リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

今夜も世界は五里霧中

2013年10月24日 | 日々の風の吹くまま
目覚まし起きのいつもの木曜日。秋晴れ。いつものように朝食をしながら昼のニュース
を見ていたら、キャスターが「雨、どうしたんですか?」とお天気おばさんに聞いていた。
ほんと、夜にはかなりの霧がかかるのに、さっぱり雨が降らない。夜霧のバンクーバー
はちょっとした風情があってすてきだけどね。そうだ、新婚の頃に住んでいたアパート
は15階だったから、ふわふわした霧にすっぽり包まれてロマンチックだったなあ・・・。

ゆうべ、バンクーバー市内の交差点にトラックが積荷をぶちまけて、後始末にひと晩か
かったとか。交通量の多いところで、ぶちまけた積荷というのが何とサケの頭。テレビ
の画面には、恨めしそうな目でぱかっと口を開けた大きなサケの頭が数百個もごろご
ろしている画像。どこの誰が何のためにサケの頭だけをこんなに大量に運んでいたん
だろう。市の清掃部が緊急出動して頭をかき集めて、道路を洗ったけど、朝になっても
生臭さが漂っていたという話。トラックの運転手はどうしてそのまま逃走したんだろう。
まさか、密漁したサケの頭じゃないだろうなあ・・・。

「海外ニュース」では、今度はドイツがアメリカがメルケルの携帯を盗み聞きしていたと
騒いでいる。でも、「盗み聞き」なんてのは、人間が言葉を話すようになってからというも
の、洋の東西を問わずどこでもやって来たことで、スパイはたぶん世界で娼婦に次いで
古い職業じゃないのかな。ま、アメリカは迫害を逃れて来た清教徒が持って来たパラノ
イアが変わってないし、そのパラノイアが世界に伝染しつつあるのかもしれない。うん、
みんなアメリカが悪いのよ、郵便ポストが赤いのも(アメリカのは青いけど)。それにして
も、おしゃべりなシャチの群れが最近ヘンに無口になっているけど、はて・・・?

日本では秘密保護法なるものができるらしい。報道の自由がどうたらって、日本の報道
の自由度がどれほど低いか、知っているのかな。新聞記事がそっけないのは「公表さ
れた」情報をコピーしただけだからじゃないの?国民の知る権利が侵害されるって、見
回せば政府も企業も猫も杓子も偽装、虚偽、水増し・水割りの嘘八百で、どこまで知る
権利が尊重されて来たのかも疑問だけど、ま、そこは日本の内政問題。お膝元カナダ
も今誰が何をどこまで知っていたのかで連邦議会が騒然。どこでも人間のやることは
霧の中と言う感じで、みんなイラッチになるのもわかるような気がする。でも、指弾と仕
返しの応酬では何も解決されないことは、歴史が立証していると思うんだけど。


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