リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

日常生活を制限してもコロナ感染が増え続けるのはどうして?

2020年03月23日 | 日々の風の吹くまま
3月22日(日曜日)。☁☁。静かな、静かな日曜日。下の6番ストリートを走る車の数もめっちゃ少ない感じ。そうだよね、行けるところがないんだから。スターバックスもティムホートンもマクドナルドも食べ物屋もみんな着席禁止になって、テイクアウトか出前だけ。外に出てもsocial distancing(社会的距離)を保ちなさいと言うことで、固まっておしゃべりをするのも「自粛モード」。おかげでマンション前の道路の端にあるティムホの外に毎日ポンコツ車で来ては歩道を塞いでたむろしていたおっちゃんたちも見かけなくなったから、何が幸いするかわからない。

世論調査によると、ミレニアル族の3割が今だに友だちとカフェなどで会ったり、10人くらいなら集まっても問題はないと思っているんだそうで、初期の頃に若い人は感染しても無症状か軽症で済む(傾向がある)と言っていたのを若い「自分」は大丈夫だから好きにしていいんだと解釈したのかもしれないけど、大勢が集まるイベントを中止しても、クルーズや旅行に行くなと警告しても、レストランやバーを営業停止にしても、知らずに感染しているかもしれない若者たちがのんきに群れ遊んでウィルスを撒き散らしているんじゃ、どうしようもないな。ニューヨーク州なんか感染者の半分以上が18歳から49歳の年齢層だそうだし、自分は大丈夫でも周りの人にはそうじゃないかもと想像することができないらしい。次々と失業しているのもこの年齢層に多いとすれば、結局は自分たちで生計の手段を潰しているようなもんじゃないのかな。ま、人生の経験値を積んでいないから、何を言われても理解できないのかもしれないけど。

毎日定時記者会見をしている州保健衛生官のボニー先生が「テレビや新聞の情報が若い人たちに伝わっていないかもしれないので、緊急時のテキストメッセージシステム(SMS)を使うことも考えている」と言っていたので、世代的なライフスタイルの違いも大きいかもしれないな。これ、津波などの災害が発生したときにモバイル装置に一斉にテキストメッセージを送信するシステムで、おととしあたりから導入されているもの。うん、やってみて損はないと思うね。どうもミレニアル世代は独自のコミュニケーション言語を持っているらしいから、絵文字を活用するとか、メッセージをこの世代が読んで理解できるような文体に「翻訳」して発信したら効果が上がるかもね。

メディアのニュースを見ていたら、メトロバンクーバーの市町村が、青少年がコロナ対策の柱になっているソーシャルディスタンシングを無視しているとして、子供公園やテニスやスケートボードなどの屋外のスポーツ施設を閉鎖しているもよう。何だか、これだけ市民の日常生活に制限をかけているにもかかわらず、なぜ感染拡大が止まらないのか、お役所にも薄々わかって来たのかなあという感じもするけど、どうなんだろう。学校も保育所も全面閉鎖になっている今、遊び盛りの子供たちの行き場がなくなるのは気の毒だとは思うけど、親にとっては家庭で親にしかできない徳育に力を入れるいい機会になり得るんじゃないかな。ま、親の世代を見ていると、あまり期待はできないかなあという気がするけどね。


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