リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

高齢者の運転免許証更新

2024年02月15日 | 日々の風の吹くまま
2月13日(火曜日)。🌤☀。今日はいい天気になりそう。朝方に少し冷え込んだのか、起きた時は公称2度で、ウォーキングに出かけた10時はまだ3度。ちょっと寒いかなと思ったけど、1丁半だけだからと部屋着のTシャツの上にカーディガンジャケットを着ただけ。ずっと止まったままだった正面入り口の下りエスカレーターの修理がやっと始まったようで、上り切ったところでちらっと見たら、一番上でぽっかり開いた大きな穴から何やら話し声。エスカレーターのステップは普通の階段より少し高いので、止まっている下りエスカレーターを歩いて降りると膝に負担がかかるから、動いているモール中央のが故障しないうちに直してよね。

ウォーキングの帰りに郵便箱を覗いたら何か薄っぺらいカードが1枚。よく見たら、あは、ワタシの運転免許証の更新だって。BC州の運転免許は5年間有効で誕生日に期限が切れるしくみ。それまでに州の保険公社であるICBCのオフィスに行って更新するわけだけど、いつも長い行列ができているのでへたをすると半日がかり。でも、コロナの間に予約制になったようで、期限が切れる6ヵ月前から予約できるらしい。早々と更新しても有効期限は5年後の誕生日までで変わりないそうだから、コンタクトレンズから眼鏡に切り替えたことでもあるし、来月にでも予約を入れようかな。ニューウェストミンスター市内にはICBCのオフィスがなくて、一番近いのは隣のバーナビー市のメトロタウンの巨大モールの中。でもあそこはいつ見ても長蛇の列なので、前回は待ち時間の短いバンクーバーのダウンタウンに行ったんだけど、予約制なら今回はそっちに行っても良さそうだな。

ワタシが運転免許を取ったのは45年前で、なぜか路上実地試験を通れなくて、パスしたのは教習所と試験地を変えて受けた6回目。平行駐車が苦手だったこともあるけど、試験官がわざとベテランでもやりにくい操作を指示した(今でいうパワハラかな)と思われる場面もあったな。若い頃はひとりで郊外のスーパーまで車を飛ばして買い出しに行っていたけど、運転そのものはあまり好きじゃなかったので、凍結肩になってギアシフトができなくなってからはもっぱらカレシにお任せ。オートマ車になった今でもよほどのことがない限りハンドルを握ることはないんだけど、州の健康保険が運転免許証とコンビになっていて、免許証の裏に健康保険番号が記載されているから、運転免許証としてより健康保険証としての機能が大事なわけ。ま、次回の更新前には80歳の運転適格(主に視力)検診があって、ワタシの視力からすると不適格になるかもしれないから、これで最後の免許更新になるんじゃないかな。免許を返上すると健康保険はBCIDという身分証明書に移行するから困らないし、その頃にはカレシも85歳で次(その後は2年ごと)の適格検診で免許返上ってことになるかもしれないし、日常生活は徒歩3分の圏内だし、(駐車場の2台分のスポットを他の住人に貸せばウーバーの料金をカバーできると皮算用して)今すでに20年落ちの超ポンコツになっている車を手放すかもしれない。まあ、今からシニアなりの長い目で先を読んでみるのも長生きのコツかもね。

それにしてもめったに運転しないせいで違反歴ゼロ、事故歴はずっと昔に最初の車を駐車場で柱にぶつけて尾灯を壊した1回だけの「優良ドライバー」。そうそう40年近くも前になるけど、クィーンエリザベス公園の外のカーブをのんきにぶっ飛ばしていたら、隣の車線に並んで来たパトカーのお巡りさんに「スローダウンっ」と怒鳴られて、反射的にブレーキをかけたら、そのお巡りさんは親指を立てて「グゥ~ッド」。パトカーはそのままスィ~っと走って行ってワタシは唖然と見送りというエピソードがあったな。カレシ曰く「止めて違反切符を切るのがめんどくさかったんだろ」。あはは、のどかな時代だったんだなあ。さて、午後には午後には青空がいっぱいで、雪が消えかけているコクィットラム山はとぼけたお猿の顔。その上で2つの雲が楽しそうに遊んでいたけど、4時前には山の上は雲ひとつない快晴。夕暮れ時が近づくとふわふわと浮かんでいた雲がみんなどっかへ消えてしまうのはどうしてなんだろう・・・?









つまり弥生系4分の3、縄文系4分の1を足して「私」

2024年02月14日 | 日々の風の吹くまま
2月12日(月曜日)。⛅🌤。ゆうべはずいぶん雨が降っていたけど、今日は明るい空模様。雲がどいてくれたら、あ、山には雪。お気に入りのゴリラ山(コクィットラム山)は何だか寝ぼけたような顔。どぉ~んとは降らなくて、それほど積もらなかったようではあるけど雪は雪。夏の飲み水なんだから。



今年は龍の年・・・

きのうはがしがしと家事をやっつけて、がしがしと脚本草稿に取り組んだので、今日はちょっとペースダウン。朝から手の指がこちこちで拳骨を作り難いので、解そうとしてひらひらと動かしまくっていると今度は手の甲まで痛くなって来る。右手の中指はへバーデン結節ができて初めている第1関節よりも第2関節の方が痛くて、こすって見るとここにも結節ができかけているような感触。ブシャール結節と言うやつかな。どっちも同じ機序でできて同じ症状が出るんだろうと思うけど、名前が違うところがおもしろい。何にしても握手だけは遠慮しとかないと、修羅場になっちゃいそう。ワタシは痛みをがまんするというよりは痛いのに慣れてしまう方なんだけど・・・。

もうひとつのメールアドレスに「お待たせしました」と言うメール。実は12月に自分へのクリスマスプレゼントのつもりでAncestry DNAというところからDNAサンプルの採集キットを買って、唾液のサンプルを1月の中頃に送り返して、分析結果を待っていたところ。世界で一番大きいDNA分析サービスだそうだけど、アジア人のDNAデータがどれくらい揃っているのかわからないので、興味半分と言ったところ。メールのリンクをクリックしたら、あは、ワタシのDNAは大半が日本人だけど、最大23%の割合で南西諸島(人)のDNA。やっぱりなあ。琉球列島を含めて九州から台湾まで続く南西諸島に特有の「日本人」とは異なるDNAと言うことなら、ばっちり「縄文人」じゃないの。ユーラシア大陸の古代東アジア人の集団から4万年前に分かれて独自の進化を経て、アジア南部の沿岸沿いのルートを辿って南西諸島に到達した集団が南方系の縄文人だとすれば、さらに精密に分析したら台湾からフィリピン、ポリネシアやミクロネシアの島々、東南アジアから果てはマダガスカルまで広がっているオーストロネシア語族系のDNAも見つかるかも。

分析結果を見て「やっぱり」となったのは、ワタシの遺伝子的ルーツは東南アジアじゃないかとずっと前から思っていたから。多民族都市のバンクーバー圏にいて一番よく聞かれた「出身地」がマレーシア(他にインドネシアとかフィリピンで日本は稀な方)で冗談に先祖が1万年前に住んでいたと答えていたし、クルーズで訪れたフィリピンの島々やボルネオやシンガポールで現地の人に(親戚を訪問しているのかとか)同胞と思われたことが何度もあったので、あっち系統のDNAの割合がかなり高いと言う結果は今まで漠然と感じていたことを肯定してくれた形。大雑把に言うと「4分の3弥生系日本人、4分の1縄文系日本人」という感じだけど、それを足して「ワタシ」と言うひとりの人間だし、雑種は強いと言われるし。まあ、人類はみんな雑種みたいなもんで、何とか人のDNAが100%なんて人はいないと思うけどね。地球(宇宙もだけど)そのものが悠久の宇宙時間で刻々と変化している生き物なんだから・・・


もう雪がなくなって来た・・・

グローバルテレビの交通情報ヘリ

夕日に染まったゴールデンイアーズ

今夜はちょっと冷えそうな夕焼けの色・・・

雨の日曜日は・・・

2024年02月13日 | 日々の風の吹くまま
2月11日(日曜日)。🌧☁🌧。朝から雨。ちょっと止んだと思うとまた雨。雨雲の中にすっぽり入ってしまうと、降っているのかどうかも五里霧中。今夜にはちょっとした大雨になるらしい。でも、凍結高度が1000メートルまで下がって来るそうなので、ほとんど雪が消えてしまった山の頂上近くでは雪が降りそうだから文句は言いっこなし。だって、メトロバンクーバーの水道は山に積もる雪が頼りなので、冬の間にどんと積もってくれないと深刻な水不足になるし、BC州は水力発電が90%を占めているから、発電所が水不足になったら猛暑が来ても冷房できないってことになりかねない。もっとも、降り過ぎると融雪洪水の心配が出て来るけど・・・

ま、朝起きてまずオードリーちゃんの入浴。葉が丸くなって細く見えるのは水不足の兆候だそうなので、ボウルにたっぷり水を入れて頭から逆さまにぼちゃん。そのまま朝ご飯を食べて、カレシの臨時のレッスンをやっている間にシーツ類の洗濯を始めて、ダスターと箒で掃除を始めて、レッスンが終わったら即オフィスの掃き掃除をして、掃除機をかけて、モップかけ。始めたのが早かったから11時には完了して、そのままウォーキングに行って来て、帰って来たらオードリーちゃんをお風呂から上げて、よく良く水切り。貝殻に差してデスクに戻したら、あら、もうランチの時間。オードリーちゃんは丸まっていた葉っぱを開いてご機嫌のようす・・・



午後一番に乾燥機から出して来たシーツでベッドメーキング。ポケットコイルのマットレスは厚くて重いので、シーツ類や毛布を重ねて行って、最後にベッドの横と足の方に垂れ下がる部分を全部をまとめてマットレスの下に押し込むのはものすごい力仕事で、関節が痛みっ放しの手が悲鳴を上げ、顔は大汗をかいて眼鏡がずり落ちて来るしで、ベッドひとつでもこうなのに、ホテルやクルーズ船で毎日毎日いくつものベッドをメーキングしている人たちに同情するやら尊敬するやら。汗をかいたところでシャワーをして、洗濯第2ラウンド。(洗い上がって乾燥機に移した後は雑巾やモップのパッドを入れて第3ラウンド。)脚本草稿に集中できそうにないので、晩ご飯まではググって回って序破急と起承転結と芝居の構成についてお勉強。こちこちの指の関節をほぐしながら、ワタシのパワーってまだまだ捨てたもんじゃないなあと自画自賛。あと2ヵ月とちょっとで76歳になるんだけど、てことは来年の誕生日は77歳。喜寿ってことだよね。ま、年相応ってのがよくわかってないおめでたいヒトなんで・・・

晩ご飯の後でやっとワタシ時間。雨が窓を叩く音を聞きながら、アクションの多い第2幕を突き進んで、残すところは最後の完結の場。がんばったじゃないの、ワタシ。このあともう一度手直しをしたら、ワークショップが始まるまでちょっとひと息つこう。今日は中国正月。俗にrain on someone’s parade(他人の楽しみや喜びに水を注す)と言う表現があるけど、チャイナタウンでのパレードには雨をものともしない人たちが大勢集まったそうな。今年は龍の年。ちゃっかり者の子年とは相性がいいそうだから、昇龍の背に乗っちゃおうかな。でも、戊子と甲辰はあまり相性が良くないらしいから、振り落とされちゃうかなあ。でも、相性という時はだいたいが男女の関係性のことを言ってるんじゃないのかな。だったら、甲辰は今年60歳か120歳の男性だけってことだから気にすることないや。(カレシは癸未のしし座だし。)ま、相性なんて異性でも同性でも会ってみないとわからない水物だから、元気な龍に出会ったら背中に飛び乗っちゃえ。

序破急?起承転結?新発見はエキサイティング

2024年02月12日 | 日々の風の吹くまま
2月10日(土曜日)。☁🌧。中国正月もスーパーボウル(とテイラー・スウィフト)も縁がないおかげで静かな土曜日。今日はウォーキングとランチと晩ご飯のしたく以外は何にもしないで、ひたすら脚本草稿と取っ組み合い。でも、場面ごとに舞台をイメージしながらやっていると、ミニマリストに近いステージでの具体的な場の切り替えが見えて来るのは、Arts Clubの舞台をかれこれ150本以上観て、舞台演劇のins and outs(裏表)をつまみ食いして来たおかげかな。小学校の頃からなぜか教室で机に座って前を見て先生の話を神妙に聞くと言う学び方が性に合わなくて、よく教科書をそぉ~っとめくって別のページを読んでいたワタシ。ぶっちゃけ、自分なりに読んで、見て、観察して、何ならワタシなりに考えてみて、ワタシなりにやってみて、頭の上で100ワット電球が点ってなぁるほどっというパターンで、大人になっても基本的にそのままで少しスピードアップしただけ。

とにかく、ストーリー展開のペースやテンポを考えながら舞台風景をイメージして、ひとつの長い「場」を2つに分割したり、台詞の長い会話を短い台詞のやりとりに変えたりしているうちに、一定のリズムを感じるようになったのは大きな収穫かな。全体の流れを掴むのに、何度か初めから読み返していたら、あはっ、「序破急」の流れになってるんじゃないのかなあ、これ。音楽でいうならソナタ形式というところかな。どっちも3段構成だけど、最近の舞台演劇はだいたい2幕構成が主流だから、第1幕を序と破、第2幕で急とやるか、逆に第1幕で序、第2幕で破と急で急転直下の大団円に導くか、それとも真ん中の破を幕間を挟んで2つに分けるか。普通4楽章ある交響曲だって、実際に聞いていると3段構成のような感じがするし、ふぅ~ん・・・

小説のような本は序破急(3幕構成)だろうが起承転結(4幕構成)だろうが、読者がしおりを挟んで閉じたらそこが「幕間」になるようなもので、いうなれば個々の読者のペースでストーリーが緩急自在に展開すると言ってもいいかもしれないけど、生の舞台演劇は限られた時間内で客席に向かって直接ストーリーを語るものだから、制作者が設定したペースに客が同調するような感じかな。う~ん、わかったようなわからないような。でも、洋の東西を超越するテンポやリズムがあるような感じで、これだから新しい発見のつまみ食い学習はエキサイティングなんだよね・・・。


目を潤して・・・

新発見?の光を当てて・・・

☆☆新発見に引っ張られて草稿に没頭・・・☆☆

医療に関するグッドニュース

2024年02月11日 | 日々の風の吹くまま
2月9日(金曜日)。☀🌤。朝日がまぶしい。起きた時の気温は公称マイナス1度。そんなに寒そうには見えないけど、ほんまかいな。ま、ニューウェストミンスター市の天気予報は川向こうのサレーのどこかの観測所がベースらしいので、微小気候の集まりで予報士を悩ますメトロバンクーバーのことだから、実感と予報がかけ離れることが多いはずだな。ウォーキングに出かける10時には2度になっていたので、Tシャツを1枚重ね着して行ったけど、空気はシャキッと冷たかった。

午前中は時間が細切れで自分時間を取れないので、ウォーキングの後はランチの時間まで新聞サイトを巡ってリラックス。相変わらず事件やら事故やら抗議やら謝罪やら何やらで騒がしいけど、去年1年で4千人以上の家庭医が州政府が新しく打ち出した家庭医(一般開業医)向けの医療報酬制度に登録したというのはグッドニュース。この報酬制度はあれをしていくら、これをしていくらというめんどうな報酬体系の代わりに年間一律約4千万円を払い、患者への対応は医師の裁量に任せると言うもので、新規に開業したり引退から戻って来る医者も増えて全体として16.5%増。家庭医の紹介を待つ州の待機リストでも6万人が患者登録することができ、残る22万人以上にも待機期間が短縮される見込み。州全体ではかかりつけの家庭医を持たない人がまた90万人もいるそうだけど、とりあえず一歩前進と言うところ。

一方で当番医が不特定多数の患者を診るウォークインクリニックでは、雇われている当番医が新しい報酬制度に登録して開業医になったりして医者が足りなくなる現象が起きているらしい。ウォーキングで通りかかるモール内のクリニックのドアに去年からずっと「今日は当番医が不在です」という張り紙がしてあるのはそういう事情なんだろうな。私たちの新しい家庭医のシャサヴァン先生もそれまで当番医をやっていたクリニックで「開業」した人だし、道路向かいにできた診療所も同じウォークインクリニックで働いていた2人の医者が開いたもの。新制度の報酬なら複数の家庭医でオフィスの家賃や機材やスタッフの経費を分担すれば十分に経営が成り立つと思うから、もしかしたら「ここではやってられん」とアルバータに移ってしまった医者が戻って来るかも。

医療と言えば、ぼろぼろと出る涙に悩まされていたワタシの目に朗報。ドライアイに効く点眼薬を発見!長年のコンタクトレンズの利用で眼瞼下垂になるやらドライアイになるやらで、コンタクトを諦めて眼鏡に替えたのが1年ちょっと前だったけど、解消したのは眼瞼下垂だけでドライアイはそのまま。最近は何だかやたらと涙が出て、ドライアイで涙がぽろぽろというのは矛盾している感じだけど、最近はまるで四六時中玉ねぎを切っているような状態で、そういう不便にはけっこう耐性のあるワタシもイライラ。さすがに何とかしなくちゃと言う気になって、ググりまくって挙句に眼科で処方するヒアルロン酸入りの点眼薬に注目。(ヒアルロン酸って何かの美容液だと思っていたけど、実はちゃんとした医薬品だったんだね。)さっそくスーパーの薬局をチェックしたら、目薬が並ぶ棚に「ヒアルロン酸0.3%、防腐剤フリー」というのが2種類あったので、お試しにそのひとつを1本。何回でも点眼できると言うので、3、4時間おきくらいに1滴ずつさしていたら、あぁら、即効で涙の量が減ったじゃないの。夜になるとモニターが見えにくかったのも(駄洒落っぽいけど)目に見えて改善してイライラも解消。うん、目の前が明るく開けて来たような気分。


不思議な雲が見えた

何だかやたらと押せ押せの1日

2024年02月10日 | 日々の風の吹くまま
2月8日(木曜日)。⛅🌤。今日もいい天気になりそうな空模様。その分明け方には少し冷え込んで、起きた時の気温は2度。でも、日が高く昇れば暖まるだろうな。このまま3月に入っても暖冬傾向は続くそうだから、このまま春になって、3月10日にはまたぞろ「夏時間」に切り替わってそのまま夏に突入ってことかな。

今日は朝のウォーキングに行く前にきのう郵便箱に入っていたBC州のSpeculation and Vacancy Tax(ざっと訳して「投機空き家税」)の処理。主に都市圏を対象に、投資目的で買われて空き家のまま放置されている住宅に査定評価額の何パーセントだかを課税するもので、いやなら売るか賃貸に出せという州政府の住宅難対策。我が家はれっきとした自宅だから課税対象外なので、毎年「生活上の本拠でござる」という宣言書を出す(オンラインなら数分)だけで済むから楽なもの。政府のサイトで通知にある2つの認識番号を入力して、生年月日を入力して、後は国籍/永住、居住地や所得税などの質問に答えて、「生活上の本拠であることに間違いありません」をチェックして、連絡先の電話番号やメールアドレスを入れて、「提出」ボタンをクリック。メールで確認番号が送られて来たら手続き完了。我が家は夫婦の名義だから所有者が2人いるということで、カレシの分とワタシの分を別々にやるんだけど、入力する情報は同じだからいたって簡単。

ウォーキングから帰って来たら、向かいの郵便局を指定したアマゾンの注文品が「配達済」というメール。金曜日と言っていたのに早っ。ついでにマンションの管理会社からもきのうワタシが送ったメインテナンスのスケジュールに関する質問に対する回答メール。毎年やっている乾燥機と排気口の清掃をするので指定された日の時間帯に在宅して作業員を入れるようにと言うお知らせなんだけど、我が家は20日の午前11時から午後1時の間の予定になっていて、何とマンションの受電設備の清掃点検がある日。その日は午前9時から午後5時まで建物全体が停電するので、何かの間違いじゃないんですかぁと質問したら、あっさり「スケジュールの重複を見落としていました。調整して改めて通知を出します」という返事。しっかりしてくれよぉと呆れていたら、ランチの頃に「アップデート」した通知が来て、我が家の乾燥機の清掃は2月27日午前11時から午後1時の間。しっかりして欲しいもんだよねえ、ほんと。

午後になってやっとのことで翻訳脚本の草稿に没頭できて、きのうやっと第7場まで進んだのに、今日はマティニタイムまでに第2幕、通しで第11場まで突進。マティニでのどを潤していて小包を取りに行ってなかったことに気づいて、カレシがトロントのデイヴィッドと電話している間に向かいの郵便局にひとっ走り。カレシがまだ長電話中だったので、今のうちにと借りたスタンドを返して、左に移したスタンドを元の右側の端に戻して、そのあとに新しいスタンドをクリップオンして、デスクの縁にフックを貼り付けてぶら下がっているコードをまとめて完了。あはは、晩飯前の猛スピードのセットアップは新記録。晩ご飯の後でまた脚本原稿に没頭したけど、年を取って視力が落ちて来たら、手元を明るくすると見やすくなるだけじゃなくて、気分まで明るくなるみたい。ワークショップまで残すところ2週間・・・


改めてすっきり・・・

異常干支でも何でも当たるも八卦当たらぬも八卦

2024年02月08日 | 日々の風の吹くまま
2月6日(火曜日)。☁🌤☀。朝寝坊して9時起床。ゆうべは若いお客さん2人を送って行ったのが10時半で、後片付けをして、寝酒をして、寝たのは1時近く。よく遊んだなあ。けさはちょっと霧っぽいけど、晴れて来そうな空模様。朝ご飯前にエアプランツのオードリーちゃんにたっぷり霧吹き。買って来た時は最初の日に水に漬けてからはだいたい1日おきに霧吹きするようになって、カールしていた葉っぱが今は横に広がって元気いっぱいの様子。

午前中はウォーキングときのうやりそびれたクロスワード。ランチは残り物のジャンバラヤライスに冷凍庫にあった剥きエビを解凍して混ぜて、電子レンジでピーッ。(今どきの日本語では「レンチン」というらしいけど、我が家のはピーッだから、「レンピー」かな。)午後は翻訳脚本に没頭。ワークショップが始まるのが22日で、これから16日以内に仕上げなくちゃというところだけど、第6場まで来たのでこれなら大丈夫そうだという手応え。何たってつちのえねは稀に見る強運を持っているんだそうで、今年は運気も急上昇(と言ってる占いサイトがあった)。世界中にいろんな占いがあるのは、洋の東西を問わず人間はいつも「これでいいのか」、「これからどうなるのか」という不安を抱えていて、(コンピューターも掲示板もソーシャルメディアもない大昔のことだから)占いに答を求めたのかもしれないな。でも、いろんな占いがあって、それがてんでにいろんな答を出して、結局「つまり何なの?」となるところは現代のネット検索と変わらないような・・・。

☆☆この先はまじめに原稿と取り組み・・・☆☆

2月7日(水曜日)。☀🌤。起床8時半。気温は1度。晴れているから気温が下がるんで、まあ普通かな。きのうは晩ご飯の後で眠くなって、おまけに何となく頭がくらくらしたので、ちょっと横になったつもりが何と1時間も眠ってしまって、まじめな取り組みも何もあったもんじゃなかった。それでもちゃんと普通に眠れたから、疲れていたのか、自律神経が不調だったのか・・・。

今年は星占いと干支の両方が押せ押せの運勢だというもので、つい占いに興味を持ってしまって、ひと休みの息抜きにあれこれ検索。まだ(たぶん)高校生だった頃、近所さんに来ていたらしいおじいちゃんの易者がなぜか我が家にも来て母と話をしていて、ちょうど帰って来たワタシの運を占ってあげるというので見てもらったら、小さい角棒を何本かいじって「25歳までに結婚して子供は一男一女」というご託宣。その頃は結婚なんかするもんかと心に決めていたので、やぁ~だっ。社会人になってからは縁談の話を聞かなかったので、ほら当たらぬ八卦だったじゃんと笑っていたら、実は人並みにいくつかあった見合いの話を父が全部ワタシが知らないうちに門前払いしてくれていたんだそうな。

結局はひょんなことから結婚するためにカナダに来ることになったんだけど、その時にはもう27歳。一度30代の初めだったかあれ?と思った時に早期流産したものの、そのまま「一男一女」は影も形もなしで、40代になって卵巣嚢腫と子宮内膜症と子宮筋腫が見つかってえいっと全摘手術をして子なし人生が確定。八卦が大外れだったのをこれ幸いと、育てる子がいないならキャリアを育てればいいやと考えて、カレシに押されるままフリーランス翻訳の道に入って、リタイアした今はその流れで芝居の翻訳でウンウンと大汗をかいているわけ。そんなんで占いは信じない方だけど、運気が上がってるんだったらがんばってその追い風に乗ってやろう、運気が下がってるんだったら転んでけがをしないように気を付けようと、ワタシなりに動機づけのエネルギー源として利用しているつもり。

でも、今年はたまたま展望が開けそうな兆しが見えたところに星占いも干支も「強運」の大合唱なもので、ついうれしくなって、さらにぐぃっと腕まくり。それにしても、ワタシのつちのえねは「異常干支」とか言って、東洋の占いは種類があり過ぎてちょっと調べただけではさっぱりわからなかったけど、規格外れの人間つまり「はみ出しっぺ」に生まれつきやすいそうで、そのあたりは大当たりだな。それと、ねずみ年の性格もおうし座の性格も、読んでみてそう言えばそんなところがあるなあというのが多いから、当たるも八卦ってことか。もっとも、「んなこたぁないよぉ」というのもけっこうあるから、当たらぬも八卦なわけで・・・。

若い友だちがいると私たちも若返るみたい

2024年02月07日 | 日々の風の吹くまま
2月5日(月曜日)。☁⛅☁。のんきに起きて、午前中はウォーキングに行っただけで後はランチタイムまでのんびり。位置を変えた照明が暗すぎるので新しいのを注文したと言ったら、カレシが新しいのが届くまでコンピューターデスクの上の棚に置いてあってめったに使わないでいたスタンドを貸してくれることになって、まだデスクの下にもぐり込んでプラグを取り替えたり何だり。アクロバットをやっていたら膝は痛いし、腰も痛いし、肩も痛いし・・・。

今日はユウ君とハナちゃんがディナーに来るので、ランチの後はまずチャーシュー風ポットローストにする豚肉の塊をスロークッカーに仕込んで、早めにスーパーに行って、野菜や食パン、ポテトサラダとひよこ豆サラダ、デザートのアイスクリームとウェイファークッキーを調達。その後はお客を迎える準備をする時間まで、翻訳脚本に集中。カレシが「スーパーウーバーだ」と言いながら車で10分の2人の住居まで迎えに行く頃には第5場まで終了。若い2人が到着して、ワインを開けて乾杯していたら、夕日がサレーセントラルの高層群を照らしてそれは見事な歓迎のご挨拶。年末年始に大阪の実家に帰省していたハナちゃんのおみやげは、カレシに東大寺の大仏、そしてワタシには「たこ焼き」。指で突くとねじり鉢巻きのタコが揺れて何ともかわいいもので思わず歓声。うわぁ、ありがとうっ。




今夜のメニューは、前菜にカレシが迎えに行っている間に焼いておいたパジョン(ネギのチヂミ)。台湾の食品メーカーがベトナムで製造したもので、行きつけのスーパーのアジア食品のフリーザーに置いてあるパッケージには直径20センチくらいのが5枚。フライパンで1枚ずつ焼いて、パーティでおつまみサイズに切り分けて出すとすぐに「おいしい!」とお皿が空になるヒット品。崩れるほど柔らかくなったメインの豚のポットローストも、生姜とにんにくがたっぷりの煮汁を煮詰めて添えたら見事に完食。突きごまと醤油を入れて炊いたワイルドライス入り長粒玄米ミックスもひよこ豆のサラダも好評で、ワインを傾け、にぎやかにおしゃべりしながらのディナー。

デザートのアイスクリーム(海塩キャラメル)を食べながら、ハナちゃんが持って来たボードゲーム「シークェンス」に挑戦。女子チームと男子チームに分かれての大激戦に時間の経つのも忘れる楽しい夕べ(女子チームは敗退したけど)。私たちには孫世代に近い若い2人だけど、年齢差を感じることなく楽しくお付き合いできる友だちがいるのは気持の若さを保つ上で何よりもの贈り物だよね。

家事と買い物で今日も原稿が進まないけど

2024年02月05日 | 日々の風の吹くまま
2月4日(日曜日)。⛅🌤☀。朝ご飯のテーブルに着いた頃にまぶしい日差しがひと筋。久しぶりに晴れやかな気分。気温はきのうよりまたちょっぴり下がったけど、夜の間に晴れたからだろうな。朝の日差しがリビングの窓からまっすくに入って来ると、うはぁ、床の汚れが丸見え。ダスターをかけて、箒で掃いて、掃除機をかけたところでウォーキング。午前11時の気温は5度。それでもまだTシャツ1枚とカーディガンジャケットだけで冷えないうちにモールに入れるのはありがたいな。中は暖房が効いているから、4周すると汗が出て来る。

帰ったらまず汚れた床をモップでごしごし。終わる頃にはもうランチの時間で、今日はヴィクターのお父さんが作った七面鳥のウクライナ風ソーセージでホットドッグ。いつもの豚肉のよりもあっさりして食べ応えがあっておいしい。カレシは「これは絶対にヒットするぞ」。うん、豚肉よりヘルシーだしね。でもたぶんクリスマスで仕入れた七面鳥の売れ残りで作ったんだと思うから、季節限定じゃないのかな。ランチが終わったら、シャワーをして、洗濯機を回し始めて、くるくると変わる雲を眺めて精神集中のウォーミングアップ。火を噴く怪獣とかチューしている2人とか、おもしろい形の雲を見つけてはカメラを向けてパチパチ。ヘンな想像を掻き立ててくれる雲は見ているだけで楽しい。




久しぶりに姿を現したベーカー山

洗濯物を乾燥機に入れてからぼちぼちと脚本草稿に取りかかったけど、何か右手の側が薄暗くてキーボードの右端が良く見えないような感じ。きのう位置を入れ替えたライトBは左側にあった時はかなり離れていたから気じならなかったけど、右に移したらキーボードに近くなったので、暗さが気になって落ち着かない。そこでアマゾンでクリップオン式のデスクライトを探して小型だけど6000Kというのを見つけて即行で注文。アメリカから来るので配達は金曜日。またもや一点集中を乱されて、マティニタイムまでに第1幕第2場を通り過ぎただけ。久しぶりの夕焼けに照らされた山並みの色が見事。晩ご飯が済んだら洗濯物を畳んでしまって、後は原稿との格闘にまっしぐら・・・。




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電気スタンド2つを動かすだけのはずが・・・

2024年02月04日 | 日々の風の吹くまま
2月3日(土曜日)。🌥☁⛅。ちょっと明るい朝。日が差しそうな、なかなか雲から出られなくて苦労しているような空模様。晴れるのかな。気温が少し下がって、だいたい平年並みといったところ。強力なエルニーニョはどうやらおしまいらしい。この後に今度はラニーニャになるのかどうかわからないけど、記録的な暖冬は終わりってことね。



カレシが朝ご飯のしたくをしている間に、ワタシのデスクの照明器具を移動する算段。コードはどちらもデスク下のUPS(無停電電源装置)に接続しているから移動は不要で、要はデスクの上のPCの右と左の照明器具を入れ替えるだけなんだけど、ライトAはデスクにクリップで固定するタイプで、コードの途中になるスイッチはデスクの端にテープで止めてあって、ライトBはスイッチが本体についている普通のスタンド。デスクの左端は袖デスクの一端でL字形につながっていて、その袖はカレシのデスクと隔てるコルクボードに接しているから、ライトAをライトBがあったところに取り付けるのは不可能。ライトBを右側に移すのは簡単だけど、ごく軽いスタンドなので隅に置くと不安定。

というわけで、朝ご飯を食べながら思案して、ライトAは窓に面した袖の端っこにクリップで止めて、スイッチを両面テープでクリップの上に取り付けることであっさり解決。ライトBはスタンドの底に両面テープを貼ってデスクの上に固定することにしたけど、ライトの角度を変えようと動かしたら、紙のようなフェルトのような薄っぺらな底板をデスクに残してあっさり分離。ウォルマートで買ったちゃちなものだからさもありなんで、ミニチュア工房から接着剤を持って来てスタンドの下のスタイロフォームのようなぼこぼこの枠に底板を貼り付けようとしたけど全然くっついてくれない。頭に来たから透明な強力テープでスタンドの上からデスクにぺったん。透明だから目立たないのがせめてものなぐさめだけど、テープの上にサングラスについて来たマッチョなデザインの眼鏡拭きを畳んで置いて、(今は使わない)ラジオの上に飾ってあった小さい猫とねずみを置いてカムフラージュ。

ライトBの修理で奮闘しているうちに、デスクに固定するのが午後にずれ込んでしまって、さらにはクリップで押さえていた本立てを両面テープで固定したり、デスクの後ろに垂れ下がっているコードを(足を引っかけないように)デスクの縁にとりつけたフックにまとめたりと、こまごまとした作業が連鎖して、完了したのは午後3時。照明器具2個の位置を入れ替えるだけで簡単なはずの仕事で1日が潰れてしまったけど、デスクの上はすっきりして広くなった感じがするから、うん、花丸ってことにしよう。明日からは腰を落ち着けてやるべきことをやらないとね。



両手利きってのは便利なものだけど

2024年02月04日 | 日々の風の吹くまま
2月2日(金曜日)。☁🌧☁。まあまあの朝。きのうはスティーブンのメールのおかげで集中をかき乱されたもので、せっかくよぉ~いどんで始めたプロジェクトはあっさり中だるみ。まだ初めの初めだから中だるみにはまだ早いのに。それでも、登場人物やら歴史的背景やらに関する説明を加えて、原作ではプロローグだった場面を幕開きの第1幕第1場にして、何とか糸口をつかんだと言う感触。

午前中は普通の朝で、午後はカレシを動員して、スーパー、酒屋、肉屋の順に買い物。スーパーではカレシがサラダに使う野菜を自分で選び、ワタシは定番のものの他にポイント交換で刺身グレードのギンザケ2パックとジップロックのバッグを3個。レジでポイント交換できるものは全部ポイントにしてもらって3万5千ポイント。レジのミシェルに残りのポイントを支払いに使うかと聞かれたけどそれはなし。だって、ポイント1万点につき1500円で、9500点のギンザケの値段が2200円だから、1ポイントあたりにしたらこっちの方がずっとお得。ワタシって、こういうところではけっこう戦略家なのよね。酒屋でジン(プリマスがまだ入荷していないので最近気に入っているトバモリー)2本とカレシの寝酒のカンパリを買って、重いトロリーとお酒を入れたエコバッグをカレシに持たせて先に帰らせて、ワタシはヴィクターの店へ。鶏肉やソーセージを買って道路の真ん中を横切って帰館。

マティニタイムまでの時間をネットサーフィンなどで潰していてふと思い当たったのが、もしかしたら左手の親指の不具合とマウスを左手で使っていることには関係があるかも。ほぼ両手利きだからできたのかもしれないけど、ずっと昔の現役の頃はマックのマウスは左手、Windowsに日本語のIMEがなかった時代で2台並べたPCのマウスは英語用は右手で日本語用が左手という芸当をやっていた時期があったな。コンピューター時代としては大昔もいいところ。今は変形性関節症で左手の親指の動きが悪くなっているし、中指はいつも痛い。そこでマウスをまだそれほど悪くない右手に切り替えて左手を休めることにして、プライマリボタンは人差し指を使う癖がついているので右に設定してあったのを左にスイッチして、そのまま何事もなかったみたいに右手でマウスをスイスイ、カチカチ。こういうときは両手利きだとすごぉ~く便利。

ワタシのデスクはL字形で、左側に長い袖を置くように設計したのでPCデスクは右が端っこ。マウスを左に置くとメモ用紙を置けるのはこの右端だから、左ぎっちょがメモを取ろうとすると身体をひねらなければならなくて、肘がキーボードに当たったりして不便至極。(右手で書けばいいんだろうけど何となくめんどくさい。)マウスを右に移せば左側に広いスペースができて、さっと左手でペンを取って身体をひねらずにメモを書けるので便利至極。うん、もっと早く思いつけばよかったのにな。でも、マウスをキーボードの左から右に移すだけのはずだったに、袖デスクの照明が右端のより暗いのに気が付いて、こっちも配置転換しなくちゃ。ほら、突拍子もないことを思いつくから、また集中力をかき乱すお化けが出て来ちゃったじゃないの。でも、マウスは右側でもけっこう快適だからいいってことにしよう。窓の外にはワタシの心境を映しているような雲がいっぱい・・・。






春の嵐は怒涛のごとく

2024年02月03日 | 日々の風の吹くまま
2月1日(木曜日)。☁🌥。はぁ、もう2月になっちゃった。我が家から見える山々は、つい2週間前には雪化粧だったのに今はほとんど雪が消えてしまっている。ワタシのお気に入りのコクィットラム山は標高1583メートル、ゴールデンイアーズは1716メートル、入江の向こうのスキー場があるシーモア山は1449メートルと、どれもけっこう高さがあるのに頂上のあたりも雪がないし、ずっと後ろの2000メートルを超える山もどれも頂上までまだら模様になっていて冬山の風情はゼロ。きのうのレセプションでもプロ級のスノーボーダーであるカメラマンのマークが「近いところは全滅さ」と嘆いていたっけ。

月が替わったことでもあるし、プロジェクトはそれこそ待ったなしなので、午後の早いうちにフリーザーをのぞいて晩ご飯の算段をしたり、アップルソースを作ったりと「今日の家事」を済ませて、脚本草稿のファイルを開いてよぉ~いどん。集中できるまとまった時間と環境が欲しいとカレシに言ったら、「何なら7時以降はDo not disturb(邪魔しないで)タイムってことにしたらいいよ」と協力的な返事。うん、それはありがたいね。でも、ワタシが何かに没頭していると落ち着きがなくなって、やたらとワタシの近くで何かがちゃがちゃやり始めたり、低く鼻歌を歌ってみたりするのがカレシ。何かママの注意を独占したい3歳児みたいで、んっとに男ってのは~と呆れて、しまいにはおかしくなって、怒るに怒れなくなっちゃうのがワタシ。別に消えてしまうわけじゃないのになあ。でも、今回は「うるせぇ~んだよ」とヘッドフォンをかけて意思表示して、とにかく一点集中・・・。

よぉ~しっとばかりに印刷した翻訳原稿をめくって、一番の難点である脇役のアンサンブル(古代ギリシャ劇のコロスの形式)の人数や構成を考えていたら、うっはぁ、Arts Clubのスティーブンから一点集中をかき混ぜるメール。Arts Clubには名誉芸術監督のビルの名前を冠した奨学基金があって、現役の役者やデザイナーが研鑽の目的で個人指導を受けたり、ワークショップや会議に参加するための費用の一部を補助している。ビルがリタイアを決めた時に「この道に進めて成功できたのはある団体から受け取った奨学金のおかげだった」と、リタイア記念として創設したもので、年に1度春に申請募集をかけて、審査委員会が内容を吟味するんだけど、できるだけ多くに援助が行き渡るようにするために給付額に上限を設けているので、個々の金額はせいぜい20万円くらい。それでも、すごい数の応募があるのは、まだキャリア途上で日々の生活がやっとの若い人たちの伸びしろを広げるための下支えという目的を果たしていると言うことだろうな。

その奨学基金の審査委員に名を連ねることになったのは、ご本尊のビルが「やらないか」と持ちかけて来たからで、実質的に部外者のワタシを加えるのは何かArts Clubなりの思惑があるからだろうし、カナダ演劇界のレジェンドに直々に声をかけられたら断るのもなんだし・・・と引き受けたのが運の尽きと言うのか何というのか。去年、おととしとビビりながらも委員会の末席で何とか大役を果たして、今年もまたということになったわけで、劇作ワークショップの日程とばっちり重なって、3月の後半は怒涛のごとしってことになりそう。やれやれ。

注意を集中してやるっきゃない

2024年02月02日 | 日々の風の吹くまま
1月31日(水曜日)。🌧☁。今日で1月もおしまい。早いなあ。今日はまた雨だけど、まあまあ普通の湿っぽい冬景色。川向こうの埠頭を見る限りは、水位はいつもよりやや高めだけど危険水位ではないもよう。それでも、川と船が接岸する水路を隔てる細い堤防の補強工事をしているらしく、きのうは土らしいものを山積みした艀が見えた。入江の向こうのノースショア山地では、雪がなくなったために3つのスキー場が軒並み休業。明日から2月だけど、このまま春に突入するのか、それともよく冗談に言うように春が先に来てこれから冬に向かうのか・・・。

カレシの朝シャワーが終わるのを待って朝ご飯を食べて、ひと息ついたらウォーキングの時間。帰って来てメールをチェックしたら、おお、やったぁ。Arts Clubの教育部のミケンジ―から、劇作ワークショップ(Playwrighting 102)の受講申し込みが通ったと言う知らせ。過去に大学かカレッジで劇作を学んだ経験があって、未発表作品の草稿かおおまかなビジョンまたはアイデアを持っている人という条件だったので、大学で学んで来た希望者が多かったらダメだろうなあと思いつつ、そこは強心臓のワタシのこと、20年前にコミュニティカレッジの継続教育部で劇作を学んだ(同じ講座を2回受講)ことで要件を満たしていることにして、どんな作品またはアイデアがあるかという質問の欄には、日本から預かって来て英語訳した脚本がカナダの舞台に乗せるためには大幅な再構成が必要と言われて手を入れた草稿があると売り込み。締め切りから10日経っているのは申し込みがけっこうあったということかも。だとすれば、何とか滑り込んだと言うところか。

さっそく受講料2万円を払い込んだけど、ますますそわそわ。だって、肝心の草稿がまだできてないんだもの。印刷して、場面ごとに切り分けて、ああだこうだと思案投げ首していて、その間に何だかんだと気を散らされては中断。でも、ワークショップが始まるのは22日だからあと3週間の待ったなし。興奮してないで、集中の邪魔になる外野のノイズにはヘッドフォンで対抗して、とにかく背水の陣でがんばらないと間に合わないじゃないのさ。でも、うれしいね。星占いが予告?してくれた「人生の新しいステージ」に一歩近づいたという気分で、わくわくするは、そわそわするは。干支のねずみ年は「勢い良く葉が茂る様子を表し、繁栄を意味している」そうだし、ずっと前にはねずみ年の「子」は植物が硬い土を突き破って地上に芽を出す様子を表す象形文字から来ていると読んだことがあるし、よぉし、こうなったら行け、行け、劇場ねずみ。


どうなることやら・・・

年末年始は日本に帰省していたハナちゃんにユウ君と来ない?と誘いをかけていたら、金曜日が月曜日がいいというので、では来週の月曜日に我が家で食事と言うことにしようと返事。ハナちゃんは最近オーディションに受かっていい役をもらったんだそうで、これはお祝いしなくちゃ。よし、ごちそうに腕を振るうぞぉ。あ、でもその前に、今夜はArts Clubの『Choir Boy』のオープニングナイト。久しぶりのレセプションで友だちと会えるのが楽しみで・・・はあ、こっちも気の散ることが多いねえ。

いわゆるお留学ビザが取りにくくなるそうで・・・

2024年02月01日 | 日々の風の吹くまま
1月30日(火曜日)。🌥☁🌧☁。晴れそうな、このまま曇っていそうな、迷っているような空模様だけど、パイナップル特急はどうやら進路を変えたらしい。スキーリゾートであるウィスラーや途中のスコーミッシュやそれより北のペンバートンの一帯に洪水警報が出ているけど、いくつもの川がハウサウンドに注いているフィヨルド地帯だから大丈夫かな。きのうはとうとう郊外のアボッツフォードで18度と言うほんとに1月なのかと言いたくなるようなとんでもない陽気で、バンクーバー市でも14.3度と84年ぶりの記録更新。ニューウェストミンスター市の記録も最高気温13度、最低気温11度で、カレシ曰く「レタスの種を蒔いとくんだったったなあ」。

朝はまず新聞読み。ニュースサイトのブックマークのフォルダに入っている順にローカルのラジオ局系のCityNews、購読している新聞Vancouver Sun、テレビ局系のGlobal Newsと順にアクセスして、これはと思う記事を開いて読んで、次にどちらも購読しているイギリスのThe GuardianとアメリカのNew York Timesに移って、コミュニティ新聞のNew West Recordをチラ見して、その後でデジタル版の北海道新聞、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞の見出しをざっと見て終わりというのがワタシの日課みたいなもの。今日の注目記事は、BC州政府が連邦政府が学生ビザの発給の制限を打ち出したのに便乗して怪しげな私立の「学校」の規制に乗り出すと発表したことかな。

BC州には公立の大学やカレッジが25校あって、別に260だかの「○○カレッジ」とか「××大学」とか「▽▽学院」とかいう留学生受入れ先指定校(いわゆる専門学校)が乱立して一大産業を形成している。高い授業料を取ってまともな授業もせずに卒業証書を出すdiploma mill(卒業証書製造工場)」、つまりは日本にもある学位商法も多くて、学生ビザの申請代行やホームステイ先を斡旋する「留学/移民エージェント」と称する仲介ビジネスと結託し、エージェントは卒業後の就労許可(ポスグラビザ)や就学中に「実習生」として働けるco-opビザを「永住権」への近道として売り込んで学生を集めて送り込むと言う構図ができあがっているらしい。毎年十何万人もの若い人たちが学生ビザでBC州にやって来る中で、そういう学校に「留学」するケースが半分以上の9万人に上っていたそうだから、ぼろいビジネスだよね。

それがビザ制限のおかげでBC州で(正規の大学院と義務教育の留学以外に)発給できる学生ビザが5万人程度とほぼ半減し、ポスグラビザがなくなり、さらには新しく開校する学校は留学生受け入れが2年間禁止され、既存の学校は認定要件や基準を満たしているかのチェックが厳しくなるわけで、学校もエージェントも青くなっているんじゃないかな。と思って、日本から「留学」などで来ている若者が大勢集まるローカルの掲示板を覗いてみたら、ビザ関係のトピックは(悪徳エージェント?に関する1件を除いて)ゼロ。へえ、自分たちの将来に暗雲が立ち込めているってのにのんきだなあと思ったけど、よく見たらこの掲示板は日本人相手の留学エージェントがやっているものだった。もしかして箝口令を敷いているとか?まあこれから2年間は学生ビザが取りにくくなって、売り物だった就労許可が取れなくなるだけの話で、6ヵ月以内の「留学」なら学生ビザは不要なんだからそう悲観することもないんじゃない?ほら、虹が出ているよ。Always look on the bright side of lifeって、よぉ~く目を凝らせば完全なアーチが見えるじゃないの。