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小池あきらさんのインタビュー東京民報より

2011-02-22 23:38:49 | 地域情報

告示まで1カ月余りにせまった都知事選挙に向け小池あきらさん(前参議院議員、医師)のインタビュー記事を東京民報が掲載しました。紹介します。

立候補の決意と反響はどうですかー

私自身、東京で生まれ育ち、現在も都民として都政が重大な問題を抱えていると感じていました。いま、政治への閉塞感が広がっていますが、″チェンジ・石原都政″を訴え、これを打ち破りたい。それが日本の政治を変えることにもつながります。民主党政権の体たらくに失望し、怒っている人たちに、本当の政権交代とはこういうものだと示すたたかいをしたいと思っています。

立候補表明にはどんな反響がありますかー

 驚いたという感想を、多くの人から聞きました。実際、私の出馬が報道された途端、いろいろな人の立候補の動きが伝えられ、都知事選が一気に動き出しました。私の表明がかなりの衝撃を与えて、先制パンチとなってすでに都政を動かしはじめていると思います。
 ツイッター(インターネットの簡易投稿サイト)でも、都知事選のことを書くと、たくさんの反応があります。頑張ってほしいとか、石原都政への怒りの声が大多数です。漫画表現規制の青少年健全育成条例に反対している出版やアニメの関係者からも、あの条例をやめさせてという反応が多く寄せられています。

都知事選の争点は何でしょうかー 

何といっても、石原都政の12年をどう見るか、どう転換するかという点です。この問題を正面から訴えられるのは私しかいません。
 特に、「何がぜいたくかといえば福祉」と福祉の切り捨てをして、巨大開発や税金の私物化を進めてきた石原都政から、「何か大切かといえば福祉」という″福祉都市・東京″への転換を掲げたいと思います。

 都民のアンケートでも、都政への期待は福祉・医療の充実がトップです。
 東京は、救急車を呼んでから搬送までの時間が50分もかかり、全国最悪です。日本で一番、医師や医療機関の数が多いのに、医療を受ける権利が奪われている。これはもう、政治の責任そのものです。
 都立病院つぶしをやめさせ、公的病院のネットワークを強化して、命を守る東京をつくる必要があります。医療費や保育料、教育費の無償化にも東京から踏み出していきたいと思います。

ほかには、どういう点を重視して訴えますかー

貧困をなくしていくことも、正面から訴えていきたいテーマです。
東京には雇用破壊や非正規雇用の広がりなどの被害が一番出ています。新卒者の就職超氷河期の問題でも、大学新卒者の4人に1人、約20万人は東京に集中しています。

知事が貧困なくす先頭にー

石原知事も施政方針演説で就職支援などを掲げていますが、説明会を都が開くことくらいしかいっていません。企業に雇用責任を果たさせるなど、雇用の安定と仕事づくりの先頭に知事が立つことを訴えます。

また、中小企業が東京の経済の主役です。新銀行東京のような役に立たない施策に1400億円もの税金をつぎこむのではなく、住宅リフォーム制度や耐震改修補助を都として広げたり、商店街や町工場への直接支援など、地域の中小企業に仕事がまわり、みんなに喜ばれる施策が大切です。

都政は多くの課題を抱えていますー

教育では、私の子どもも競争教育や小中一貫の進んだ品川区の小学校に通っています。ゆきすぎた競争主義や管理統制で東京の教育がゆがめられ、子どもたちの未来にも影を落としています。これを取り払い、全国で一番遅れている少人数学級化を急ピッチで進めていきたいと思います。
 環境都市東京をつくることも訴えたい点です。温室効果ガスの削減など、世界の先進都市になる施策を進めます。
 都の予算は一般会計で6兆2千億円で、特別会計を合わせて12兆円あります。ロシアの国家予算の半分、韓国の国家予算に匹敵します。この力が都民の方向に向けば、大きな力が発揮できます。

 財源で切り込むべきことは、はっきりしています。破たんが明らかな新銀行東京の撤退など無駄遣いをなくし、築地市場の移転中止と現在地再整備、1メートル1億円の外環道建設中止など巨大開発を見直すことです。
 都には、すでに招致に失敗しているオリンピックのための基金4千億円をはじめ、都民のために使える基金が1兆円あります。これらを使えば、都民の暮らしを支える仕事はいくらでもできます。

私自身、国会議員の12年間でいろんなことを取り上げ、政府を追及してきました。それが住民運動につながり、実現してきたことも
多くあります。国保の保険料引き下げを求める住民運動が全国に広がっているし、保育園のための国有地活用も私の質問がきっかけ
で進みました。国会で追及してきたことを、今度は行政の立場で実現していきたい。ワクワクするような仕事だと思っています。