リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

日本人感ていったい何なんだろう

2020年06月18日 | 日々の風の吹くまま
6月17日(水曜日)。☀☀。急に夏っぽい陽気になって、起き抜けにうぅ~んと背伸び。右肩は一進一退でさっぱり良くならないけど、動かしていて前ほど「ぎっくり」が起きなくなったので、ま、快方に向かっているのかも。とにかく、がっちり凍りついてしまうのだけを何とかして回避できれば、少々の痛みはへっちゃらだから大丈夫。

仕事は明日中に仕上げて校正者に回さなければならないので、今日はもう待ったなし。何か小難しい統計用語がぞろぞろと出て来るから、あっちで調べてこっちで調べてで、頭の中はぐるぐる。大学に行ったことのないワタシには専門と呼べるものがないから、バリバリの現役時代だって似たようなもんだったな。なぜか環境科学分野に入り込んだら、「何とか学」が満載で、仕事が来るたびに分野が違うから、そのたびに初歩の知識を勉強、勉強。これがけっこう楽しかったから「何でも屋」でやって来られたんだろうな。好奇心は(九生ある)猫を殺すというけど、ワタシはネズミだからかじるのは大の得意なの。

仕事の合間の息抜きでネットのメディアを覗いて回っていたら、「日本人感」という変てこな言葉に出くわした。何でもアメリカ人と韓国人のハーフで日本育ちでアメリカ国籍という日本人名前のモデルに「日本人感を出すな」と文句を言った人がいたらしい。日本国籍じゃないんだから日本人らしくしたらダメってことなのかな。それとも血筋が日本人じゃないんだからダメってことかな。何かよくわからないけど、日本人感っていったいどんな「感じ」なんだろうね。日本人じゃないのに日本人らしい「雰囲気」を出すなってことかな。じゃあ、日本人らしい雰囲気って、どんなものなんだろうな。日本から見たらアメリカ国籍の人は確かに「外国人」だよね。ワタシはカナダ国籍になったとたんに日本国籍を取り上げられてしまったので、人種は日本人でも生まれ育った日本では「外国人」。なのに日本人から「日本人らしくない」と散々いじめられたのは、「日本人感」を出していないってことだったのかな。

黒人差別に抗議する運動が盛んだけど、アメリカに住んでいて「我々日本人は白人優位の社会で名誉白人として恩恵を甘受して来たことを反省すべきだ」みたいなことを言う日本人がいてびっくり。日本人も中国人も韓国人も区別がつかないんだから、アジア人を「名誉白人」なんて見てないと思うけどね。それに、今どきそんなこと言ったら「レイシスト」の烙印を押されかねない。つまり、名誉白人って、日本人が日本の外で自分たちをそう見ているというだけじゃないのかな。日本人に生まれたら外国籍になっても日本人らしくあるべきだけど、日本の外では名誉白人だよって、何か屈折してる感じ。ワタシは「地球人」ってことでいいと思っているけど。


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