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特別支援教室の通級学級が足りない

2010-02-26 23:33:19 | 教育・子ども
日本共産党区議団は小池あきら参院議員と、上沼田小学校の通級指導学級を訪問、授業を見学し、関係者と懇談しました。
 この学級には、情緒が不安定になりがちで対人関係をつくることが困難な子どもたち40数人が、通常の学校に籍を置きながら週に1回ないし2回通ってきています。



小集団で自分の体の動きを思い通りにコントロールすることを学ぶ授業や、帰りの会でその日に学んだことを発表する子どもたちの様子を見学、一人ひとりの子どもの心の動きを観ながら、教師が集団で授業に取組んでいました。
副校長と学級担任5人の教師、区の教育相談センター所長らと懇談しました。

低学年から困難をかかえる子どもが増えている

教師らからは、いまの社会状況の反映もあり特別な支援を必要とする子どもが近年、低学年で急速に増えている実態が出されました。
足立区には小学校が72校ありますが通級学級はわずか3校(※江戸川区は9校に設置)にしか設置されていません。
また日々、試行錯誤で実践を積み重ねている苦労も語られ、支援の体制が遅れていることが上げられました。

不足する通級学級ー72校中3校しかない

また、保護者が送り迎えしなければならない実態を踏まえ、「ここの学級が足立区の西部の20の小学校をカバーするんです」「せめて子どもたちが自分で通えるところに設置してほしいです」という声も寄せられました。区議団は現場の先生や保護者、そしてなによりも子どもの立場にたち、通級学級の増設のために力を尽くします。

通級学級とは・・・小学校・中学校の通常の学級に在籍し、言語障害(構音障害、言語発達遅滞、吃音症など)や難聴、情緒障害、弱視、肢体不自由、病弱などのある児童生徒を対象として、特別な場で特別な教育課程によって指導を受ける制度を指す。通常の学級での学習におおむね参加でき、一部特別な指導を必要とする程度。週1~2日程度、個別支援を受けるため通級します。