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まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都祇園祭「山鉾巡行」を見てきました。(1)

2009年07月19日 | 京都の祭

P1070980_2 一昨日、祇園祭の山鉾巡行を見てきました。昨年の巡行は、御池通りで、山鉾が来るのを待っていましたが、今年は「しめ縄切り」を見たい!と、まじくんの登校を見送った後、大急ぎで四条通まで行きました。地下鉄の四条駅へ着いたのは、8:55頃・・・9:00過ぎにはスタートするから、なんとか間に合うかと思い、ダッシュで地上へ出ると、すごい人!

道路を見ると、ちょうど歓声が上がり、先頭の長刀鉾(なぎなたぼこ)が動き始めた頃でした。長刀鉾を追い越して、しめ縄切りが行われる麩屋町まで行かなくては!と、気持は焦るものの、歩道は人だらけで思うように動けず。待ってる時はめちゃめちゃ遅く感じる鉾も、エンジン付いてる?って思うくらい早っ!(@Д@;)なんとか、人の波にもまれながら、長刀鉾に追い付き、追い越して先に行こうと思ったら・・・ピタッ!と停止!

その先にはしめ縄が!あと2メートルほど前に進めは、様子がバッチリ撮れるはず!と、思ったら、進めない、動けない。(T0T)写真を失敗したらショックだから、とりあえず、ビデオで様子を撮ろうと、ビデオを取り出したら、バッテリーがなーいっ!((((><))))私がショックをうけてる暇もなく、神事は進むんで、とりあえず、しめ縄切りの瞬間の写真だけ撮りました。(^^;)あと少しでいいから、前へ進めは稚児さんの姿も撮れたのに・・・。

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四条麩屋町に立てられた斎竹(いみだけ)に張られたしめ縄は、神域の境界を示し、巡行当日、稚児の手によってそのしめ縄を切り落とし、各山鉾は神域に進みます。長刀鉾には、生稚児 (生身の男の子、それ以外の鉾には稚児人形などが乗っています)が乗り、日本刀でしめ縄を切ります。私の位置からは、刀の先しか見えませんでしたが・・・実は、縄は1回目の振り落としでは切ることができず、2度目で切れたんです。1度目の時に、周囲からため息が漏れたときに、それを擁護する声があがり・・・なんだか、じーんときてしまいました。この日のために稚児さんは大変だったでしょうね。

今年の長刀鉾の稚児は、8歳の和菓子屋さんのご長男です。精神面はもちろん稚児家の経済面の負担(一説には2千万円とか・・・)が大きく、毎年、なり手を探すのに苦労するそうです。千年以上も続く古いお祭りですから、しきたりも多く大変です。13日に八坂神社で行われる神事より神の使いとなり巡行終了まで地面に足をつくこともできず、強力(ごうりき)とよばれる男性に担がれて移動するそうです。また、祇園祭は「男はんのお祭り」とも呼ばれ、女人禁制なので、神の使いとされる稚児のお世話は全員男性で、母親といえども見守るだけで、わが子に触れることもできない・・・考えただけでも大変そうです。(T0T)

もし、まじくんがなったら・・・って、頼まれることもないですね。(^^;)あ、でも、長刀鉾の生稚児はともかく、ほかの山鉾では稚児を一般募集しているところもあります。最近は、どこのお祭りでも継続するのは大変です。私の実家のある八尾町の風の盆でも、子供の踊り手を地域(旧町)以外からでも、貸りますからね。

・・・で、頑張っている御稚児さんの姿を見ようと思ったんですが・・・そのまま長刀鉾はどんどん進み、警備の方が「これから先への移動は一本南へ下がった通りからお進みください!」と言われ、結局そのまま、長刀鉾を見送って、そのまま次の山鉾を見ることにしました。お稚児さーん、がんばれー!

この先、つづきます。