リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

犬かき式英語学習法

2013年09月11日 | 日々の風の吹くまま
カレシは、午後の英語教室の生徒から、博士課程の留学のために会話力を伸ばした
いという中国の大学院生を紹介されて、これ以上生徒を増やすとしんどいし~、日常に
支障が出るし~と思案投げ首。一応、英語力が必要な理由を説明してもらったら、戻っ
てきたメールはもろに論文英語。でも、そういうジャンルの英語しかしらないのかもしれ
ないよ。「でも、書き言葉と話し言葉の違いくらいは教えないのかなあ」とカレシ・・・。

だいたいが学校と言う環境で教科書を使って教えるし、英語の先生が話せなかったり
するから、句動詞だらけの日常会話なんか習わないでしょ。「それで、文法と発音が完
璧にできれば会話ができると思っている人が多いのかな」。でも、スピーキング=会話
じゃないよね。いくら発音や文法が正確でも、話すことが何もなければ会話は成り立た
ない。逆に、世の中のことをちょっとずつでも知っていれば、あるいはちょっとでも興味
を持ってみれば、発音や文法に多少の難があっても会話に参加できる。でも、これは
「語学力」じゃなくて、人間関係の領域と思うけど。

もう昔のことで覚えていないんだけど、ワタシがカナダに来たばかりの頃の英語はどう
だった?「発音や文法より、まず抑揚や言葉のつなぎ方が典型的な日本人英語だった
な」。え、そうだった?「それが半年くらいでいつのまにか普通の英語の抑揚でしゃべっ
てたなあ」。へえ、そうだったんだ。まあ、「英語環境」という海にどぼんと放り込まれた
わけで、犬かきでもいいから泳ぐしかなかったんだけど。だって、店でもどこでも「スピー
キング」の練習に行くわけじゃないでしょ?生活上の「目的」があって、英語でやりとりし
ないとそれを果たせないから、耳をよくかっぽじって、そしてしゃべりまくるっきゃなかっ
たということ。

学習って個人差が大きいし、ワタシは音痴なはずだけど意外とリズム感覚のようなもの
はあるみたいだし、おまけに話したがりやと来ているから、そういう実践的とも言える
「勝手に覚えれば?」式の突っ放し学習法が一番効果的だったのかもね。

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