リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

雪解け水が川を下って来ると

2018年05月11日 | 日々の風の吹くまま
5月10日(木曜日)。曇りのち晴れ。雨が降るかと思って遮光パネルをかけずに寝たら、み
ごとにブラインドの隙間から朝日がピカァ~。何かいきなり夏になるような予報だから、そろ
そろダイソンのタワーを出さなくちゃ。内陸部では雪解けが急速に進んであちこちの河川が
増水。地域によっては1948年の大洪水以来の増水量になるという予想もある。当時、カレ
シは郊外のずっと奥のチリワックの祖父母の農場に行っていて、ローズデール地区のマー
ブルヒルという高台にあった農場は被害がなかったけど、広大な地域が冠水して道路や鉄
道が不通になったために帰れなくなったとか。(そのときカレシは4歳10ヵ月、太平洋の反
対側の未来の嫁さんは生後1ヵ月だった。)

まあ、70年の間に洪水対策も進歩しただろうから、当時のような大災害にはならないと思う
けど、フレーザー川はBC州内だけを流れる川では一番長くて、カナダでは10番目に長い
から流域の面積(22万平方キロ)も相当なもの。全長1375キロの川に流れ込む支流の数
も、全長ほぼ500キロのトンプソン川を筆頭に長短40本以上はあって、河口から海(ジョー
ジア海峡)に注ぐ水量も毎分平均で約3500立方メートル。こんなのがどこかで堤防を破っ
て氾濫したらタイヘン。河口からかなり上流にあるニューウェストミンスター市は低地は少な
いけど、川中島のルル島東端のクィーンズボロ地区は低地だから危ないかもしれないな。

ルル島の隣の川中島アナシス島には自動車ターミナルがあって、新車の季節には自動車
専用船がひっきりなしに接岸する。アジアからの輸入車はほとんど全部がここに到着する
んだそうで、ハコフグみたいな図体の船のお尻か後方の船側に荷役口があって、双眼鏡を
覗くと到着した車が次々とランプを下りて来て駐車場に移動して行くのが見える。ときどき逆
方向にランプを上がって行く白いミニバスは車を下ろした運転手を乗せているんだろうな。
船に戻ってまた車を下ろして来るわけで、人手のかかる作業だけど、新車を傷つけないた
めにはこれが一番なんだろうな。駐車場を埋めた車はみんな同じに見えるけど、いったい
何百台、何千台あるやら。川の水位が上がりすぎたらタイヘン。
   

対岸の埠頭を見るとちょっと水位が高くなっているようだけど、まだ去年ほどではないかな。
雪解けの洪水の季節が過ぎたら、次は森林火災の季節・・・は、今年はなしにしてよね。

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