まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都祇園祭「山鉾巡行」を見てきました。(3)

2009年07月21日 | 京都の祭

P1080029前ぶろぐの続きです)菊水鉾まで見て、さすがに沿道で立って見るのも疲れてきました。今思えば、よく昨年全部見たなぁ・・・なんて思いつつ、携帯の椅子とかシートとか持参しなくちゃと毎年思うけど、忘れるのよねぇ。(^^;)ガードレールを超えて、道路に直接腰をかけている方もいらっしゃいますが、多少勇気がいるし・・・。

とりあえず、辻回しを少しだけ見ようと、高島屋の前まで歩きました。スタート時は、全く進むことができなかったアーケード内も、10時を過ぎて、オープンしたお店もあり、ようやく人の流れもできてきました。でも、辻回しが見える場所は、相変わらず人だらけです。多少「人酔い」もしてきたので、なんとか脱出して、河原町通へぬけました。

通り沿いにある「上島珈琲」へ入り、外の様子を見ながら一服しました。お天気もあんまりよくないし、写真を撮ろうと思ってもほとんど雨除けシートがかかってるし、そのまま帰ろうかなぁと思いましたが、もう少しだけと再び烏丸通りで見始めました。

【21:放下鉾:ほうかぼこ】かつては、長刀鉾同様「生稚児」がのっていましたが、昭和4年以降、稚児人形に変わっています三光丸という名前で、鉾の上で稚児舞ができるようになっています。生きてる?っていうくらい上手に舞ってます。昨年ぶろぐでアップを撮っています。見送りのフクロウの絨毯「バグダッド」が目を引きます。(写真右下)

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【22:岩戸山:いわとやま】古事記、日本書紀に記される国生みと天岩戸の神話に由来します。山とはいえ、鉾と同じように車輪をつけた曳山で、鉾柱のかわりに、屋根に真松が立っています。外人さんの曳手も活躍してました。

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P1080044_2 【23:船鉾:ふねぼこ】日本書記の神功皇后の新羅出船を題材にしています。巡行のときには、皇后の神像に岩田帯をたくさん巻いています。お祭りの後、妊婦さんに授与され安産のお守りとされています。たくさんある中で唯一、資料を見なくてもわかる形ですね。

【24:北観音山:きたかんのんやま】上り観音山ともいわれ、後の祭の先頭をいっていた曳山です。【その昔、巡行は、7月17日(前祭 山鉾20基)、7月24日(後祭 山9基)の2回にわかれてました。昭和41年に後祭が17日に合流しました】巡行時には、見送り(うしろの幕)の横から大きな柳の枝をさしています。正直、いつも船鉾あたりまで見ると疲れた、今度こそ帰ろうと思うのですが、まっすぐ進んでくる北観音山の行列がすごく格好いいのです。動画も撮ってきました。祇園囃子をお楽しみください。

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【25:橋弁慶山:はしべんけいやま】謡曲「橋弁慶」を題材にした山で、弁慶と牛若丸が五条の大橋で戦う姿をあらわしています。人形には永禄6年(1563)の銘がありますが・・・シートがかかって苦しそう(><) 【26:黒主山:くろぬしやま】謡曲「志賀」にちなんで、六歌仙のひとり、大伴黒主が桜の花を眺める姿をあらわしています。ここのちまきは、桜の花がついていて華やかです。・・・こっち向いてーっ!

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【27:鈴鹿山:すずかやま】伊勢の国鈴鹿山で道行く人を苦しめた悪鬼を退治した鈴鹿権現を、大長刀をもつ女人の姿であらわしています。【27:八幡山:やわたやま】町内に祀られている八幡宮山の上に勧請したもので、普段、八幡宮は町内会所の庭に祀られいます。金箔の祠は、天明年間(1781~)の銘があります。鳥居には左甚五郎の作といわれる、八幡社のシンボル2羽のハトが飾られています。

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【29:役行者山:えんのぎょうじゃやま】修験道の開祖、役行者が一言主神を使って葛城と大峰の間に石橋をかけたという伝説を題材にした山です。宵山の日の夕方には後まだ木が行われるそうです。

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【30:鯉山こいやま】竜門の滝を登った鯉は龍になるという中国伝説をもとにした「登竜門」を題材にした山です。鯉は左甚五郎の作といわれています。出世のお守り(登竜門守)が有名です。

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【31:淨妙山:じょうみょうやま】平家物語の宇治川の合戦を題材にした山です。治承4年(1180)宇治川の合戦に三井寺の僧兵筒井淨妙が橋桁を渡り、一番乗りをしようとすると、一来法師がその頭上を乗り越え先陣をとってしまったという話です。ひょいっと乗り越えた瞬間が飾られています。

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【32:南観音山:みなみかんのんやま】下り観音山ともよばれ、山鉾巡行の最後を行く曳山です。巡行の際には、諸病を防ぐといわれている柳の大枝を挿しています。携帯で動画を撮ってきました!どれも同じでは?と思いがちの祇園囃子ですが、実はそれぞれ少しづつ違うのだそうです。先の北観音山のお囃子と比べてみてください。

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P1080091_2河原町通で最後まで見終わると、御池通りへ行き一列に並ぶ姿を眺めるのもいいのですが、今年はここまでとしました。その後、祇園に用事があったので出かけ、御昼過ぎに四条烏丸まで戻りました。その時は、すでに長刀鉾が解体中でした。

以上、2009年の山鉾巡行でした。今年は、途中14~20番目の写真を撮ることができませんでした。一服していたため、すいません。(^^;)来年もがんばりまーす!

2008年は全部撮っています。