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あだち若者サポートステーション「東京地方自治研究集会」で報告

2010-11-03 23:07:25 | 労働・雇用
若者の雇用が深刻化するなか、足立区の青年雇用対策が注目されています。本日、東京地方自治研究集会で私、針谷みきおが区議団を代表して、「あだち若者サポートステーション」などの雇用対策を報告しました。



「就職力アップ企業面接集中プログラム」は社会人の基礎力向上や面接対策などの集中セミナー(3日間)と合同企業面接会をセットにした施策で、23区では先進的な取り組みです。
 今年、3月に高校・大学を卒業しても就職が決まっていない人や派遣やアルバイトなどの非正規の人(40歳未満)の正社員としての就職を後押しするもので、無料で受講できます。
 今年度から国の緊急雇用対策を活用して事業を立ち上げ、今回で3回目。毎回、10社が参加し、延べ100名が面接、就職に結びついて人は12人で、うち6名が区内在住でした。



 「意欲があってもうまくいかない人のために、受け皿を広くつくってあげたい」と区の担当者はいいます。
 共産党区議団は青年雇用対策として①ひきこもりの青年対策、②一人では就労に到達できない青年対策③正規雇用の拡大をめざした雇用機会の確保④就労している青年の劣悪な労働条件の改善ーの4点を視野に入れた総合的な施策が必要だとして、区にさまざまな提案をしてきました。当初、区は若者の雇用問題について「若者の意欲の問題」「雇用対策は国の仕事で区に権限はない」などとして消極的でした。しかし、区議団は青年雇用の深刻な実態を議会で繰り返し、取り上げ、自治体が果たす本来の役割から区の姿勢を追及するとともに、具体的な提案をするなかで区を動かしてきました。


「アル活セミナー」というほとんど就労の経験がない方を対象としたカリキュラムの風景

引きこもり・ニートなど社会復帰も支援

入谷在住の男性(24)は保健総合センターから紹介され、8月から足立区の「サポステ」に通い始めました。
 男性は中学1年のときに友人関係のトラブルから不登校に。「引きこもり」になり以来、10年あまり年に1、2回床屋に行くときぐらいにしか外出できなくなりました。
 男性は、自分のせいで仙台に住む祖母の見舞いに両親が行けなかったことを悔い「時間を無駄にさせてしまった、早く社会復帰して旅行させてあげたい」と話し、「当時はひとに会うことが怖く劣等感に押しつぶされそうだった。
 社会から落ちた人間に手をさしのべてくれた行政には感謝しているとのべています。