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遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



朝は高原の清々しい空氣だった。突然  蓼科牧場に行きたくなって車を走らせると早春の緑の中からウグイスの声 道沿いに車を停め 袋を手に歩いている人はワラビを摘んでいるのだった。

蓼科山の山稜には雪がまだのこっている。やがて第二牧場  もーもーカフェでソフトクリームをいただくーーーとっても美味しい。オーナーさんが やっと高原らしくなりました。暑かったり寒かったり、おかしな天気でーーーとおっしゃる。

わたしは娘を伴い鳴石の看板に惹かれて 森へつづく小道をあるいた。薄紫のスミレがヒトムラフタムラ 木漏れ日に耀きかぜに揺れながら群れ咲いている。思わず 菫の花咲く頃を口ずさんだ。

すぐとその磐座は見えた。アワビのようなカタチ  ふたつの石を重ねている。パワーを感じる。左に苔むす岩  そちらに向かうと突然微かな芳香  この匂い覚えがある。迷子になって分け入ったやはり長野の何処か   岩があった。周囲を見回したが花の気配は無かった。

この磐座はお山に向かっているのか 蓼しなのお山の神様への祭祀あとなのか   看板にはそのようなことが書いてある。昔風が吹くと石は鳴り天気が崩れたという。磐座を削ろうとした大工にふりそそいだという火は蓼しな山の噴火を意味するのだろうかーーー

 けれども  パワーを強く、感じる方向はちょっと違うのである。方位磁石を持ってくればよかった。

 

そのあと  古代の溝の跡とかかぎ引き岩とか探したが見つからなかった。ヤマトのした仕事のような気はしなかった。私の思い込みで学者さんのおっしゃることがー正しいのだろうけど。女神湖はしんと静かだった。水芭蕉が一輪だけ咲いていた   これから一斉に花開くだろう。桜草のピンクが目に染みた。

陶房カフェでランチを食した。スープは美味  珈琲も香り高かった。だがキッシュは小麦粉の固まり と湿った中身 ぱんに添えられたのはマーガリン。サラダに水菜はオキマリのカフェごはん。

 

長のはうつくしい。わたしは何度か永住したいとおもった。だが躊躇してしまうのは

ケムトレイルの撒布の多さである。今日も空は白くにごっていた。もーもーカフェのマダム それから農産物屋のおかみさんの言うように 長野の天気はおかしい。今日も真夏の暑さ ケムトレイルの温室効果と思われる。

いつも空からなにかが振り続けている。山に積もり 野に 川に わたしたちの体内に降り積もる。



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