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沈まぬ太陽のモデル小倉寛太郎さん

2010-02-23 21:18:51 | Weblog
映画「沈まぬ太陽」の実際のモデルであった小倉寛太郎さんが「小倉寛太郎ー自然に生きて」という単行本を出版しました。といっても出版してから8年がたっています。
私は映画をみてからこの本に出会いましたので、紹介させていただきます。
小倉さんはまえがきで次のように語っています。



その「講演」と言いますか、わたしの話をまとめたのが、この本です。
 しかし、ここに収めた二つの「講演」そのものは、この世に存在しません。この本で初めて語る(書く?)ものです。と言うのは、これまでの「講演」はもとにしていますが、まったく新しくまとめ直したものだからです。
 まとめ直すにあたっては、主に、『沈まぬ太陽』がはじまる前のわたしの人生-ですから、小説に書かれていない時代という意味で、『沈まぬ太陽』のゼロ巻に相当するのでしょうか---を中心に語ったものと、『沈まぬ太陽』の部分も含めたわたしの人生そのものをとおして、いちばん言いたいテーマ(平和と働くこと=労働運動、そして自然・環境)で、自分の思い・考えを語ったもの、その二つを新「講演」にしています。



また、新「講演」の最後で語った、自然や地球環境との関わりで、わたしが四年前に雑誌に書いたエッセイも収録しました。これは、キリマンジャロ山の北側の麓近くにある、東アフリカ、ケニアのアンボセリの自然を書いたもので、人間の「文明」「開発」という大蛇から、かけがえのない自然環境と野生動物を守りたいという、この本のメッセージのIつと重なるものだと思っています。



 こうした自然・環境への思いは、冒頭に書いたようにケニアで、フラミンゴが群舞し、チーターが疾走するサバンナの風を感じ、遥かなる地平線が広がる大地に立つと、人が生きるとは何かを、包み込むように問いかけていてくれるような思いにつながっていきます。これが書名の「自然に生きて」の一つの由来です。
 
これ以上紹介するとネタバレになってしまいますので、ぜひ、本をお読み下さい。
「小倉寛太郎ー自然に生きて」新日本出版社 1500円
竹ノ塚 みどり書店で扱っています。03-3884-0955