リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

どんな名優も子役には勝てないね

2018年06月08日 | 日々の風の吹くまま
6月7日(木曜日)。曇り。まだ朝方にヒーターが入るくらいの低温。何でだろうなあ。でも、稽
古場はわりと暖かいので、半袖の上に薄いジャケットを羽織って行けば十分。グランヴィル
駅からグランヴィルアイランドのすぐ外まで行く50番のバスに乗り継いだら、観光シーズン
のせいもあってかなりの混みよう。目的のバス停が近づいたので、座席を立ってそばのお
ばちゃんに譲ろうとしたら「次で降りますので」。じゃあ、その隣のおばちゃんは?「私も次で
降りるので、座っててね」。いえ、ワタシも次で降りるので・・・。

今日は子役のヴェラちゃんが出る場の稽古で始まり。「女」の娘役を演じるヴェラちゃんは、
チェコ人移民一家の賑やかな踊りのシーンの前半でソファの上で手拍子を取り、後半では
輪に加わってスラブ系のフォークダンスでよくやるステップでテーブルの周りを回り、おばあ
ちゃん役とツイスト風に踊って、ソファまでスキップしてぴょんと座るまでを、振付け師の動き
をお手本にして3回ほどで覚えてしまったからびっくり。出番が終わった後は世話役の舞台
監督見習いのアラナのそばでぬり絵とお絵かき。せりふはないし、出番も少ないけど、初め
て稽古に来て半日で全部こなして、演出のビルに「よくできた」と褒められてにっこり。昔か
ら「どんな名優も子役と動物には勝てない」というけど、ほんと。

ヴェラちゃんはキャストに「みんな3週間かかったのを1日で覚えちゃってエライ」と褒められ
て、ランチタイムにお母さんに迎えられてバイバイ。ワタシも今日はこれでバイバイ。明日か
らは舞台での稽古が始まるけど、前半はキャスト個別に衣装と(顔につける)マイクのチェッ
クなので、ワタシはお休み。終業時間を上演時間に合わせるように調整して行くらしく、3時
半のランチタイムが4時半のディナータイムになり、土曜日からは正午に始まって午後10
時半までの「長時間労働」になるから、ほんとに演劇は役者も裏方もタイヘン。

水曜日はいよいよ最後の仕上げのドレスリハーサル。夜遅くなるのでカレシを連れて行って
いいかと聞いたら、第1幕が始まる30分ほど前に客の一部を舞台に上げて「パブの客」に
なってもらい、キャストが賑やかなパブミュージックで盛り上げる趣向なので、5分前に客を
舞台から降ろす劇場の案内係の練習台になるかもという返事。何だかおもしろそう。でも、
演劇の特訓授業も残すところあと4回かあ・・・。

   
けさ、23階のルーフデッキまで飛んで来たハチドリ