針谷みきおの一言 集まり処「はんの木」情報 

集まり処「はんの木」にてスマホ・パソコン教室3時間千円貸出中コカリナ教室など📱070-5458-6220へ

映画「ヒロシマナガサキ」

2010-02-27 23:31:59 | 平和・9条
北足立原水協で映画「ヒロシマナガサキ」を鑑賞しました。
14人の被爆者、原爆投下に関与した4人のアメリカ人の証言を軸に、貴重な記録映像や資料を交え、広島と長崎における原爆投下の真実に迫る。被爆者の想像を絶する苦悩と真正面から向き合い、25年の歳月かけて完成された渾身のドキュメンタリー映画です。



アカデミー賞ドキュメンタリー映画賞に輝いた映画監督スティーヴン・オカザキ(日系3世)が、広島、長崎への原爆投下から60余年を経た今、“原爆の被害に対する認識と関心を世界に呼び起こしたい”と、監督自身が日本で500人以上の人に会い、取材を重ねて2007年にアメリカ、日本と世界に話題をひろげました。



映画は渋谷の風景から始まり、町を行く若者達に1945年8月6日に何があったか、問いかけるが、誰も答えられません。
それだけ、原爆投下が忘れられているということを知らされます。
その後、第2次大戦に至るまでに日本とアメリカなど国家間に何が起きていたのかを、記録映像を使って描き出します。当時アメリカの目に映った日本の国家像、原爆投下に至る経緯、原爆投下、全面降伏を勝ち取ったアメリカの歓喜。そういう記録映像の間に、被爆した人々の当時の暮らし振り、被爆前後の状況、今に至るまでの道のりが、一人一人のインタビューを通して丁寧に描かれています。



はだしのゲンの作者「中沢啓治」さんが証言者の一人として登場します。
ある被爆者は、「人間はギリギリのときに、死ぬ勇気と生きる勇気と二つ並べられるんじゃないかなと。妹は残念ながら死ぬ勇気を選んだんですけど、私は生きる勇気を選びました」の言葉は胸に染み渡りました。
これ以上、書くとネタバレになってしまいますので、『映画「ヒロシマナガサキ」を長く広める会』がホームページをつくっていますので紹介します。ぜひ、若い世代の人に見てもらいたい映画です。DVDは2940円で購入できます。
http://www.ant-hiroshima.org/~hn/index2.html