷ミュージアム http://museum.ryukoku.ac.jp/index.html