まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都の紅葉「東福寺・一華院」(11.11.24)

2011年11月24日 | 京都市東山区

今日は、午前中に東山の泉涌寺今熊野観音寺などを訪ねました。詳細は前ぶろぐにて。その後、少し歩いて「東福寺」を覗いてきました。紅葉の名所「通天橋」を眺める臥雲橋からの眺めです。どちらの橋の上も人がぎっしりでした。思ったより紅葉が進んでいました。(例年に比べれば遅いですけど)

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東福寺 http://www.tofukuji.jp/

その後、東福寺塔頭の「一華院(いっかいん)」へ行きました。「一華五葉を開き、結果自然に成る」・・・禅宗の初祖達磨大師が二祖の慧可に伝えたと言われるこの一句に由縁しています。そこで見た「気になる貼り紙」?

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普段は公開されていませんが、春と秋、お庭を見ながらお茶を頂けます。庭には緑が映える苔庭に、ひときわ伸びた枝をもつ松「依稀松(いきまつ)」があります。ありのままのその姿を鑑賞してこそこの松は簡清に輝かしく在るのだそうです。

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説法も、パンフレットも、見学もなく・・・お茶を頂いてひたすら庭を見るのみ・・生菓子はふわっとしておいしかったですが、お抹茶はもう少し濃いめが私好みでした。(^^;)

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受付では、今年新発売された京都産の紅茶が販売されていました。とてもおいしい紅茶です。(^^)さて、気になる貼り紙ですが・・・玄関から御堂に上がる階段に貼られていました。段が少し高いから気を付けてという心遣いのようですが・・・

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実は、ここのお抹茶セットは1,000円です。少し高いです。(^^;)去年は800円だったはず・・・

一華院 http://www.ikkain.com/


京都の紅葉「今熊野観音寺・戒光寺・即成院」(11.11.24)

2011年11月24日 | 京都市東山区

今日は東山の泉涌寺へ出かけました。詳細は前ぶろぐにて。その後、すぐそばの「今熊野観音寺」へ行きました。鳥居橋の周りのもみじはまだまだ色づいていませんが・・・境内はそろそろ見ごろを迎えます。

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ここは、泉涌寺の塔頭のひとつです。西国観音霊場15番札所などになっています。境内で甘酒などを頂くことができます。

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ここには特別授与品の枕カバーがあります。熊野詣が好きだった後白河法皇が、ここ今熊野観音寺へ願掛けすると枕元に立たれ病める頭に光明を差しかけ頭痛が治ったという話に由来します。昔は、枕持参で願掛けしていたそうなのですが、今は枕カバーになったそうです。実家の父母へお土産に買いました。効くかな?(800円)

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今熊野観音寺 http://www.kannon.jp/index.html  参拝自由  以前もご紹介しています。【08/11/19ぶろぐ

続いて「戒光寺(かいこうじ)」へ行きました。戒光寺は、泉涌寺の塔頭です。当山の創建は、鎌倉時代の安貞2年(1228)後堀河天皇の勅願所として猪熊八条の地に巨大な伽藍を持つ戒律復興の道場として建立され戒光律寺と呼ばれていました。 正保2年(1645)後水尾天皇の発願により泉涌寺の塔頭とされ現在に至ります。なお、応仁の乱の際に、本尊釈迦如来は兵火を逃れ仮に一条戻橋付近に移っていたため、現在も、猪熊八条と堀川一条に戒光寺町の名が残っています。

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ご本尊の御身代わり丈六釈迦如来は、台座まで入れると約10メートルもある大きな像です。本堂の外からはよくわからないので、堂内へあがり、ご本尊の前に座ると、その大きさに誰もが驚きの声を上げます。現在、特別に内陣参拝ができます。(500円)

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戒光寺 http://www.kaikouji.com/index.html 参拝自由

続いて「即成院(そくじょういん)」です。泉涌寺派の寺で、正暦3年(992)恵心僧都により伏見に建立された光明院を始まりとします。明治時代の廃佛毀釈で廃寺となり、本尊諸尊は本山である泉涌寺の仮堂に移されます。その後本寺である法安寺での合併、更に明治35年泉涌寺総門の現在の地で再興され、即成院と呼ばれるようになります。 

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本堂には、御本尊阿弥陀如来像を始め二十五菩薩座像が安置されており、境内には那須与一の墓と伝えられる石造宝塔があります。(本堂内部から奥へいきます)寺伝によれば与市は出陣する途中に病にかかった際、このお寺に籠り平癒し、屋島の戦いで戦功をたてたといわれます。晩年、出家しに庵をむすび、没したと伝えられています。

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与一の手洗い場があります。200円で専用石けんを買って、手を洗い清めると願いがかなうそうです。なお、ここの与一の墓への参道の苔、とってもきれいでした。いろんな種類があって興味深かったです。

即成院 http://www.gokurakujyoudo.org/index.html  参拝自由


京都の紅葉「泉涌寺・来迎院・悲田院」(11.11.24)

2011年11月24日 | 京都市東山区

今日は、午前中、東山の泉涌寺(せんにゅうじ)へ行ってきました。東福寺のひとつ北側のバス停の泉涌寺道で降りて、坂道の参道を10分ほど上がるとあります。

泉涌寺は、天平年間に弘法大師がこの地に庵を結んだ事に由来します。時を経て、宋の法式をとりいれた月輪大師がこの地に大伽藍を営み、寺地の一角より清水が湧き出たことにより、寺号を泉涌寺(せんにゅうじ)と改めました。この泉は今も湧き続けているそうです。仁治3年(1242)に四条天皇がこのお寺に葬られて以来、皇室とのゆかりが深く「御寺(みてら)」と呼ばれ親しまれています。(伽藍拝観料:500円)

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御座所の拝観もしました。(特別拝観料:300円)現在の御座所は、明治天皇によって御所内にあった御里御殿を移築したものです。玉座の間はもちろん、女官の 間など、御所内の様子がよくわかります。(京都御所の拝観は内部に入れないので、こちらで見るといいですね。)

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庭園の紅葉がとてもきれいでした。例年より1週間ほど遅いのではないかと思います。赤・黄・緑のコントラストがとても美しいです。

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泉涌寺 http://www.mitera.org/   以前もご紹介しています。【08/11/19ぶろぐ

その後、今熊神社への近道を通って・・・途中にある「来迎院(らいごういん)」へ寄りました。来迎院は泉涌寺派に属する仏教寺院でご本尊は阿弥陀如来です。寺伝によれば、空海(弘法大師)が大同元年(806)に唐で感得した荒神像を安置して来迎院を開創したとされています。弘法大師が独鈷を用いて掘られて湧水した名水「独鈷水」があります。

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大石良雄(内蔵助)が赤穂を退去後、外戚にあたる当時の来迎院長老を頼り、寺請証文を受け山科に居を構え、来迎院の檀家となっています。書院と茶席の含翆軒を設けており、元赤穂藩の同士と密議を行ったとも伝えられています。今でもお茶を頂くことができます。以前お邪魔した時、小泉元総理もここを訪ねられたという新聞記事が…飾られていました。(私の記憶が確かなら・・・)

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来迎院は参拝自由です。書院と茶席の含翆軒でお抹茶を頂けます。(500円)

その後、京都市内が一望できる「悲田院(ひでんいん)」へ・・・雲がたくさん出ていましたが、金閣寺の先、左大文字も見ることができました。

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悲田院はもともと仏教の思想にもとづいて設けられていた貧窮者や孤児の救済施設です。平安京には東西2ヶ所あったそうです。現在は泉涌寺の塔頭の一つです。参拝自由です。

続いて、今熊野神社をご紹介します。次のぶろぐにて。