みなさま お元気ですか? 一昨日 鹿島神宮に参拝しました。九つの橋をわたり 川に沿い、川を渡り....。......水の神 川の神 滝の神である瀬織津姫が道中を守ってくださるような気がしました。神田 姥神 神宮寺 神棲など神のつく地を通ってゆきました。そこで感じたことをおはなしします。
鹿島神宮の森は太古の森の片鱗を感じさせてくれました。娘が「コダマがいる!」と叫んだほどです。このあいだ パワースポットについて 茨城は縄文のエネルギーがつよいところである パワースポットとは一に大地の力の強いところと書きました。(ある方は活断層とかかわりがある...といいます。)参道をはずれ森のなかを歩くと”要石”があります。香取神宮とおなじく地震を起す大なまずを抑えているどそうです。
そこから150Mくらい反対方向に戻ると奥宮があります。この奥宮に向かう途中...尋常でない強いパワーを感じて行ってみると......大木がありました。......ことばもありません....胸がたかなり 涙が溢れるばかり。
山砂が敷き詰められた素晴らしい参道は午後の陽が射し込み光の道となっておりました。参道を戻る途中、左手熱田社(ご祭神:スサノオノミコト・クシイナダヒメ)に強いパワーを感じました。そしてある場所でそこはちいさな空き地のようになっているのですが、強いパワーを感じました。
本殿には入れないので 拝殿でご参拝しました。拝殿の右、朱の楼門近くご神木があって そこもパワーがありましたが、そのとき本殿を抱くように巨大な木が立っているのに気づきました。樹齢1200年といいます。そばには行けませんでした。
そうだ....一言主神社も拝殿のすぐ背後に素晴らしい木があった......そこで 大宮氷川神社参拝の折 アラハバキ神のパワーを感じたときから考えていた ミシャクジ神 シャクジ神のことに思い至りました。ミシャクジ神は、タケミナカタノカミがタケミカヅチノカミに負けて(古事記の国ゆずり)諏訪に逃げ諏訪神社のご祭神になる以前に諏訪(縄文の力が強い地)で尊崇されていた縄文の神、ナゾの神です。今でも日本中にシャクジ神の痕跡があったり 祀られたり(ことに諏訪 出雲)しているようですが アラハバキ神とともにもっと調べて書きたいと思います。
後戸の神という概念があります。もともと敬われていた地の神のところにあとから新しい神がきて社ができる、そのとき前々からいらっしゃった神を後戸の神というのだそうです。
シャクジ神は石神・石棒とそのまわりを取り囲む木がセットになっている.....と中沢さんの精霊の王....に書いてあったと思います。
自然神。地の神=縄文の神→モノノベ系の神→アマテラス系の神
すこし乱暴ですが このように尊崇の対象がかわっても 古代の神の力はそこに残っている.....のでしょうか。わたしはもったいなくも本殿よりは摂社、末社。それより神社の”木”や”山”からパワーを感じることが多いのです。ご神木は後戸の神の謂れとかかわりがあるのでは....などと妄想はかぎりなくひろがります。
奥宮でひいたおみくじはわたしと娘が大吉、もうひとりの娘が吉でした。そしてもうひとつの発見がありました。 お札やお守り...についてわたしは今までほとんど気休めだと思っていたのです。けれども 夫のためにいただいたお札からわたしはパワーを感じました。ぎょっとして、娘たちがいただいた鹿島立ちのおまもりに手をちかづけてみると やはり強い気が....。値段とは関係ないようです。ほんとうにびっくりしました。車の座席に触れないように不浄にふれないよいうにたいせつに持ちかえりました。
最後になりましたが 神社にご参拝の折 お時間があるときは 摂社・末社にもご参拝いただけたら.....と思います。もともと祀られていた神さま 力ある神さまがちいさなお社に祀られていらっしゃいます。高房社 ほか パワーのあるちいさなお社が鹿島神宮にもありました。次回 ふたたび鹿島神宮に詣で 御手洗池にいきたい それから東国三社のうち残った息棲神社のご参拝をさせていただきたいと思います。
付記
①東国三社のうち鹿島神宮のご祭神はタケミカズチノカミ 香取神宮のご祭神はフツヌシノカミ オオクニヌシノカミに国ゆずりを(力で)迫った アマテラス系の神さまです。しかし その前はモノノベ系の神さまが祀られていたのではという説があります。
②鹿島神宮と富士山を結ぶ線上に皇居があります。皇居もパワースポットだそうですがわたしは行ったことがありません。
③鹿島神宮 高房社に祀られているのはタケハヅチノカミ 立て札に「本社参拝の前に詣でるのが古例」と書かれています。なぜでしょうね?
オオクニヌシはじめ出雲(縄文の力つよい地)の神さまがアマテラスに屈したあとも果敢に戦いをつづけた星の神、甕星香香背男(ミカボシカガセオ)を策を用いて破った神です。大甕神社に祀られています。大甕神社はミカボシカガセオが変じたという石の上に建てられています。
鹿島神宮の御祭神・タケミカヅチノカミと香取神宮の御祭神、フツヌシノカミがふたりあわせてもミカボシカガセオに勝てなかったのです。どんな勇敢な神だったのでしょう。美々しい男神を連想するのはわたしだけ.....
こうしてみると 一昨年の青森の旅、出雲の旅 おなじように引き寄せられるようにつづけている茨城の旅.....は縄文をさぐる旅であったようです。このあとはどこか 見えてきますね。そうです 諏訪 長野 つつじの娘の地 この夏行きたいなぁ。
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