リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

内輪で石油戦争をやってるとき?

2018年04月18日 | 日々の風の吹くまま
4月17日(火曜日)。晴れ。暗い灰色の雲と青みがかった灰色の雲とモフモフの白い雲が
入り乱れて、抽象画のような空模様。北からぐるっと見回して、あ、あっちは雨かな、こっち
は晴れ、あそこでは怪しげな上昇気流と、地形が複雑なせいであちこちに微気候帯が散ら
ばっているメトロバンクーバーならではの見飽きることのない風景・・・。

今日は大仕事の最終期限。仕上げたファイルと作業ファイルを一緒に圧縮して、指定のサ
イトにアップしておしまい。やれやれ、終わったぁ。かなりきつい仕事だったなぁ、これ。分納
したファイル全部のサイズを合計してみたら、何と180MB!長年フリーランスでやってい
ると、こういう途中で投げ出したくなる「ブラック」仕事もたまにあるけど、ワタシの生業なん
だしってことで、何とか最後までがんばれば、あとはお金の勘定。払いはアメリカドル建てだ
から、入金する頃にカナダドルが下がっていればそれだけ大きな為替差益が出て、ストレス
も一気に吹っ飛ぶと言うもの。

アルバータ州でオイルサンドから抽出した原油をパイプラインでBC州の海岸まで輸送して
タンカーに積んでアジア方面に輸出するという大事業があって、それが今てんやわんや。
何しろ瀝青油といわれるどろどろの原油だから、タンカーなどが流出事故を起こしてもした
ら、漁業資源が壊滅的な被害を受けかねないもので、BC州では、前から反対運動が活発
だったけど、去年の総選挙で勝った新民主党と緑の党の「協調」政権が「絶対に通さない」
と宣言。頭に来たアルバータのノトリー首相がBC州への石油供給をカットすると息巻けば、
オタワのトルドー首相は「パイプラインは必ず建設する」。(あれ、外交の舞台で偉そうに気
候変動対策をぶち上げているのは誰だっけ?)

アルバータが石油供給をカットしたら、ただでさえ北米で一番高いメトロバンクーバーのガソ
リンがさらに5割は値上がりするそうで、州経済への打撃は大きいだろうな。トランプが世界
の貿易秩序をかき回しているときに、子供みたいな内輪げんかはないだろと思うけど、どっ
ちも譲れない。アルバータとオタワが万一の流出事故の後始末や補償に全責任を持つと約
束して、さらにBC州に利益をお裾分けするというなら、考えてやってもいいかな。アルバー
タ州の経済と未来がかかっているパイプラインなんだからさ。ま、どっちに転んでもお先真っ
暗なのはどう見たって脳内お花畑のトルドー君・・・。

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