リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

安く買えてあたりまえは安物を買って銭失いする人の特権

2021年08月21日 | 日々の風の吹くまま
8月20日(金曜日)。☁☁🌧。何だか涼しいを通り越して、寒くなって来たけど、夏はもうおしまいってことなのかな。まだ8月の下旬に入るところなのに、3回も記録的な猛烈ヒートウェーブがあったのに、その暑さに慣れる暇も与えずにあっさりと秋になっちゃうのかな。もしかして、今度は猛烈な寒波の冬になるとか言うんじゃないだろうなあ。今日の予想最高気温は19度。やぁ~だっ。

きょうのランチはきのうマーケットで買って来たハムとチーズ入りのクロワッサン。売っているのはBread Affairという、マンション前の道路で冬のマーケットをやっていた頃にいつも大好きなブリオシュローフを買っていた「手作りパン」のベーカリー。おととしあたりからニューウェストのマーケットには来なくなってがっかりしていたのが、この夏になって再登場。農作業のスケジュールとの調整がつかなくて木曜日のニューウェストのマーケットを休んでいたケイラも戻って来たし、マーケットのそのものが公園の駐車場から市役所の駐車場の一部にまで拡大して、テントの数もこれまでの倍近く。特に近郊の小さい有機栽培農家は、コロナの規制でそれまで作物を納入していた高級レストランなどからの需要が激減して困っていたそうだし、手作りの食品や工芸品を売っていた人たちは出店できなくなってもっと困っていただろうから、屋外イベントの規制が解かれたところでどっとファーマーズマーケットに出店して来たんだろうと想像がつく。

コロナによる世界的な物流の混乱が、グローバル化による低価格大量販売、大量消費の落とし穴を見せつけてくれたように思うな。BC州政府は「ローカルビジネスを応援しよう」とPRしているし、安くても高くても生活必需品が買えないというような場面に遭遇して、多くの人たちが特に食料を自給する大切さを理解しつつあるという潮流が感じられる。いいことだと思う。そりゃ、発展途上国で低賃金で作らせた安い製品を持って来て、「安く買う」ことが崇高な権利であるかのように消費者を洗脳しまくって来たウォルマートなんかの価格には太刀打ちできないけど、まあ、どんなものにもそれ相応の「対価」というものがあるんで、昔から日本には「安物買いの銭失い」という諺があるように、何が適正なのかは個々の消費者の価値観しだい。

雨が降りそうだったので、いつもより早めに買い物。アメリカとの国境はまだ規制されたままだし、輸送の大幹線であるコクィハラハイウェイが山林火事で一部で通行止めになっていたので、週末を控えているというのに、商品棚のあちこちに何もない空間が目立つようになった。よく考えると、もう1年以上もこんな感じで、不足しがちなものは入ったときにそのときは必要でなくても買っておくとか、モノがないことに慣れつつあるような気もするな。レジではなじみのランディが「もうあと何かひとつ買ったらポイントが20倍になったのになあ」。あ、そう。でも、もう4万点も貯まっているのに、交換したいものがないか、あっても品切れなのよねえ。ま、今日の晩ご飯は、ぎちぎちになって来たフリーザーから出しておいたジャンボホタテとモレルきのこで、メインのホタテと玉ねぎのレモン焼きに、ほうれん草とモレルとヒマワリの種のリゾット、蒸したインゲン豆と、ちょっぴりご馳走風。おいしいものをおいしく食べると、だらけ気分が抜けて、やる気がむくむく・・・。



コメントを投稿