リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

文字通りの上から目線で見る雨と雪の競演

2021年12月15日 | 日々の風の吹くまま
12月14日(火曜日)。⛄☃🌧⛅。8時過ぎに目が覚めて、そろぉ~っとブラインドの隙間から外を窺ったら、うはぁ、白くなっている。5時半くらいに足が攣って起きた時にはまだ普通の雨だったんだけど、すごい変わりよう。きのうは300メートル以上の地域って言ってたのに、川べりまでずっとべた雪が積もってるじゃないの。市が融雪塩を撒いていなかったのか、眼下の6番ストリートは白い雪に心なしかくねくねしたタイヤの跡。歩道には人っ子ひとりなし。メトロバンクーバーでは、どの市町村も条例でビジネスにはオフィスや店舗、戸建ての住民には自宅が面する歩道の除雪を義務付けていて、午前10時までにやらないと罰金を取られる。もっとも、けさのべた雪のようなときはどうせ日中に解けるだろうと高をくくって無視する人がほとんど。でも、マンション住まいの場合は、管理人と管理会社が建物の前の歩道の除雪をするので、住人は高みの見物を決め込んで楽々。(そのための管理費なわけで・・・。)

ニュースによると、サレー、バーナビー、コクィットラム、ニューウェストミンスター、デルタが一番の降雪になったらしい。べた雪だから、針葉樹に雪がくっついて、ちょっぴり幻想的な風景で、クィーンズ公園の森はクリスマスカードになりそうな感じ。市の東端にある住宅地カリブーハイツは我が家のあるアップタウンと海抜がほぼ同じで、ふだんはクィーンズ公園の向こうにぼぉ~っとして見えるのに、けさは雪を被った家々の屋根がおもしろい絵になっている。ゴリラ顔が大口を開けて吠えているような顔になったコクィットラム山の北の方、手前の山並みに雪が降ると斜面に白い「花」が咲くんだけど、雪質のせいか、今日はずいぶん違って見える。大輪の花か、それとももこもことした羊の群れか・・・。







とにかく午前中は巨大なぼた雪がぼとぼとと降って来たかと思うと、普通の雨になったり、雪らしいのがひらひらと降ったりと、目まぐるしく天気が変わっていたのに、昼時になったら、今度はいきなり南東の地平線が明るくなって、へえ、アメリカ側は晴れて来たのかと思っていたら、やがて南の川の下流の方に青空が広がって、川面がきらきらと輝き、遠くにサンフアン諸島(アメリカ)の島影。ほんっとにマザーネイチャーは気まぐれだなあ。




刻々と変わる冬景色にうつつを抜かしているうちに、午後はあっという間に過ぎて、いつの間にか黄昏れ時。やれやれ、今日は何にもしなかったような気がする。天気予報は、明日の朝までは雪交じりの雨(つまりべた雪)で、日中はずっと曇り。あしたこそは滞りがちな「やることリスト」を何とかしなくちゃ・・・。





外れる確率の方が高い天気予報だけど、雪の注意報はいつの話?

2021年12月14日 | 日々の風の吹くまま
12月13日(月曜日)。☁☂☁🌧。寝るのが遅かったので、起床は9時。朝ご飯が済んだら、もう午前中がほぼ終わっている感じ。山並みは上から半分くらい白くなっているけど、それほどの積雪量ではないと見えて、コクィットラム山はまだゴリラ顔。というか、大規模な崩落でもあったのか、顔が変わってしまっている。でも、手前の山並みの下の方にある住宅地ウェストウッド・プラトーは、それより高い斜面にはまったく雪の気配がないのに、屋根に積もったらしい雪で真っ白。台地を切り開いて造成した住宅地だからかな。台地と言ってもけっこう高いところだから、通勤や買い物が大変そうだなあと余計な心配をしてしまう。だって、ああいう高台のちょっといい住宅地に住んでいると、車がないと日常生活が成り立たないだろうから、雪が積もったり、道路が凍ったりしたら、かなり難儀するんじゃないかと思うもの。



天気サイトを見たら、おや、降雪注意報が出ているじゃないの。でも、今日、あしたのことじゃなくて、雪交じりの雨のマークが出て来るのはあさって水曜日の早朝で、私たちが起きる頃には止んで、午後には雨。深夜にまた雪交じりになって、木曜日の朝は霧で、昼頃には日が差して来て、午後は晴れたり曇ったり。でも、夜遅くなって気温はゼロまで下がって、確率40%でにわか雪。一夜明けての金曜日は朝のうち雪がちらちらで、日中はおおむね小雨。週末は気温が上がって小雨やにわか雨。来週の月曜日は晴れたり曇ったりで、夜は晴れて冷え込み、水曜日まで晴れの日が続いて、やっと「雪」のマークが現れるのは10日先の木曜日。はて、この降雪注意報はいったいどの日を指しているんだろう。

メトロバンクーバーは地形が複雑でマイクロ気候の寄せ集めになっているせいで、天気予報が当たる確率はめっちゃ低いことは周知の事実。翌日の予報でさえ外れることが多いから、1週間先、2週間先の予報は端から当てにならないと考えて、脳内で「たぶん」と前置きして予定を考えることにしている。そういう前提で見ると、クリスマスイヴは(たぶん)雪で、(もし降れば)予想積雪量は5センチ、クリスマスは日中は(たぶん)雪がちらつき、夜は(たぶん)また雪。この間の最高気温は(たぶん)氷点下で、週末から週明けは雪のマークの連続(たぶんコピペ)。そんなに毎日降ったら、新しい年が明ける頃にはいったいどれだけ積もっていることやら。でもまあ、「6丁目商店街」は曲がりなりにもニューウェストの中心だから、歩道が雪で埋もれたままということはないはずなので、日々の買い物は大丈夫そう(たぶん)。

でも、ほんとにどんどん雪が降ったら、大洪水の後でせっかく復旧し始めていた物流がまたもや混乱しかねないな。行きつけのスーパーでは、今日は乳製品と卵の棚に貼ってあった「1世帯1個」の紙がなくなっていたし、肉や魚の売り場も普通のパックが普通に並んでいて、棚に空きが目立つのは「必需品」の部類に入らないと思われる品目で、主にアメリカから来るもの。つまり、この1年半スーパーで見て来た日常的風景に戻ったと言うこと。ニュースによると、ガソリンの1回30リットルの給油制限があしたから予定通り解除されることになったので、「需要増」になって値上がりするだろうという予想。制限が始まってからは「需要減」で5円も値下がりしたけど、先週末からじわじわと上がって、すでに制限前より2円高くなっているんだけどなあ。もしも大雪で交通が途絶えたら、「需要減」で値下がりってことになるのかな。何だか天気予報みたい。


嫁というより養女になった感じで「義」が取れた家族関係

2021年12月13日 | 日々の風の吹くまま
12月12日(日曜日)。🌧🌧☁。目が覚めて、ブラインドの隙間から外を見たら、どうやら雪は降らかなったみたい。良かったぁ。今日はコロナのおかげでずっと会っていなかった同世代の家族が我が家に集まってランチパーティをする日で、雪なんか降ったら大いに迷惑。車で40分、飛ばせばせいぜい30分の距離に住んでいるのに、1年と3ヵ月も会っていなかったのは、(ワタシ以外の)みんなコロナの高リスクグループに入っている心筋梗塞やがんの病歴を持っているから。だって、年代的にいずれは嫌でも「別離の時」が来るのは重々わかってはいるけど、今はどうあっても失いたくない家族なんだもの。

11時にマリルーからテキストメールが来ていて、「こっちはちょっと雪が積もったけど、道路は大丈夫そう」。メープルリッジはもっと奥の郊外なので、冬の気温は海に近い方のニューウェストよりずっと低いから、こっちは雨、あっちは雪なんてのはよくあること。今日はマリルーが運転手で、ニューウェストに近い方のメープルリッジに住んでいるジムとドナをピックアップして来る算段になっている。さっそく、こっちは雪は全然なくて、雨だよぉ~とテキストを飛ばしたら、マリルーから親指を立てた絵文字の返信。ああ、良かったぁと窓の外を見たら、あぁぁ、雪が降っている。雨に交じっているようだけど、白さが目立つから盛大に雪が降っているように見える。でも、どこの市町村も月曜日にべた雪の不意打ちで慌てた経験を生かして、ゆうべのうちに主な幹線道路に融雪塩を撒いただろうと思うから、大丈夫そう。なんて見ているうちに、5分ほどで雪の白さが消えて、降っているのはただの雨。やれやれ、マザーネイチャーにはいっつも振り回されるなあ。

12時を過ぎた頃に、きのう買っておいたボルシチ(4リットル)を大きなスープ鍋で温め始めて、テーブルをセットして、ワインのグラスをカウンターに並べて、前菜の用意。今日は「鮭づくし」と言うことにして、まずは大きなお皿に3種類のスモークサーモンを盛りつけ。色が濃くてくすんでいるのが紅鮭、赤の色合いが鮮やかなのが銀鮭、ピンクに近い色合いなのが大西洋鮭で、それぞれに味が微妙に違うから楽しい。特に銀鮭は内陸の養殖場で生まれ育って、広い海を一度も泳いだことがないので、身はちょっと締まりが足りない感じだけど、海洋汚染とも寄生虫とも無縁の未来の養殖鮭。ロメインレタスを白ぶどうでちょっとおしゃれな感じにして、次は缶詰の紅鮭ときのう届いた骨缶をミックスしたものと自家製のグラヴラックス。グラヴラックスは大西洋鮭の厚めの切り身を買って来て、塩、砂糖、黒胡椒、刻んだディル、アクアヴィットをまぶして、重しをかけて2日ほど冷蔵庫に入れておくだけの簡単なもので、燻製していないから独特の甘みがある。大西洋鮭とは種が異なる太平洋産の紅鮭で作ってみたけど、味も食感も今いちだった。



1時過ぎに4人組が到着して、さっそく赤、白のワインを開けて、再会を祝う乾杯。家族だから、話が弾むこと、弾むこと。ちなみに、マリルーはジムの元妻で、ロバートはマリルーの現在の連れ合いで、ドナはジムの現在の半同棲のガールフレンドで、マリルーとロバートの家の離れを借りて住んでいる。離婚で家族が増えたわけで、マリルーとジムは夫婦としては破綻してしまったけど、みんなすこぶる仲がいいのは、亡きママの「去る者は追わず、来る者は拒まず」という精神を家族として受け継いだせいかもしれない。ママはワタシにとってもカナダのお母さんで、嫁と言うよりは養女のような関係だったから、家族みんなと「義」の字を取り払った関係になれたんだと思う。ランチパーティがお開きになったのは6時。楽しかったね、今日は。きのうは友だち、今日は家族と、人間同士の生身の交流からエネルギーをもらった感じ。ワタシって、幸せもんだなあ。


何だか先が思いやられるようなことが多いねえ

2021年12月12日 | 日々の風の吹くまま
12月11日(土曜日)。🌤☁☂🌤⛅。嵐の後の静けさと言うのか、雲の間から差す朝日が川面に反射してまぶしい。ゆうべはかなり荒れていて、風当たりが強かったバルコニーには隅の棚から吹き落されたプラスチックのポットやら何やらがあちころにごろごろ。手すりを越えて飛ばされたものはなさそうだけど、丘の上に突き出した親指みたいなところに住んでいると、風が一番の頭痛の種かな。遮るものがなくて眺めはすばらしいんだけど・・・。

ダスターかけと箒での掃除が終わったところで10時になっていたので、さっさとバスルームの掃除を済ませて、のんびりスマホをいじっているカレシに、Y君との10時のレッスンはキャンセル?と聞いたら、「えっと、11時のはずだけど」。でも、壁に貼ってあるスケジュール表には10時になってるじゃないのと言ったら、「いや、変えるのを忘れたんだと思う」。(あぁ~あ、またかいな。)あっ、そうなの。じゃあ、今すぐ掃除機をかけても大丈夫ね。レッスンをやっている間に騒々しく掃除機をかけたくないもんね。さっそく掃除機を持って来て、コードを伸ばしていたら、カレシが「レッスンは4時だった」。はあぁ。「先々週、4時にってことにして、先週はキャンセルになったから、忘れたんだよ」。はあ、ワタシがランチのしたくなどのタイミングを計れるように作ったスケジュール表なのに、当てにできないってことね。つまりはまったくの無意味ってことよね。ばつの悪そうな顔つきのカレシ、何だかママに叱られた子供みたい。

午後1時のレッスンは予定通りで、その間にワタシは明日のメニューになるボルシチと添えるパンをオンラインで注文。すぐにメールが来て、ピックアップは午後2時5分以降だって。雨が降り出したけど、店までは角を曲がって道路を渡るだけなので、2時になったところでフード付きのジャケットを羽織って駆け足。ウクライナ風のスイーツは特に人気があるようで、レジの方に並んでいる人たちはもっぱらスイーツとパンで、ピックアップのラインはボルシチかホルブツィ(ウクライナ風ロールキャベツ)。次はカレシの4時のレッスンの間に、グランヴィルアイランドでのイベントに出かける準備。要はArts ClubのADC(支援者サークル)の上位3レベルのメンバーを招待してのクリスマスパーティ。ミニシーズンのトリになる来年6月の『キンキーブーツ』の触りを聞いて、後は常連同士でワインを飲み、カナッペを摘まみながらワイワイガヤガヤ。出席は30人ほどで、高齢のメンバーが少ないのは、たぶんみんなアメリカの南のリゾートや別荘に避寒に行っちゃってるからだろうな。

9時近くなって、カレシが「今から帰ればグループレッスンに間に合いそう」と言うので、メリークリスマス、ハッピーニューイヤーの挨拶を交わして、楽しい気分で家路。でも、高速のいつもの道への出口を見逃して、別の方からニューウェストに入ったのはいいけど、8番アベニューに通じる道に右折しそこねて入ったコロンビアストリートをまっすぐ行けばいいものを、なぜか「こっちから行こうかな」と入ったのがパタロ橋に通じるランプ。そっちに入ってしまったら橋を渡ってサレーまで行って、かなり遠くの最初の交差点で(運が良ければ)Uターンしてニューウェストに戻って来るしかない。6番ストリートまで行って曲がるのが一番だと言ってるのに、衝動的に軽率なことをするから、結局は時間とガソリンを無駄にして、グループレッスンにも間に合わず、カレシはまたばつの悪そうな顔つき。何だか、先が思いやられるような気がしないでもないんだけど、大丈夫なのかなあ。しぃらなぁ~いっ。


酒屋に行って、園芸センターに行って、注文の缶詰が届いて

2021年12月11日 | 日々の風の吹くまま
12月10日(金曜日)。☁☂🌧🌀。目が覚めたら、何ともう9時で、同時に目を覚ましたカレシと声を揃えて「うはぁ、もう9時だぁ」。まあ、よく眠ったんだからいいけど、さっさと起きて、朝ご飯を食べないと1日が半分終わっちゃうよ。で、朝ご飯を食べていたら、カレシが「朝めしが済んだら、すぐに酒屋に行ってジンを買って、園芸センターに行ってプランター用の土を買って、ガソリンを入れて来よう」。おお、いいね。ガソリンの30リットル給油制限はまだ続行中だけど、我が家のエコーのタンクの容量は40リットルちょっとで、燃料ゲージのラインがまだ3本残っているから、30リットルでほぼ満タンになるんじゃないのかな。

朝ご飯の後でのんびりしていたら、カレシが「よし、行くぞ」。あれ、本気なんだ。ということで、大急ぎで着替えをして、お酒を入れるトートバッグに財布とスマホを放り込んで、カレシの気が変わらないうちに、じゃあ、行こう。車に乗り込んで、エンジンをかけて、まずは10番ストリートの坂下のColumbia Squareにある州営の酒屋。雨はまだしょぼしょぼ。定番のブードルス2本と最近大いに気に入ったサントリーの「六」を1本。ついでにBC州の酒類の流通体制を独占している政府機関が十何年か前から発行している無料の季刊雑誌『TASTE』をピックアップ。おしゃれな料理のレシピ付きでワインやスピリッツを紹介する、要するに取扱商品のプロモーションのための雑誌で、初めの頃はせいぜい30ページくらいだったのが、今では120ページを超える豪華版に発展。切り取って保存できるレシピカードを折り込んでいた時期もあって、ワタシも酒の肴やメイン、パーティ料理、デザートなど相当な数のカードをまだ大切に持っている。







ギフトのおすすめリストに「獺祭」があった

酒屋の後は一番近い大型園芸センターまで車を飛ばして、プランターミックスの園芸土50リットル袋を2つと丸いプラスチックの大きなプランターを1個。園芸土は店の中のレジで先に代金を払ってから、外に種類ごとに野積みしてあるのを自分で車に積み込む仕組みなんだけど、袋の中の土に雨水がしみ込んでいて、ずっしりなんてもんじゃない重さで、おチビのエコーのトランクに積めるのは2袋がやっとなのが幸いなくらい。最後は2人がかりで扱いにくい袋を何とか押し込んでトランクを閉めて、ほっとしたところでガソリンを入れる計画は雲散霧消。ま、3つのうち2つ完遂したから、良しとしとこう。明日の夜はグランヴィルアイランドに行くから、早く出て途中で入れるか、帰り道に入れるか・・・。

午後、おととい注文した鮭の骨の缶詰を指定した住所に配達したと言うメールが来たので、雨は本降りになりつつあるけど、受取代行オフィスまでひとっ走り。時期が時期だから、オフィスには外まで行列ができていて、いつもは奥にいるオーナーのマーナもフロントで応援。でも、ほとんどの人がピックアップなので、行列が進むのはけっこう早くて、窓口カウンターの端の搬入口を開けて対応していたマーナがワタシの顔を見るなり「重たいわよぉ」。はいっと渡された箱は缶詰が24個入っているので、数キロあるかもしれないけど、ちょうどひとりで抱えて運べる大きさだったのが幸い。マティニの時間をじりじりと待って、さっそく1個開けて、そのままたっぷりの中骨をフォークですくってパクっ。う~ん、柔らかくなった中骨のこの食感が昔から大好きなの。ひと口試してみたカレシも「うまいっ」。カレシが敬遠したらワタシひとりで食べるという筋書きだったんだけど、この分だとまたすぐどんっと注文しなくちゃならないかも・・・。





値上がり、値上がり、値上がり

2021年12月10日 | 日々の風の吹くまま
12月9日(木曜日)。☁🌤☁。今日はなぜかカレシが早起きで、ワタシも早起き。夜の間に右の股関節が痛くて何度も目を覚ましたので、ちょっとばかり眠い。たぶん、ゆうべのウォーキングでカレシを追いかけて何度も走ったせいかもしれないな。でも、起きてみたら、股関節は痛くも何ともないから、ヘンなの。またまだ大雨強風注意報。ただし、あしたの夜から土曜日の朝にかけてだそうだから、早めに注意報を出して気持ちを引き締めてもらおうってことかな。それじゃあ、今日のうちに買い物に行っておこうかな。

お歳暮の宅配注文受付のメールとオンラインで注文した鮭の骨缶の発送のお知らせが来たので、「やることリスト」から消去。クリスマスカードは封筒に宛名を貼り終えて、後はカードにサインして入れるだけになったので、これもリストから消去。次は銀行のポートフォリオマネジャーのトニーへのメール。カレシとワタシの個人年金口座(RRIF)から今月中に2021年度分が一括払出しになるので、2人の非課税貯蓄口座(TFSA)にそれぞれ今年の限度額を、残りを共同名義の投資口座に入れてもらうようお願い。いつも神経質な株式市場は今年もコロナに振り回されていた感じだけど、RIFFから今年分の規定額を引き出してもワタシの老後の虎の子資金の原資は手つかずのまま。

来年は固定資産税が5%くらい上がるという話だけど、コロナで経済がガタピシしていても、バンクーバー圏の住宅の値段は上がるばかりだったから、公的な査定評価もかなり上がりそうで、市町村はその上がった評価額をベースに算定率を5%アップして固定資産税を取ると言うことで、そうでなくてもニューウェストミンスター市は高めなのに、考えてしまうな。でも、どんなぼろ家でも億を下らないバンクーバー市は算定率をもっと上げると言っているから、まだ旧居に住んでいたら途方に暮れていたかもしれないな。毎年1月1日に公表される評価額は、2021年度は少し下がっていたけど、在宅勤務が常態化して来たせいで、遠い郊外の戸建てなんかは20%とか30%とかいう値上がり。でも、州政府が立て替え払いしてくれて、年々増える「ローン」は持ち家を手放すときにまとめて返済すれば良く、その金利が何と単利という、シニアには大助かりの制度があるので心配ご無用。今日のニュースでは、来年は食料品が大幅に値上がりすると予想されるそうだけど、年金もインフレに連動してある程度増やしてくれるから、当面はワタシの虎の子には手を付けずに済みそうな予感。何だかんだ言っても、やっぱりお金の心配をしないで済むのがリタイア暮らしには一番の健康薬じゃないかなと思う。

午後、天気サイトをチェックしたら、3時頃から天気が崩れるようなことを言っていたので、あまり当てにはならない予報だけど、ちょっと早めに買い物。スーパーのポイントカードで毎週もらえるボーナスポイントの基準額もだんだん高くなって来て、1回の買い物の額(税抜き)が12000円以上だったのが、13000円になり、今は14000円。それで、前は2日か3日おきに買い物に行ってもその金額に足りなくて、ボーナスが付かないことも多かったのに、今では毎回あっさりその超えてしまうから、やっぱりじわじわと値上がりしているんだなあと実感。というわけで、ポイントはどんどん貯まるのに、ポイント交換で無料になるのはどうしても子供のいる家族向けのものが多くて、ワタシの日ごろの買い物にはポイントを使えるものがあまりないのが悩み。でもまあ、子育て世代は一番節約したい年代だろうから、のんきなシニア世代が文句を言える筋合いじゃないけどね。

何となく羊っぽいような。これがほんとのひつじ雲?


床屋をやって、ネイルサロンをやって、配管屋をやって

2021年12月09日 | 日々の風の吹くまま

12月8日(水曜日)。☀☀。何だかヘンな夢を見ていて、目が覚めたのが日が昇った後。今いちすっきりしない気分だけど、リビングの窓から一直線に寝室の奥の壁まで水平に差し込む朝日が元気をくれた感じ。このところちょっとひどい胸焼けがしたりして、そのせいで咳き込むことが多くて、何となくいつもの調子が出ないでいたんだけど、自分でもよくわからないストレスがあったのかもしれないな。まあ、どうも横隔膜そのものに問題があるようで、だいたいは前に屈むことが多かったりすると胸焼けが起きるというだけの話。そういうときはガビスコンという市販薬を1錠か2錠かじれば収まって、後は忘れてしまうから、何がストレスなのかなんて考えないんだけど。

それでも、元気が出た勢いで、今日はまずカレシのヘアカット。心筋梗塞を起こす前はつるつるに禿げるかと思っていたのが、手術の後で頭のてっぺんの禿げが小さくなり始めて、あるかないかだった前髪も今では櫛でとかせるくらいに増えて、全体的にきれいな白髪がふさふさと言う感じ。そのせいか、伸びるのも早くなったみたい。コロナの巣ごもりでサロンに行かなくなってからは、「ヘアカットとペディキュア」の予約を入れて来るようになって、その都度バスルームに床屋さんを開店。髪の毛が増えたと言っても、わざわざサロンに出向いて何千円も払ってカットしてもらうほどの量じゃないし、カレシが退職するまでは、ヘアカットはずっと(仕事で超多忙だってのに)ワタシの役目だったので、昔取った何とか。床屋さんは10分か15分で済んで、カレシがシャワーをしている間に店をたたんで、今度はネイルサロン。リビングのソファで伸び過ぎた感じの足の爪を専用の大きな爪切りでパチン、パチン。何とも平和なじいさんとばあさんの陽だまり風景・・・。

カレシがシャワーの排水の流れが悪くなったと言うので、ああ、配水管のヘアキャッチャーが詰まったのねと、今度は配管屋さん。ペンチを持って来て、リニア型の蓋をえいっと持ち上げて、ヘアキャッチャーを外して掃除。よく見たら、排水溝のフレームとタイル壁の間に石鹸かすがびっしり。カレシは石鹸派なので、ボディソープと違って壁や床にぬるっとした石鹸かすが残るんだけど、シャワー室は土曜日の掃除の対象外。配管屋さんが済んだら、今度は洗剤と雑巾を持って来て、排水口と床タイルをきれいに掃除サービス。石鹸かすが溜まったら、せっかくの滑らない素焼きのタイルも滑りやすくなって危ないよと言ったら、「じゃあ、掃除のときにシャワーの床もやった方がいいかな」と来たもんだ。うん、そうしてちょうだい。毎週じゃなくてもいいけど、こういうところには気が付かない人だから、毎週さっとやった方がいいかもね。

と言うことであっという間に午前中が過ぎて、午後になってやっと「やることリスト」の消去作業。まずは恒例の日本へのお歳暮の配達注文を出して、ついでに前から買おうと思っていた紅鮭の骨の缶詰も注文。鮭缶を開けると真っ先にちょこっとあるのを摘まんで食べてしまうくらい大好き。そのままが一番好きだから、ときどきうんとスモーキーなスコッチのお供にしようかなあ。「やることリスト」のその2はクリスマスカードで、印刷しておいたアドレスを切り分けて、封筒に貼って、後はカードを入れるだけ。晩ご飯の後はカメラを持って、クィーンズパークで家々のクリスマスライトを鑑賞しながらのウォーキング。写真を撮っては、どんどん先を歩いて行くカレシに追い付くのに駆け足の繰り返しで、なぜかたっぷりエネルギーを補充して来たような気分だから不思議。うん、その調子だぁ。






タワマンのバルコニーにも


土曜日は1年ぶりに家族が集まるはずだったけど

2021年12月08日 | 日々の風の吹くまま
12月7日(火曜日)。🌧☁🌧。不思議とぐっすり眠って、午前8時にぱっちりと目覚め。いつもこうだといいんだけどな。雨雲の中にすっぽり入ったままなのか、窓の外は五里霧中。バルコニーの温度計は5度で、ルーフデッキの雪は6割がた消えて、この分なら午後までに完全になくなりそう。雨も一時的に止むようで大助かり。何しろ金曜日以来買い物に行っていないので、けさは朝ご飯のバナナがないし、アップルソースもスプーン1杯がやっと。あり余っているのは、大き過ぎるパックを半分にしたせいでフリーザーに貯まった肉類くらいのものかな。

朝のうちに(義)妹のマリルーからメールが来て、「きのうは出勤日で、雪の中を運転するのが怖かったの。週末はまた雪らしいけど、土曜日は大丈夫かしら」。そう、今度の土曜日は、近いのにもう1年以上も会っていないマリルーと連れ合いのロバート、(義)弟のジムとガールフレンドのドナが来て、ランチパーティをすることになっていて、しかも私たちはその後の夜はグランヴィルアイランドでArts Clubのイベントだから、雪は困るなあ。でも、いつも見ている天気予報のアプリをチェックしたら、土曜日は午前中は大雨の大風、午後になって雨は収まるけど風はまだ荒れ模様で、夜になって少し収まって小雨という予報。日中の気温は7度と高めだから、またパイナップル特急の到来かな。翌日曜日はというと、午前中は雨、午後から夜にかけて小雨で、心配される雪は夜半から月曜日の明け方にかけて「雨雪交じり」。そのまま水曜日くらいまで「雨雪交じり」の厄介な天気。

午前中いっぱいメールが行ったり来たりで相談した結果、ランチパーティは日曜日ということになって、カレシは土曜日午後の英語レッスンをキャンセルしないで済むし、ロバートはドクターのアポの遅れを気にしないで済むので、みんな都合がいいと言うことで決まり。この季節は天気が荒れやすくて、予定をキープし難いから困るな。日曜日の天気が急変しないように祈るばかり。マリルーが「前に行ったときにご馳走になったボルシチ、すごくおいしかったんだけど、店はまだあるの」と言うので、あるある。バンクーバーにも店を2つ出して繁盛しているよ。ウクライナのキエフから来てカナダで出会ったイリナとセルゲイの若い2人がベーカリーを始めて、ファーマーズマーケットから出発して、ニューウェストにウクライナ料理とスイーツのテイクアウト専門の店を出して、今では3店舗。じゃあ、日曜日のランチは熱々のボルシチがメインってことにして、後いくつかメニューを考えることにしようか。

店の名前はSolodkoからKozakに変わったけど、「おばあちゃんのレシピ」だというボルシチはほんっとにおいしい。ポークとヴィーガンの2種類があって、いずれも1リットル容器入り。テイクアウトが主体だから、買って来たのを鍋に移して温めてやればいい。他に「お母さんのチキンスープ」と言うのもある。カナダで食べるボルシチでも、ウクライナ人が作るウクライナのボルシチ。では、スペインのバルセロナの通りにあったラーメン屋のサッポロラーメンは日本人が作る日本のラーメンなのかな。バンクーバー圏では日本人、中国人、韓国人と言ったアジア人が大勢いるから、「アジア人」が作るラーメン屋やスシ屋が溢れているけど、スペインにはアジア人がそんなにたくさんいるわけじゃなさそうだから、バルセロナの札幌ラーメンは日本人が作る札幌ラーメンかもしれないな。スペインでラーメンを食べると言う発想はなかったけど・・・。



目が覚めたら、外は五里霧中の雪景色

2021年12月07日 | 日々の風の吹くまま
12月6日(月曜日)。❄/🌧☁。なぜか2人とも5時半ごろに目が覚めて、起きて外を見て、あっ、白くなってる。そのままベッドにもぐり込んで、またひと眠りして起きたら8時過ぎ。あは、すっかり元の「夜中過ぎ就寝・8時過ぎ起床」のパターンに戻ってしまっているじゃないの。カレシ曰く、「午前中のレッスンを全部やめたから、早起きするモチベーションがなくなったんだよ」。あっ、そうなの。まあ、おおむね規則的で、だいたい8時間の睡眠が取れていれば問題ないと思うけどね、うん。




それにしても、降ったなあ。よぉく見ると、雪のひらはわりと重そうで、垂直に落ちて来るから、そのうち雨に変わるのかもしれないな。いわゆるべた雪というやつで、プランターでゆっくり育っていた葉っぱものはみんなぺっちゃんこ。でも、氷点下になって凍りさえしなければ、雪がなくなったらまた摘み菜程度には育つんじゃないかと思う。今の時期はどうしても食感がちょっと粗くなるけど、あまり変わり映えのしないサラダでも、新鮮なアルギュラやチャイブ、からし菜を散らせばグルメ度がアップ。カレシが大きくなるまで育てようと、プランターから個別の鉢に移植したレタスは、まだ植え替えて日が経っていないので、冷たい風が当たらないように、ゆうべのうちにバルコニーの「温室ボックス」に入れて置いたので、夏の間に傷んでいた断熱テープを剥がしたので、新しいテープを貼るのが今日の「やらなきゃ仕事」。


この温室ボックスは、おととしの秋にワタシが(旧居の窓に断熱用に付けてあった)プレキシガラスと細い角材を組み合わせて作ったもので、底に育苗ヒーターマットを敷いてあるので、夜が冷え込むようになったらタイマーでヒーターが入るようにしてある。氷点下になると効果はなくなってしまうけど、そういう冷え込みはそんなにしょっちゅうないところだから何とかなるのがいいところ。その後、カレシが蓋を外すときに両手で持ち上げられるように2ヵ所に取っ手を付けたり、蓋が撓まないように角材を取り付けて補強したりして来たので、大いに気に入ったカレシは、プレキシガラスが余っていたらもうひとつ作ってほしいとリクエスト。残念ながら「箱」を作れる大きさのシートは半端な数しか残っていないのでちょっと無理かな。バルコニーだからと部屋着のまま出て作業をしていたら、うへぇ、寒いっ。終わる頃には体の芯まで冷え冷えだったけど、「やらなきゃリスト」の仕事が済んで、やれやれ。

クリスマスツリーも飾ったことだし、なぜか長くなるばかりの「やることリスト」に手を付けないと、年が暮れてしまいそう。何とかその気にならないといけないんだけど、うまくやる気を出す手立てはないもんかなあ。雪が止んでも外は五里霧中で薄暗いから、1日中ダイニングテーブルの上の照明をつけっ放しで、モチベーションが上がらないのはそのせいかな。でも、家の中のツリーと外の雪景色の組み合わせは、何となく季節感と言うか、ちょっとした風情がある感じ。うん、あしたこそは・・・。



クリスマスツリーの飾りつけが終わって冬景色

2021年12月06日 | 日々の風の吹くまま
12月5日(日曜日)。🌤⛅☁。さて、今日はクリスマスツリーの飾りつけをする日だ、と思ったら、まずバルコニーの温度計が発信器、受信器のどちらもディスプレイがぼやけて、電池切れの表示。取り替えようとしたら、あら、単4電池の手持ちが全然ない。一緒に買ったはずの単3電池はまだパッケージを開けてもいないから、この頃は単4を使う道具が増えたってことかな。ちょっとひと昔は単3が主流だったような気がするけど。

使える電池がなくてはどうにもならないし、来年のカレンダーもまだ買っていないので、とりあえず道路向かいのLondon Drugsへひとっ走り。単3電池なら24個入りがあるけど、単4は一番大きいのでも12個入りなので、手持ちがゼロなんだからと、3パック。でも、カレンダーはなかったので、ついでだからとウォルマートで探そうとモールへ。犬や猫、車、芸能系、スポーツ系の写真満載のものが多かったけど、ウォルマートだから、あんまり品のいいものやおしゃれっぽいものは期待していなかったけど、カレシ用にコーヒーがテーマのユーモラスなもの、ワタシ用にハッブルが撮った宇宙の写真、そしてまだ縁が切れてないでいる日本のお客さん用にカナダの大自然のものを選んで、合計3000円プラス税金12%はやっすぅ~いっ。

クリスマスツリーの飾りつけは、段ボール箱から出した飾りを広げるのにテーブルが要るので、ランチを済ませてから。箱の一番上は大小のガラスボールで、ほとんどがインテリアショップのCrate & Barrelやカタログ通販で買ったコレクション。旧居の頃はCrate & Barrelのバンクーバー店があるオークリッジ・モールまで歩いて行けたし、引っ越してからも電車を乗り継いで行ったもんだけど、コロナのおかげでもう2年もごぶさた。ボールを全部出したら、その下の層は旅行先で買って来た「ご当地」の飾り。パリでノートルダム寺院にサンタをあしらった飾りを見つけて来たのが始まりで、ニューオーリンズで見つけたサックスを吹いている粋なサンタは逸品。ハワイのサンタはカクテルのグラスを手にハンモックでリラックスだし、ニューヨークのサンタは自由の女神と一緒。サンフランシスコはケーブルカー、シカゴではCrate & Barrelの本店でステンレスのカクテルシェーカーとマティニグラス。後はボストンやウィスラーの他、オーストラリア、アイルランド、ニュージーランド、シンガポール、フィリピン。そしてマルセイユのおみやげはノートルダム聖堂で買った聖家族の飾り。


ボール

旅行みやげの飾り

ドイツのインゲグラスの「クリスマスキャロル」セットはカレシからのプレゼント

底の方にビニール袋に入れて詰めてあった小物を出して来て、さて、全部ツリーに飾れるか・・・

午後いっぱいかかったけど、最後にツリーの頂点に天使を載せて、飾りつけは終了

降雪注意報が発令中で、今夜半からみぞれ、朝方には小雪、午後には雪交じりの雨(か雨交じりの雪)。朝起きたら外が白くなっているということかな。朝の通勤は大混乱になりそう。でもまあ、雪だったら洪水にはならないから、今はその方がいいかも。ツリーを飾る手を休めて眺めた山の風景は、厚い雲の下に黒々として見えるバーナビーマウンテン(標高370m)、その向こうに少し雪が降った連峰、そして遠くには真っ白に冠雪した遠い山脈と、ひだひだの冬景色・・・。



クリスマスツリーの飾りつけはいつもひと仕事

2021年12月05日 | 日々の風の吹くまま
12月4日(土曜日)。❄☁⛅。朝起きたら、雨なんだけど何となく時々白いものが混じっているような感じ。そのうちほんのしばらく雪がちらついたけど、やがて小雨になって、曇り空になって、ランチの頃には何と青空。ニューウェストsでは積もるほど降らなかったけど、山波は中腹近くまで雪が降って、もやぁ~っとした雪景色。去年の写真のフォルダをみたら、12月21日にどさっと降った記録があるけど、後2週間ちょっとで冬至だもの、雪のひとつも降るよねえ。

この頃は朝が遅いので、洗濯機を回しながら大汗をかいて床掃除をしたら、もうランチの時間。トッピングがほうれん草とチーズだけの冷凍ピッツァを焼いて、ランチが終わったらすぐにツリーの梱包をほどいて、スタンドを置いて、ツリーを立てて、別になっている上半分を差し込んで、飾りつけの準備が終了。我が家のクリスマスツリーはさしずめ「樹齢30年」というところで、昔はモミの木の香りがするような錯覚を感じたっけ。買ったときには「永久保証」と書いてあったけど、メトロバンクーバーではトップのDIYセンターだった販売店は1990年代の終わりごろに新興のチェーンとの吸収合併で消えてしまったし、(確かケベック州の)製造元もたぶんもうなくなっているだろうから、保証も何もあったもんじゃないのに、年ごとに本物気取りで一人前に「針」(針葉樹の葉)を落として来ても、未だに健在。

形からしてバルサムモミだと思うけど、高さは2メートル弱で、クリスマスツリー農場で育ったツリーがこの高さになるには10年近くかかるそうな。そして切り倒されて、誰かの家の中で飾りをいっぱいつけられて、きれいだねとちやほやされているうちに、わずか1ヵ月かそこらでお役御免になって、ツリーチョッパーに押し込まれてマルチにされてしまう。ちょっぴりかわいそうだなあという気もするけど、それが農業なわけで、野菜や果物、家畜と同じかな。


飾りつけの準備完了

LEDライト2本をつないで、ぐるぐる。点滅するタイミングがセクションによって違うからおもしろい。

ガーランドを巻き付けたら、クリスマスツリーらしくなった

大きな段ボール箱いっぱい(たぶん200個以上)の飾りをつけるのは明日にしようっと



何となくあっという間に日暮れ時になって、雲の切れ間に見えるゴールデンイアーズの新雪に夕日が当たって、夕焼け雲と競演。今ごろの季節はサレーやバークィトラムの高層マンション群の窓壁のガラスが金色に輝き、家々の窓もあちこちで点々と夕日を反射して、すばらしい景観になる。日が暮れると、ルーフデッキの向こうに市のクリスマスツリ浮き上がって来て、まだ完成していない我が家のクリスマスツリーはちょっとうらやましそう。



やっぱり12月は走りたくなるくらい忙しないね

2021年12月04日 | 日々の風の吹くまま
12月3日(金曜日)。⛅🌥☁。午前4時の怪が起こらずに、2人ともよく眠れた。何かとストレスフルな1週間だったな。コロナのおかげでもう2年もほぼ巣ごもりの状態で、何となく体力だけじゃなくて、ストレス耐性も低下したんじゃないかなあと言う気がする。もっとも、2年と言う年齢を重ねた結果なのかもしれないけど、老若男女を問わず、この2年間は生きて生活すること自体が「隠れストレス」になっていたんじゃないかな。けさは、見渡す限りどの屋根も霜で真っ白。でも、いつもなら少なくとも中腹まで白くなっている近場の山波もまったく雪がないし、スキー場のあるシーモア山も頂上近くにちらほら白いところがある程度だけど、今夜は低地でもべた雪が降るかもという予報で、あぁ~あ・・・。

まあ、12月だから雪が降っても不思議はないか。そ、1年の最後の月が12月。クリスマスと新年が刻々と迫って来て、みんな走りたくなるようなせわしない月。とにかく、まずはクリスマスツリーを飾らなくちゃということで、一番先に出して来たのが、去年作った「くるみ割り人形スィート」。元のキットはパリのアパルトマンのロマンチックな寝室という設定で、いたるところピンク、ピンクになるはずだったのを徹底的に排除して、いくつもある残り物の部材の箱をかき回しては使えそうなものをありったけ利用して、1ヵ月かけてワタシのオリジナルに作り変えた、ミニチュア工房一番の大作。新しい電池をケースに入れて、スイッチを入れて、よぉし、天井の照明とクリスマスツリーがちゃんと点灯したぞ。



次は地下2階の駐車場に下りて行って、ロッカールーム8番の中にある我が家専用の物置から毛布に包んだクリスマスツリーを運んで来る作業。しっかりまとめて包んであるので、両腕で抱えて運ぶのは簡単だけど、ちょっと重いし、ワタシの背丈ぐらいあるから、何だか酔っ払いとダンスをしているような感じで、これも12月の年中行事のひとつ。とりあえずカレシの鉢物が「冬眠」しているレク(リエーション)ルームに置いといて、ダイニングの隅の飾り戸棚を少し動かして、余分の椅子をリビングに持って行って、ツリーを立てる場所を確保。管理会社から「生木のクリスマスツリーは規約により禁止されています」というメモが来ていたけど、これは暖房した室内で乾燥した木が飾りのライトの熱などで発火して火事になるのを防ぐための規則。人工のツリーよりも森の香りのする本物の木の方が伝統的なクリスマスを味わえるという人はまだ多いと見えて、農場でモミやトウヒを育てて、クリスマスツリーとして手ごろな大きさになったのを伐採してあちこちの駐車場などで売ったり、好きなのを選んで伐らせたりする商売が成り立っているけど、今年は品不足だという話。夏の気候が暑すぎたのかな。

クリスマスツリーを飾る準備ができたところで、あしたは掃除の日の土曜日だから、戸棚を動かした後の床の埃を掃除してからの方がいいと判断して、ツリーを立てるのは明日の仕事。なにしろ毎年少しずつ増えて来た飾りの数がすごいから、1日で終わるかどうか怪しいもんだけど、旅先で買って来た飾りをツリーにかけながら思い出話をするのも我が家の年中行事といったところで、今年はマルセイユのノートルダム聖堂で買ったおみやげが加わる。と言うわけで、クリスマスツリーは明日の「やることリスト」入り。そこで、まだ誰にもクリスマスカードを送っていないことに気づいて、買い物のついでに買って来なくちゃと、今日のショッピングリストに追加。やっぱり12月ってせわしないね。


夜のウォーキングが楽しくなる季節

2021年12月03日 | 日々の風の吹くまま
12月2日(その2)。今日は1日がかりで地中海クルーズで撮りまくった写真の整理をしていて日が暮れた。冬至が近づいて来て、日の入りは4時15分だから、暗くなるのはあっと言う間。日課のウォーキングはカレシの提案で晩ご飯のあと。今ごろの季節は、街頭にはクリスマスのライトがつき、ツリーを飾り付けた店やオフィスも多くて、暗くなってからの方がウォーキングが楽しいので願ったり。特に古くからの由緒ある住宅地クィーンズパークは前庭にクリスマス飾りをする家が多いし、(のぞくわけじゃないけど)カーテンをしていない家の中のツリーも見えるから、きょろきょろしながらのウォーキング。でこぼこの歩道には気を付けないと・・・。


ニューウェストミンスター市の中心地であるSixth & Sixth(6番ストリートと6番アベニューの交差点)の風景

ロイヤル・シティ・センターのモールの入口もきらきら(毎年同じライトだけど)

6番アベニューの家はちょっと張り切り過ぎたんじゃないかと言う気もするくらいのライトアップ

サンタもとなかいも目が眩んでしまうかも

6番アベニューと2番ストリートの小学校の校庭の隅にある大木がクリスマスツリーに変身。我が家のオフィスからよく見える。先週1日だけ点灯してからずっとライトが点いていなかったのが、きのうからまた夜景を彩ってくれるようになった。たぶん大雨でショートでもしたんだろうな。

あしたこそは地下駐車場のロッカーからクリスマスツリーを出して来なくちゃ。


旅の記憶が薄れないうちに~パルマ・デ・マヨルカ

2021年12月03日 | 日々の風の吹くまま
12月2日(木曜日)。🌤☀。今日もまた朝の4時過ぎに、今度はカレシに「何か大きな音がした」と起こされた。ワタシは聞かなかったけど、何かが落ちたような音だったと言うので、2人して起き出して「目視調査」。カレシは「金属的な音だった」と言うけど、それらしいものはどこにもないので、結局は、他の部屋か外から聞こえたのかもしれないし、カレシが「夢でも見てたのかなあ」と言い出すしで、調査は打ち切り。朝になって、リビングの角の隅で窓枠に両面テープで固定してあったプレキシガラスが外れて、敷居の上の置物(こなごな)と前の台に置いてあった(枯れた)ベゴニアの鉢をなぎ落としたためとわかったけど、何だってこんな時間に何度も騒ぎが起きるんだろう。寝不足ストレスになっちゃうじゃないの。

でもまあ、電話と煙探知器に続いて3度目だから、2度あることは3度あるの諺の通り、「午前4時半の怪」はこれっきりにしてもらうことにして、休養がてらのんびりと1日ごとに通し番号を付けたフォルダに入れてある旅の思い出の整理。終点のひとつ前の寄港地は、バレンシアからちょっと北上して、マヨルカ島のパルマ。マヨルカ島、メノルカ島、イビサ島、その他の島々を合わせてバレアレス諸島。まだ大砲や鉄砲がなかった頃、この諸島の男たちは中石器時代に始まった紐で敵をめがけて石を投げつける「投石術」に長けていたので、古代の地中海の覇権争いではその正確さと殺傷力で傭兵として引っ張りだこだったらしい。


朝のパルマ港。有数のリゾートだけあって、停泊しているボートやヨットの数のすごいこと

おや、またお会いしましたねえ。行く先々の港にいたTUIのクルーズ船Mein Schiff 2号。総トン数11万トンちょっと、船室が1500室近くあって、乗客定員は2500人以上だそうで、うわ、でっかぁ~い。それに比べたら、総トン数2万8千トン、船室200室、乗客定員380人のシルバーシャドウの何とちっちゃぁ~いこと。

埠頭で待っていたバスに乗って、まずは船から丘の上に見えていたベルヴェル城へ。世界のどこでも古くからある港町は坂道が多いけど、パルマにはあまり急な坂道はないという印象。いかにも観光地といった雰囲気で、日本からの観光客も多いのか、バスの窓からはすき焼レストランや寿司屋の看板も見えた。前日寄港したバレンシアと同様、マヨルカ島が所属するバレアレス諸島もカタルーニャ語圏にあって、ガイドさんは「カタルーニャ語のマヨルカ方言です」と言っていたけど、スペイン語と並んで公用語になっている。単にスペインと言っても、かってはいくつもの王国に分かれていたんだし、今のバレアレス諸島は「自治州」だそうだから、いわばいろんな言語や文化が集まってできた多重文化国家ということになるのかな。地中海を取り巻く世界の歴史はほんっとに奥が深い。


奇抜な壁画で飾ったアパートには思わず、うわっ。

マヨルカ王の居城だったベルヴェル城の「天守閣」。城は14世紀に建てられたもので、井戸のある円形の中庭を中心に、天守の他に3つの塔がある。敵に包囲されたときは城主の一家が天守に移って「橋」を破壊し、何ヵ月も籠城したんだそうな。たったの一度を除いて、籠城で陥落したことはないらしい。戦いの武器が弓矢から射程距離の長い大砲に変わったときは、砲弾が届かないように城壁を外側に拡張して対応したそうだから、地中海地方を行くとよく高い丘の上に見える中世の城砦や城跡はまるで生き残り戦略のお手本みたいなものかな。
中央の円形の中庭。真ん中は地下に貯めた水を汲むための井戸。中世の城の暮らしってどんなものだったんだろうな。
見上げると、真ん丸な空。満天の星空に何を思ったのか・・・。
何百年分あるのか、落書きを残したくなるのは人間の性なのかな。
城の外にあったオリーブの木。

丘を下りて来て、海に面した海岸公園へ。噴水のある広場を通って、階段を上がったところに向かい合ってるパルマ大聖堂とアルムダイナ宮殿へ。船からも見える大聖堂は、すぐそばに立ってみたら圧倒するような高さ。身廊はパリのノートルダム大聖堂よりも10メートルくらい高くて、元々イスラム教徒のモスクがあったところなので、メッカの方を向いているんだそう。1230年に着工して、完成したのは何と370年も後のこと。


右側がパルマ大聖堂、左側は14世紀に建てられたアルムダイナ宮殿。

大聖堂の身廊

一時期19世紀の大地震で受けた被害の修復計画を指揮していたガウディが残した祭壇

ステンドグラスを通して差し込む日の光に染まる身廊の柱

迎賓館にもなるアルムダイナ宮殿の塔の上に立っているのは大天使聖ガブリエル。風向計として作られたので、風によってくるくると向きが変わるので、パルマでは言うことがくるくる変わる人に「あなたって聖ガブリエルみたいね」と言うんだそうな。その通り、写真を撮ったすぐ後でくるっとこっちを向いてくれた。

大聖堂のある高台からパルク・デ・ラ・マールの向こうに港を望む。棕櫚の向こうで待っているシルバーシャドウ号

船に帰る途中でバスから見かけたクラフトマーケット

パルマ・デ・マヨルカは有名なリゾート/観光地と言う以外はまったく予備知識を持っていなかったので、見た目は典型的なリゾートだけど、中世の地中海の交易や覇権争いを経験して来た歴史の豊かさには目を開かれた感じ。ワタシにとって、今回のクルーズはまさに中世ヨーロッパ史の勉強の旅だったと思う。行けてほんとに良かった。


電話回線とインターネット回線は同じじゃないんだって

2021年12月02日 | 日々の風の吹くまま
12月1日(水曜日)。☁☁。あぁ~あ、もう12月。団子嵐3兄弟が通り過ぎて、雨はひと休み。嵐の間やたらと気温が高くて、けさもバルコニーの温度計は12月としては前代未聞の13度。でも、嵐の通過で今度は気温が急降下して、金曜日の朝の予想最低気温は何と1度。ラニーニャ現象でこの冬はかなり寒いそうだから、もしかして雪が降り出すんじゃないのかな。でも、まだ雪は早くてもクリスマスまでは降らないでほしいなあ。ホワイトクリスマスはいいなあと思うけどね。

今日はTelusにが固定電話の回線の不具合を調べに来ることになっていて、9時から11時の間と言う予告。テクニシャンが家の中で作業している間はマスクをするようにと書いてある。ハンサムなおにいちゃんテクニシャン(ジョー君)が来たのは10時過ぎ。まずは、引っ越してから6年使っていた電話機が急に受けることも架けることもこともできなくなって、壊れたと思ってすぐに新しい電話機を買って来て取り替えてみたけど、差込口を変えてみてもダメだったのを、Telusのサポートとのチャットで光ファイバーのボックスに直接つないでやっと通話できるようにしたという経緯を説明。ShawとTelusの回線が同居しているパネルを開けて、何本もあるShawのぶっとい同軸ケーブルとコネクタをどけて、ていねいにルーターを動かして、光ファイバーのボックスや回線のコネクタをあれこれ調べて、電話の親機を外して、「どこに置きましょう」。

それまで親機を置いてあったカレシのデスクがごたごたしているので、ワタシの後ろの本棚の上に置くつもりだったので、新しい親機を持って行ったら、接続口を見たジョー君が「これはインターネット用なので電話には使えませんよ」。ええっ、電話とインターネットはプラグが違うのかあ。「プラグの形は同じなんですが、大きさが少し違うんですよ、ほら」と、ポケットから出したルーター用のプラグと電話のプラグを並べて見せてくれた。うん、ルーター用の方がほんのちょっと大きい感じ。要するに、壁のプレートに電話プラグの形の差込口と同軸ケーブルのコネクタが同居しているものはインターネット回線だから、電話のプラグを差し込んでもつながらないってことで、電話は真ん中にぽちっと「穴」があるプレートじゃないとダメ。へえ、知らなかった。戸建ての旧居ではADSLだったもんね。ということで、カレシのデスクの隅に前の親機につながっていたコードがそのままだった(差込口が背の高い本棚の後ろにあるので外せなかった)ので、新しい親機に差し込んでみたら、おお、電話が通じるじゃないの。なぁ~んだ、そういうことだったのね。

最初に電話機が(多分寿命で)壊れたんじゃないかと疑って新しいのを買って来たのは正解だったけど、電話回線とインターネット回線は違うということを知らずにルーター用(LAN回線と言うのかな)につないだから、電話は沈黙したままっただったわけか。問題解決と言うことで、ジョー君がパネルのドアが閉まるように中でごちゃごちゃしていたケーブルをていねいにまとめてくれたので、ルーターもしっかり収まって、ドアもカチッ。Shawのケーブルを切ったらどうかと言ったら、「両方ないと売る時の価値に影響しますよ」。なるほど。後で調べてみたら、うちじゅうの差込プレートは(キッチンの改装とのきにタイルで隠したのも含めて)全部で9つ。そのうち電話用が5つ、インターネット用は5つで、数が合わないのはダイニングの隅の(斜めに置いたキャビネットの後ろの)プレートには大きさの違う差込口が2つあるから。おもしろいことに、寝室では3つとも普通ベッドの頭になりそうな方の壁に電話用があり、インターネット/同軸ケーブルのプレートは(ベッドでテレビを見られるように)その反対側のベッドの足の方の壁にあること。不具合の原因が電話機だったので、1万5千円の出張料がかかったけど、いい勉強になった。