A Day In The Life

日常のあれこれなどを・・・

[Friendly Match] Spain 2 - 1 Argentina

2009年11月15日 23時02分35秒 | アルゼンチン代表(Seleccion)
無駄に早起きして眠いので、短く。たいして書くこともないし(怒)。

現地観戦した方からの情報ですが、アイマールが怒っていたのはオフ・サイドの判定に対してだそうです。全く覚えていませんが、アルゼンチンに不利な判定があったらしく、それに激怒していたらしい。まったくパブロらしいというか・・・いつだってチームのことしか考えていないんですね。

でも、そんな自分のことはあんまり考えない、欲がなくて不平不満を言ったりしない我慢強い性格が、いいように利用されているような気がして、本当に腹立たしい限りです。ペケルマンのとき、ワールドカップでロスタイムに出されていたりして、どうしてわざわざそんなことするかなあ?と思いましたが、今日だって・・・。
試合当日のバレンシアのスーペル・デポルテの記事です:El ´Mago de la luz´ vuelve a sonreír a los treinta
「ルスの魔法使いは30代で笑顔を取り戻した」というタイトルで、パブロが4年以上苦しんだ恥骨炎の受難を断ち切るために手術に踏み切ったこと、ベンフィカで良いサッカーを取り戻して、代表にも復帰できたことが暖かく紹介されています。そして最後に、Hoy podremos verlo en el Calderón, y volver a disfrutar de esa elegancia sobre el césped, que además, acompaña con su habitual humildad fuera de él.「今日、彼をカルデロンで見ることができる、そしてピッチ上でまたあのエレガントさを楽しむことができる、その後ろにある彼のいつもの謙虚さと共に。」と結ばれています・・・。

マラドーナが強豪相手に4-4-2を使いたいから、パブロが控えというのは、納得できないけれど仕方ないことなのでしょう。真剣勝負なら、試合展開によって出番がないことがあっても、それも仕方ないでしょう。でも、スペインサッカー協会創立100周年という記念イベントの親善試合で、かつ4-4-2が全く機能しないで負けているのに、アイマールが1分もプレーできないって・・・ありえないでしょう。バレンシアの記者もまさかアイマールがプレーしないとは夢にも思わなかったから、あの記事を書いたのに違いありません。パブロだって、よく知っているスタジアムで、よく知っている選手たちを相手に、それはプレーしたかったことでしょう。そんな選手個人の希望を思いやるなんてセンチメンタルすぎ、と言われてしまうかもしれませんが、横のメンバー表のスペインのサブ・メンバー(suplentes)を見れば、デル・ボスケが全員をプレーさせたことに気がつきます、キーパーのレイナでさえも。どちらの監督の方が上手く選手のモティべーションを上げているか、どちらの監督のほうが正しいことをしているか、それはチームのパフォーマンスにもはっきり表れていたんじゃないかな。
今日のマラドーナのは悪意にしか思えなかったけれど、せめてアイマールがこれにあまり影響されずに、ベンフィカでの良いプレーを続けてくれることを願っています。

今日の試合については、Nacionは「かすかな持ち直しの兆候とともに負けた。」なんて書いていますが、実際にはOleの書くとおり「前進でも後退でもなく、横に動いただけ」なのでは? つまり特に何の進歩もなく、メッシ問題が解決する兆しもなく。マラドーナの「メッシはものすごく良かった」発言には、メディアもさすがに「そうか?! マラドーナは違う目で試合を見たに違いない。」とびっくりしています。いくらなんでもあの状態でメッシに救世主になってもらうのには無理があるかと。

ところで、マンチェスター・シティがディ・マリアの移籍について4000万ユーロでベンフィカと合意した、というニュースが出ています:CITY SET UP £36M DEAL FOR BENFICA STAR  たぶん嘘でしょうけれど。特にこの記事の最後のほうに、ロビーニョのバルサ移籍は夏になると書いてあります。そうすると、ディ・マリアが冬にマンチェスターに行く意味がありませんよね。4000万ユーロともなると、ベンフィカとしても断れない金額ではありますが、冬にレギュラーを放出するとはどうしても考えられません。特に優勝を狙える位置につけている今は! 

書き忘れていました、コエントロンのポルトガルは、1-0でなんとかボスニアに先勝したようですね。ただあんまり良いプレーぶりではなく、コエントロンも途中出場したものの出来は良くなかったみたい。初A代表出場がプレーオフですもん、緊張しちゃったのでしょうね。 このポルトガル相手にベンフィカが試合をしたら、5-0ぐらいで勝ちそう、とSerbenfiquistaでは言われています。

早起きして損したなあ

2009年11月15日 09時27分27秒 | アルゼンチン代表(Seleccion)
私の睡眠を返して!なんて思ってしまいました・・・。
股抜き禁止のエピソードを読んだときから、なんとなく悪い予感はしていたけれど、これでもうアイマールの代表召集はなしかなあ、と結構悲観的な気持ち。だって、あの内容の試合で使ってもらえないって、終わっているとしか思えません。テベスやラベッシのほうが試合を動かせると判断されたわけだもの・・・。

私の見た感じでは、前半スペインに圧倒されすぎ、危険なファウルやりすぎ、メッシはボールに触れなくて可哀相、ディ・マリアのクロスが適当すぎ(シュートは絶対外すと思いました、最近外し続けているから)、イグアイン消えすぎ(この人、ペルー戦でパブロのスルー・パスを決めた以外代表で何かやったんでしょうか?)。
でもマラドーナが見たこの試合は全然違うようで、結構満足しているらしいです。後半のアルゼンチンのリアクションはすごく良かったので、1-1が妥当だったのに、だって・・・。アルゼンチンがゴール・チャンスをたくさん作ったことにとても満足していると、言っていますが、そんなにゴールのチャンスがありましたっけ??? 私にはスペインのほうが何倍もあったような気がするけれど。更に、「メッシはすごく良いプレーだった、少しずつこのチームのオーナーになっている。」 "Lio jugó maravillosamente bien"という言葉を思わずじっと見つめてしまいましたが、うーん。ときどきアイマールがあんまりかなあと思って、後で見直すと結構良いプレーぶりのことがあるから、今日のメッシもそうなのか・・・。まあ見直さないけれど。

最後アイマールがベンチで何かFIFAのスタッフと言い合っているところが映って、「おお、パブロだあ。」と一秒くらい盛り上がりました。髪の毛もちょうどいい感じだったのになあ。

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2009年11月14日 22時54分20秒 | アルゼンチン代表(Seleccion)
試合は数時間後なのに、今日が一番ニュースが少ないような気がします。
アルゼンチン代表は金曜日の夕方6時から7時の間、ビセンテ・カルデロンで練習をしました。全然写真がないところを見ると、非公開だったのかな? 練習の内容はほとんどシュート練習と、セット・プレーの練習(攻撃、守備とも)だったようです。練習に参加しなかったのはグティエレスとアグエロ。
明日スタジアムに到着したときにスタメンを発表すると、マラドーナは言ったそうですが、すでに予想スタメンは出ていて:
Sergio Romero; Fabricio Coloccini, Martín Demichelis, Gabriel Heinze y Cristian Ansaldi; Maximiliano Rodríguez, Javier Mascherano, Fernando Gago y Angel Di María; Lionel Messi y Gonzalo Higuaín.

ほぼ予想どおりですね。コロッチーニかあ・・・。それからガゴとマスチェラーノのダブル・ピボーテ・・・二人とも調子悪そうなイメージがありますけれど、練習ではいい感じだったのかな? ガゴはカンビアッソとの競争に勝ってスタメン、との記事がナシオンに出ていました。
アイマールは当然のようにベンチ。パブロ比では試合が続いていて、たぶん疲れ気味だと思うので、怪我するよりはいいかなあとは思います。でも、最後10~15分出てなんとなく終わるというのも、嫌だなあ(苦笑)。ペケルマンのときは、全然出番がないことさえあったから、それを思えばプレー時間があることだけでも喜ばなくてはいけないのかもしれませんが。特につい二ヵ月前までは「もう二度と代表召集はないかも。」と思わないではなかったことを考えれば。(ってプレーできればですが)
それにしてもスペインにずたずたにされたらと想像するとかなり憂鬱です。これが例えばベンフィカがバルセロナと試合するのだったら、例え結果が負けであっても、すごく緊張するだろうけれど、楽しみでもあると思うんです。でも、明日の試合は全然楽しみじゃないですね。きっと監督への信頼度の違いなのでしょう・・・。

そういえばスペインの予想スタメンなどを全く読んでいませんが、だいたい知っている人たちだろうからまあいいかなんて。スペイン・サッカー協会の創立100周年を記念しての試合をスペインの首都マドリードで行うわけですから、スペインが華麗に勝つというのが筋書きかなあと思います。ただアルゼンチンにも、さすが強国だなと思えるサッカーを見せてほしいものですよね。
試合は日本時間では午前4時45分より。

コエントロンが召集されたポルトガルも気になります。Fuji Nextがまだ見れるので後半を見てみようかな・・・。

初めての二部練習

2009年11月13日 22時41分05秒 | 09-10Previa&Cronica 試合レポート
マラドーナが記者会見で、ベンフィカの3人、ディ・マリア、アイマール、サビオラを誉めた、という記事が出ていたので、うぉー、すごいね!とびっくり。でも、よくよく読んだら、彼ら3人について聞いたのはA Bolaの記者でした。なあんだ、マラドーナのほうから話したわけではないんですね(苦笑)。パブロについて、「素晴らしい選手、アルゼンチンのこのポジションの選手ではベストな一人だ。サビオラやディ・マリアとベンフィカでコンスタントにプレーできているのはいいことだと思う。」と言いましたが、うーん、あんまり熱がこもっていないですね? アルゼンチンのトップ下でベストな一人って、そりゃそうでしょうともという感じですし。

木曜日の初めての二部練習では、結局朝の部(11時より)は攻撃の選手のみシュート練習などをしたそうです。参加したのは、Mariano Andújar, Sergio Rosemary, Gonzalo Higuaín, Pablo Aimar, Carlos Tevez, Maxi Rodriguez, Fernando Gago, Lionel Messi, Angel, I gave Maria, Diego Perotti。一時間の練習のあと、ホテルに戻ってランチ。
マラドーナはチーム練習も今ひとつ行きあったりばったりですよねぇ・・・。

午後は35分ずつ2回の練習試合を、レアル・マドリード下部の選手相手に行いました。違うシステムで試合をしたとのことなので、一つが4-4-2、もう一つがトップ下を置く形なのでしょうか? 非公開だったために、メディアもメンバー、システムなどは把握できていないようです。得点については最初の35分で3-0、次の35分では2-0。試合の最後にガゴに替えてカンビアッソ、マキシに替えてペロッティが入ったそうです。なんで試合の最後にカンビアッソ?と少し解せませんよね。ただし、AFAの公式ページには、この35分ずつの試合ではゴールは入らなかったとあります。どっちが本当なんだか~。また、チーム全員がこの試合に参加したとも書いてあります。

昨日読むのが遅れてしまいましたが、水曜日のA Bolaは、メッシとイグアインの後ろのトップ下にディ・マリアが入るだろうとしています。アルゼンチンの新聞にはなくて、A Bolaだけの情報なのでどこまで正しいのかわかりませんけれど、クラブでもやっていないポジションをディ・マリアにやらせるって・・・まあマラドーナならやるのかもしれません。
金曜日は、18時よりビセンテ・カルデロンで最後の練習です。

ところでマラドーナの記者会見ですが、この前のウルグアイ戦後のものがものすごかったために、また似たような騒ぎを期待して、世界各国から100人以上の記者たちが集まったそうです。でも期待はずれなことに、会見は終始穏やかなものでした。きっとそれはスペイン戦翌日の日曜日、マラドーナは、FIFAの規律委員会の質問に答えるためにグロンドーナ会長に伴われてチューリッヒまで出頭しなければならないからでしょう。(それで来週予定されていたはずのナイジェリア戦がなくなったのか・・・)

Oleにテベスのインタビューが載っていて、「自分のチャンスは過ぎ去った。たくさんチャンスは与えてもらったけれど、それを活用することができなかった。代表がゴールを必要としていたときに得点できなかった僕が今ベンチに行き、他の人が試合に出るのは当然だと思う。」と話していて、潔さにちょっとびっくり。更には、もしもアルゼンチンがワールドカップに優勝したら、引退するかもしれないとも言っていて二度びっくり。「サッカー、サッカーに少し疲れた。もう少し家族と楽しみたい。止めて、もっと静けさを得たいと強く願っている。充分お金は稼いだし。サッカーのために生きることは、僕を一杯一杯にしてしまう。」 まだ若いのに・・・。でも、アイマールもドイツの前には「ワールドカップで優勝できたら引退してもいいよ。」と言っていましたよね~。若いからこそ言えることで、いざ引退が近づくと、そんな簡単に止めるなんて言う気持ちはなくなるんじゃないかなと想像します。



水曜日の練習

2009年11月12日 23時17分07秒 | アルゼンチン代表(Seleccion)
せっかく代表の親善試合が近いのに今ひとつテンションが上がらないのは、どうせアイマールはスタメンではなさそうだから? それともやはりエンケのことがあったからでしょうか?
CNNのニュースにも取り上げられていて:German goalkeeper kills self by stepping in front of train, police say、3という数字のところにあのベンフィカの紋章が見えるユニを着たエンケの姿があります。「エンケは1999年にベンフィカに加入。ドイツ人監督のへインケスの下だった。クラブには困難な数年だったが、エンケは急速に名を成して、チームのキャプテンを任された。」と書かれていますね。
コメント欄の中の一つを読んで、この人の言うとおりなんだろうなあと思いました。
My husband died from suicide 14 years ago. I was left to raise 3 young children. I say "die from" rather than commited because I don't believe that it's a choice. People don't choose to suffer from mental illness any more then people choose to become addicts or suffer from cancer. I think for the sake of the survivors this something that should be understood and talked about publicly. My deepest sympathies to his wife and daughter.
日曜日の葬儀にはベンフィカから会長、ルイ・コスタ、ヌーノ・ゴメスなどが参列するものと見られています。また、カップ戦になりますが、ルスでのギマランエス戦の際に追悼セレモニーが行われる予定。

なんだか元気が出ないのは、お天気が最悪なこともありますよね。寒いし、新型インフルエンザは猛威を振るっているし・・・。アルゼンチン代表の話題に戻りますと、ビデオを見る限りではマドリードもお天気はどんよりしているようです。書いたかどうか忘れてしまいましたが、代表はレアル・マドリードの練習場を借りていて、また宿泊ホテルも同じものを使っています。それもあって、昨日チームは国王杯の試合を観戦したわけですが(マドリード側に招待されたみたい)、結果は誰もが知っているとおりのもので、Oleは「この結果に感染力がなければいいのだけれど。」なんて書いていました。

水曜日の練習では、前日国王杯の試合をプレーしたばかりのイグアインとマキシは別メニューで回復のための運動。(火曜日、アイマールもディ・マリアも月曜日の試合を終えた翌日だったのに通常練習をしていたようなんですよね。大丈夫だったでしょうか。というか、この違いは何?)
イグアインとマキシ以外の選手は8人対8人のミニ・ゲームをしました。メンバーは、片方に Mariano Andújar, Fabricio Coloccini, Javier Mascherano, Martín Demichelis, Fernando Gago, Diego Perotti, Lionel Messi, y Carlos Tévez。もう片方に、Sergio Romero, Cristian Ansaldi, Gabriel Heinze, Esteban Cambiasso, Pablo Aimar, Angel Di María, Sergio Agüerzo y Ezequiel Lavezzi。まあ、ばらばらに取り混ぜてという感じでしょうか。得点などは記事に書いてありませんでした。
そして、OleにCaños, noという記事があります。「股抜き、no」というタイトルで、アイマールがガゴに見事な股抜きをしたら、マラドーナが「股抜きは駄目!」と言って、パブロからボールを取り上げて相手チームに上げてしまったそうです。ええっ! 一瞬むっとしちゃいましたよ(苦笑)。「お遊びプレーは駄目、もっと多くのプレーを。」というのがマラドーナの方針らしい、とOleは書いていますが、アイマールほどシンプルにプレーする選手はいないのに! パブロもきっとびっくりしたでしょうね。(でももしかするとベンフィカの練習では南米人たちはみんな派手なことをがんがんやっているのかも~。ついそれで・・・。股抜きするくらいだから、調子はいいのだろうと思っておきます。)
この記事のビデオを見ると、すごく小さいので見づらいけれど、これはパブロかな?と思える人影がありますね。

昨日のAFAのページにはアグエロは怪我のために代表を辞退と書いてあったと思うのですが、どうやらアトレティコ側はそう望んでいたものの、代表の医師による診察の結果代表参加OKとなったようです。
木曜日は、マラドーナ体制になって以来初めての(!)二部練習になると、水曜日時点でのAFAのHPに書いてありました。とするともう朝の練習は終わっているはずなのですが、特に何のニュースもありません。再度AFAのページを見たら、マラドーナははっきりと決めていないが、フィジカル練習になりそう、とか書いてあるし・・・。本当にいい加減でどこまでいっても心配です。午後にはグラウンドで通常練習があり、スペイン戦のイレブンが確定するだろうとのこと。

最後にベンフィカ関連のニュースで、マンチェスター・シティがディ・マリアに攻勢をかけているというRecordの記事がありました。バルセロナに行くかもしれないロビーニョの後釜として狙っているそうです。まったくベンフィカにとっては迷惑な話ですよね。ディ・マリアだってバルサなら行きたいかもしれないけれど、マンチェスター・シティに行くよりは慣れ親しんだベンフィカに留まることを選ぶと思います。

無題

2009年11月11日 22時42分22秒 | LIGA SAGRES 09-10
ベッケンバウアー・ドイツサッカー協会副会長が「このようなニュースを受け取るとき、他の全ての問題など取るに足らないことに見えてくる。」と話しましたが、本当にそうですね・・・。

今日は、アイマールは火曜日から代表の練習に合流していることだけお知らせして、終わりにします。疲れの激しかった試合の翌日ですが、到着済みの攻撃の選手(Ezequiel Lavezzi, Pablo Aimar, Carlos Tevez y Ángel Di María)は戦術練習などをしたそうです。練習は16時30分から17時50分まで行われました。夜はマドリードとアルコルコンの国王杯の試合を観戦。水曜日の練習は16時半から。




Sad day for Benfica

2009年11月11日 16時12分08秒 | LIGA SAGRES 09-10
昨日ハビ・ガルシアの劇的ゴールにすべてのベンフィカ・ファンが狂喜してから24時間も経っていないのに、今日は悲しいニュースが二つも。アイマールの代表ニュースは別にして夜に書きますね。

ドイツのハノーバー96所属のGK、Robert Enke(ロベルト・エンケ)が32歳で鉄道自殺という衝撃的なニュース。朝Serbenfiquistaをちらっと見たとき、エンケのスレッドが立っていたので、どうしてだろう?と思ったら、1999年から2002年までの3シーズン、エンケはベンフィカの選手だったんですね・・・。フォーラムでは書き込みをしているほぼ全員がアバターをエンケのものに替えて追悼の意を示しています。私自身はまったく知らなかった選手なのですが、ドイツ・ワールドカップの代表にも選ばれていたということなので、アルゼンチンがドイツと準々決勝を戦ったときあの場にいたんですね。ヌーノ・ゴメスも「信じられない。」と大きなショックを受けている様子。掲示板の書き込みによると、ベンフィカでは非常に良いパフォーマンスだったそうで、多くの人が「キャリアの最後にはもう一度ルスに戻ってきてほしいと願っていたのに・・・。」と書いています。2年前に2歳だった娘のラーラちゃんを心臓病で失くしているそうで、エンケが自殺を図った場所はラーラちゃんのお墓から200メートルも離れていないと報道されています。涙を流さずには読めないニュースですね・・・(号泣)。Rest in peace.

呆然とした気持ちで、Serbenfiquistaのユーザー・ニュースという欄に目を移したら、ルイソンとオペレーションという文字が! ショックに追い討ちをかけるようなニュースですが、なんと火曜日の夜リスボンでルイソンが盲腸の緊急手術を受けたそうなんです。頭にガラガラと岩が降ってきたようなショック。72時間後に退院できるとのことですが、いったいいつから試合に復帰できるのか、まだ何の情報もありません。ブラジル代表にはもちろん行けないとして、28日のスポルティング戦もほぼ無理ですよね(涙)。以前アルメイダというポルトガルの選手が盲腸の手術を受けたときは試合復帰に一ヶ月以上かかったそうなんです。今ルイソンを一ヶ月以上失うのはあまりにも痛手で、はあ・・・、でもシドネイやミゲル・ビトールなどに頑張ってもらうしかないですね。いろいろ悪いことが起こるので心配になってきますが、アイマールを始め代表に行っている選手たちが何事もなくリスボンに戻ってこれますように。

[Liga 10] Benfica 1 - 0 Naval

2009年11月10日 22時27分53秒 | 09-10Previa&Cronica 試合レポート
Oleを見たら、「Aimar en acción: Su Benfica está arriba.」というキャプション付きで右の写真が載っていて嬉しかったです! リバプールの写真が最初で2枚目にですけれどね。マスチェラーノとインスーアがスタメンだったリバプールは上手く行かなかったのに対して、アイマール、ディ・マリア、サビオラがスタメンのベンフィカはナバルを1-0で破り、ポルトガル・リーグのトップに到達、ブラガとポイントを分け合っている、という内容。ちゃんと取り上げられていて、すごく嬉しい・・・。

ところで、スペインでは2回の対戦が終わるまでは得失点差で順位を決めますが、ポルトガルでは違うのでしょうか。A BolaやRecordなどでは、ベンフィカは2位の扱いになっていますね。(細かいことなのでいいんですけれど。)

選手の採点:
          B J MF/5 JC

QUIM.....................6....5......3........5
M-PEREIRA...........5.....7......3.......6
LUISÃO.................6.....7......3.......6
DAVID LUIZ...........7.....8......4.......7
F.COENTRÃO........7.....7......4.......7
JAVI GARCIA........8......8......4......8
R.AMORIM............6......7......3......6
DI MARIA..............7......8......4......7
AIMAR..................7......7......3......7
SAVIOLA..............6......6......4......6
NUNO GOMES......2......3......2......3
(KEIRRISON..........5......1......2......3
WELDON...............5......4......3......5
F.MENEZES..........-........-......-......-)

O Jogoがケイリソンに1点を付けていてのけぞりました。10点満点中の1点って! A Bolaはケイリソンに5点ですが、ヌーノ・ゴメスに2点・・・。Joan Carlesさんの二人とも3点という採点が妥当なところかと。とにかく、カルドーソやサビオラと同じレベルのフォワードがいないというわけで、これから先困ったことになりそうです。Serbenfiquistaでも、「1月にフォワードをもう一人希望しているジェスス監督の気持ちがよくわかった」と言われていますね。ケイリソンは、試合中消えているように見えますが、それだけでなく、態度が非常に悪いみたいなんです。試合中も練習のときも、「僕はバルセロナの選手なんだ。1500万ユーロもしたんだぜ! 君たちとは違うから。」という態度がありありで、全然チームに溶け込んでいないそうです。あらら、困ったものですね・・・(もちろん真偽は不明ですが)。大多数のベンフィキスタは「1月にバルセロナに返そう。」という意見のよう。

採点に戻りますと、この試合のMVPはもちろんハビ・ガルシア。ほんと、よく決めてくれました(涙)。ハビもダビド・ルイスもルイソンもとにかくすごい体力ですよね(感嘆)。ほぼ3~4日間隔の試合を1ヶ月休日なしで90分プレーし続けているんですから。体格ががっしりしていると、アイマールみたいに細くて華奢な選手よりもやっぱりスタミナがあるものなのでしょうか。

そのパブロについて、O Jogoの寸評は、「Baradji、Godemèche、Alex Hauwの網に囲まれながらも、小さなスペースを見つけるのにインテリジェンスを発揮。セットプレーのキックでは常に危険を生み出した。66分にはヘディングが Peiserにセーブされた。疲れきってピッチを去った。」
Serbenfiquistaでは、「少しインスピレーションが足りないところもあったけれど、労働と努力の点でチームでベストの選手の一人だった。すごく尊敬しているよ。」と書かれています。見れなかった後半を今ダウンロード中なので、これからよく見てみなくちゃ。

ジェスス監督は、「大量得点の試合と同じ3ポイントの価値。最後まで信念を持っているチームの、チャンピオンの勝利。我々は完全に勝利に値する、90分間に我々がやったことはね。」と話しました。
監督は選手に二日間の休日を与えることを決定。練習は木曜日に再開されます。

もちろんアイマールやディ・マリアなど多くの選手が代表に行くので、そういう選手たちは休日なしですよね。パブロはかなり疲れていたようなので少し心配ですが、このままマドリードに行ってアルゼンチン代表に合流します。AFAのサイトを見たところ、すでにMartín Demichelis, Cristian Ansaldi, Ezequiel Lavezzi, Gabriel Heinze, Sergio Romero, Mariano Andújar y Esteban Cambiassoら7人の選手がマドリードに到着済み。Fabricio Colocciniが今日(火曜日?)到着する予定で、後の選手たちも木曜日までに合流する予定です。今日の午後には到着している選手たちはホテルのジムで練習を行うよう。AFAの公式ページには、ホテルの名前や電話番号まで書かれていますが、誰か電話する人がいるのでしょうか・・・。
このページを見て知ったことで、アグエロとグティエレスが怪我のため代表を辞退、代わりにセビージャのDiego Perottiという選手が呼ばれています。

ナバル戦の写真:

↑この写真、パブロもサビオラもマキシも顔写真が上半身に貼り付けてあるみたいに見えます・・・。ダビド・ルイスもルイス人形が立っているみたいで、なんだか変。


これはCOOL! パブロは試合中みんなに指示を出しまくっているそうで、「ピッチ上の監督。」と言われていました。






なんとか・・・

2009年11月10日 10時13分01秒 | 09-10Previa&Cronica 試合レポート
ぎりぎり勝って、首位奪回!

こちらに詳しいダイジェストが:10ª J: Resumo Benfica 1-0 Naval

打っても、打っても、打っても、打っても、ゴールは決まらず、ああ~引き分け?と諦めかけた89分、ディ・マリアのもう何回目かも覚えていないフリー・キックから、ついにハビ・ガルシアが決めて(前半も惜しいのがあったような)、1-0の勝利。ベンフィカはブラガと同ポイントに追いつき、得失点差で首位に復帰しました。

実は前半の40分と後半の最後10分くらいしかまともに見れなかったのですが、ナバルが攻める気ゼロで、守りにだけ集中。ベンフィカはひたすら攻撃するけれど、キーパーもセーブするリズムにできてしまって、こうなるとバルセロナだって難しいですよね。これからルスではこういう試合が多いのかと思うと、チャビでなくても文句を言いたくなるところです。

アイマールは頑張って仕掛けてはいたけれど、なかなか綺麗な形で決まらなくて、うーん、もどかしい感じが。試合全体を見ていないのではっきり言えませんが、ベンフィキスタたちは、「やれることはやっていた。こういう試合で10番が輝くのは難しい。」という評価。疲れが濃くなった80分に交代したので、劇的なハビのゴールのときにはピッチにいなくて少し残念です。(全く動けなくなるまで戦った、とか言われているけれど、大丈夫かな?!)

そういえばフォワードの予想はどの新聞も当たらなくて、出てきたのはなんとヌーノ・ゴメスでした。ついでに言うと、あんまり良くなかったような。でも、後半から出たケイリソンも全然良くなくて・・・やっぱりカルドーソじゃないと駄目なのかなあ。ヌーノ・ゴメスが上手くシュートできずに、ぱったり倒れているシーンがありますけれど、カルドーソならなんとかして決めたんじゃないか、という気がしなくもありません。

とにかく勝ててよかった、そしてイエロー5枚目にリーチのかかっていたハビ・ガルシアもコエントロンもカードをもらわずにすみました。イエローになるようなファウルをする必要もなかったです、全然攻めてこなかったから。最後のバイセクル・シュートにはぎょっとしましたけれど!

Estádio da Luz
Árbitro: Lucilio Baptista

BENFICA - Quim; Maxi Pereira (Keirrison, 77), Luisão, David Luiz e Fábio Coentrão; Ruben Amorim, Javi Garcia, Aimar e Dí Maria; Nuno Gomes (Weldon, 58) e Saviola

Suplentes: Júlio César, Shaffer, Keirrison, Weldon, Luís Filipe, Filipe Menezes, Sidnei

Treinador: Jorge Jesus

NAVAL - Peiser; Gomis, Diego Ângelo e Daniel Cruz; Baradji, Carlitos, Alex Hauw, Godemeche e Camora; Marinho e Kerrouche (Michel Simplício, 67)

Suplentes: Jorge Baptista, Nkake, Michel, Davide, Bolívia, João Real, Zé Mário

Treinador: Augusto Inácio

Cartão amarelo a Maxi Pereira (37); a Gómis (10), Godemeche (28), Baradji (55)

Golo: Javi García (89)

Previa [Liga 10] Benfica - Naval

2009年11月09日 22時17分46秒 | 09-10Previa&Cronica 試合レポート
スポナビのニュースで、「ポルトガル1部リーグのマリティモは8日、ホームでFCポルトと対戦し、1-0で勝利した。」とさらっと書いてあるのを、最初何気なく読んでから、思わず「えっ、なんだって?!?」ともう一度読み直してしまいました。ポルトが負けるとは、予想外・・・。更にはスポルティングもリオ・アベに引き分けたために、ベンフィカにとっては千載一遇のチャンスです。でも、でも・・・逆にものすごく緊張しますね(苦笑)。

召集メンバーは:
Guarda-redes: Quim e Júlio César;
Defesas: Maxi Pereira, Sidnei, Luís Filipe, Miguel Vítor, Luisão, David Luiz e Shaffer;
Médios: Javi Garcia, Ruben Amorim, Fábio Coentrão, Di María, Urreta, Felipe Menezes e Aimar;
Avançados: Saviola, Weldon, Nuno Gomes e Keirrison.

そういえば、ファビオ・コエントロンはボスニアとのプレー・オフを戦うポルトガル代表に召集されました! ベンフィカからはただ一人のポルトガル代表への召集です。本当に嬉しいでしょうね、頑張ってほしいものです。(ヌーノ・ゴメスは外れたみたい。)

でも、その前にもちろんナバル戦があります。カルドーソ、ラミレスがいないのに加えて、ジェスス監督が「何人かフィジカル的、メンタル的に疲労している選手がいる。」と話したらしいのですが(Serbenfiquistaにそう書いてあったので)、ソースが見つかりません。一人はハビ・ガルシアかなあと思いますが、何人かいるとなると、誰でしょう?
そんなわけで、予想スタメンも各紙少しずつ違っています。左SBはダビド・ルイス? シャフェル? コエントロン? たぶんラミレスのところはルーベン・アモリムとして、サビオラとコンビを組むフォワードは、A Bolaなどはウェルドンを、O Jogoはケイリソンを予想しています。O Jogoは結構自信ありげなんですが、ケイリソン、本当に来るのかなあ。
ハビ・ガルシアはどの新聞の予想スタメンにも入っていますが、イエローが現在4枚で、もう1枚でスポルティング戦が出場停止になってしまいます。なので、ここにルーベン・アモリム、左右にディ・マリアとコエントロンという布陣を組むことも不可能ではないと思うけれど、ちょっと怖いかな。(イエローの累積だとリーグ戦が出場停止、イエローを二枚や、ダイレクト・レッドだと、カップ戦を含む次の試合を出場停止。これはスペインと同じですね。そのためもしハビ・ガルシアがイエローをもらってしまったら、試合の終了間際にもう一枚イエローをもらうべき、それだとカップ戦のほうを出場停止になるから、なんて提案が出ています。でもそんな風に上手くもらえないですよね~。)

ジェスス監督は、ナバルが守備的に戦うことを予想しています。
試合は、現地時間20時15分、日本では午前5時15分より。うーむ、平日のこの時間は前半しか見れなくて困るな。なんとか前半から得点が入るといいのですが・・・。ベンフィカのゴールは67%だかが後半に決まっているという統計が出ていました。前半攻めあぐむことが多いですもんね。この前のブラガ戦のようにみんながナーバスにならずに、エバートン戦のように落ち着いて試合に入れますように。誰も怪我をしませんように!

Maisfutebolの予想スタメン;
Quim; Maxi Pereira, Luisão, David Luiz and Fábio Coentrão; Javi Garci'a; Ruben Amorim, Pablo Aimar and Di Maria; Weldon and Saviola

O Jogoの予想スタメン:
Quim, Maxi Pereira, Luisão, David Luiz, Shaffer, Javi Garci'a, Rúben Amorim, Di Maria, Aimar, Saviola, Keirrison

ラミレスは予想よりも軽傷

2009年11月08日 22時43分50秒 | LIGA SAGRES 09-10
ブラガが負けましたね! ギマランエスに1-0で今季初の敗北。サラゴサでもよく経験しましたが、大切なビッグ・マッチに勝った後の次の試合は意外に難しいんですよね。どうしても勝利に浮かれすぎて気が緩んでしまう・・・。でも、それはエバートンに完勝したベンフィカにも言えることです。ナバル戦で勝利すれば、また首位の座をつかむことができますが、気を緩めることなくこのチャンスをものにできるでしょうか?

出場停止でプレーできないカルドーソの代わりはウェルドンになるとA Bolaは予想しています。でもRecordのほうは、ウェルドンとヌーノ・ゴメスの争いと書いていますね。いずれにしろ、ブラガ戦でベンフィキスタ全員を失望させたケイリソンの先発はない模様です。(アイマールがなんであんなに誉めていたのか、どう考えても不思議。)

そんなこともあってか、ジェスス監督は冬の市場でもう一人フォワードを探すことを希望しているようです。カルドーソとサビオラは不動のスタメンですけれど、この二人がプレーできない事態になると、今の控えのフォワード陣ではずいぶん力的に劣ってしまう、という判断。ヌーノ・ゴメスはサビオラの控えとしてよいように思いますが・・・。ウェルドンはほとんどプレーしていないので判断ができないですね。

ラミレスの怪我は当初恐れられていたよりは軽いみたいで、ほっとしました。筋肉の断裂はなくて、伸びだけ。全治15日程度で、11月29日のスポルティング戦にプレーできる可能性はあるとのことです。

毎日移籍の噂が出ているディ・マリアですけれど、今日はマンチェスター・シティが3000万ユーロのオファーという記事。一応ベンフィカの会長さんは、違約金を払ってもらわない限り、一月には選手を売らないと言っているので、ディ・マリアの違約金、4000万ユーロに届かないオファーは自動的に排除、と建前的にはそういうことになります。実際の移籍は必ずしもそうなりませんけれど、でも、シティに行くぐらいなら、ベンフィカでプレーしたほうがディ・マリアには良いんじゃないかな。

エバートン戦の写真の追加:






上のは、ベンフィカの機関紙だったかと。(もう一つMisticaというのもあって違いがよくわからないんですけれど。) 審判のことを取り上げているみたいですね。

全然話は変わりますが、湯浅健二という人が中村俊輔選手について書いたコラムを読んだら、こんな風に:
いままで通り、守備でも、しっかりと汗かきプレーが出来る・・攻撃でも、ボールがないところで、目立たない汗かきのプレーができる・・ただ、一度ボールをもったら、周りがビックリする(チームメイトが頼りにする)ようなリスクチャレンジ才能プレー『も』爆発させることができる・・
そういうプレーを中村選手に期待したい、ということでしょうか。中村選手は全然見ていないのでノーコメントですが、大体アイマールはできているかなあ、なんて。トップ下の選手に当然求められていることだと思うし、実際にはそれだけでは全く充分ではないですよね。リスク・チャレンジするだけでなくて(チャレンジだけなら誰にでもできるから)、チャレンジが結果に、ゴールに結びつかなくてはいけないですもん。アイマールにとってでさえ難しいことですが、今のところは上手く行っているように見えます。

ハッピーな夜から一夜明けて

2009年11月07日 23時54分42秒 | LIGA SAGRES 09-10
今日はほとんどベンフィカのニュースはありません。でも、さっきスポルティングのパウロ・ベント監督が辞任したというニュースを読んで、ものすごくびっくり。この前のELの試合ではホームで引き分けましたが、グループ首位は安泰ですし、辞任するほど状況が切迫していたなんて全然知らなかったので。後任の監督は来週決まる模様。できたら、ベント監督のままでやっていてほしかったなあ。新監督の下で調子を取り戻してしまったら困ります。

ベンフィカはもうリスボンで練習を開始しました。カルロス・マルティンスとシャフェルはまだチーム練習に合流できていないようです。
エバートン戦で怪我をしたラミレスは、左足大腿の内転筋の負傷と発表されました。でも、これだけでは全治にどれくらいかかるのか見当もつきません。筋肉の断裂があるかどうかなどは、これから検査するのかも。

O Jogoによりますと、チェルシーは一月にディ・マリアへのオファーを出すそうです。来年の夏ならわかるけれど、一月って・・・。誰か替わりの選手でもよこしてくれるのでしょうか、ジョー・コールとか。一月にいくらお金を積まれても、ディ・マリアの替わりの選手が来てくれないことにはベンフィカは困ってしまいますよね。ユベントスがハビ・ガルシアとラミレスをフォロー中というニュースもあったり。(まったく誰も彼も・・・)

A Bolaに載っていた記事で、サビオラとカルドーソはここまで16試合をプレーして、二人で26ゴールを挙げているそうです。つまりこの二人のどちらかで1試合につき1.6ゴールを挙げていることに。このペースで行くと、5月には、1967/68シーズンにエウセビオとトーレスの作った記録69ゴールに追いつく可能性もあるようです。すごいの一言!

昨日の試合後のジェスス監督の記者会見の言葉がもう少し詳しくA Bolaに載っていたので、追加します。
-ラミレスをアイマールの位置に置いたのは、どのような戦術上の理由ですか?
「試合の前には、1ポイント取れればポジティブだと考えていた。勝てれば、もっと可能性は広がるが、それはわからなかったから。前半をコントロールして、後半にどうするか決めようと思っていた。その時間帯にアイマールが入るとすぐにゴールが決まる幸運があった。彼は試合のリズムをとても上手くコントロールする選手だ。確実性を考えた戦略だった。」

-アイマールは違いをもたらしました。それに同意しますか?
「この試合は、チームがどの選手にも依存していないことをよく示していた。我々はどんどんゴールに近くなり、やがてアイマールがピッチにいるときに得点する幸運があった。しかし、ピッチにアイマールがいると試合のコントロールは全く違うものになる。」

-試合の大部分は二人の中盤の選手が横に並んでいました。このシステムは続きますか?
「ラミレスは戦術上のオプションとフィジカルの観点で、いくつかの解決策を示してくれる選手だ。私は、この試合は中盤センターで非常にハードなものになるだろうと感じていた、特に彼らはロング・ボールを使うだろうから。アイマールはそのようなことをするコンディションはない。しかし、我々のモデルはこれではない。このシステムは、より相手に合わせたものだった。」
確かに、アイマールの投入が直接1点目のゴールに結びついたようには見えませんでした。心理的に最後の一押しの効果はあったかな?と思いますけれど。エバートンのフォーラムでも、「彼らはアイマールをベンチに置いていて、最後の切り札に使ったけれど、我々にはそういう選手がいなかった。」と書かれていますね。それにしても、最後はフィリップ・メネセスが入ったので、パブロは久しぶりにカルドーソと並んでフォワードのポジションになったのですが、ものすごく走り回ってプレスかけていますね。終了の笛が吹かれたとき、控えめながら手を叩いていたのが印象的です。

映像は悪いのですが、ベンフィキスタがスタジアムで撮ったゴール・シーン。最後のほうは画面が揺れて無茶苦茶で見にくいです(笑)。ベンフィカ・サポーターの前でのゴールだったんですね。

Everton 0 Vs Benfica 2 Goodison Park 5.11.2009


交代で入るとき。マキシがサイド・ラインまでやって来て、監督に何か話していました。何だったんだろう・・・? パブロも不思議そうです。


コエントロンとハイ・ファイブ。手の合わせ方がなんだか可愛い。


なぜか笑っているパブロ。長袖だと一層細く見えます、そしてボールが大きい・・・。


[EL] Everton 0 - 2 Benfica

2009年11月06日 22時47分17秒 | 09-10Previa&Cronica 試合レポート
ELハイライトのナレーションが耳に快いです♪ エバートンのフォーラムにこんな書き込みが!
Having said that, Benfica are an excellent team. They have the Barcelona thing to their game - they're great on the ball, their movement is superb, and they compliment all the artistry by working really hard all over the pitch and not giving the opposition a chance to settle on the ball.
バルセロナっぽいとか言われています。はは、いや、それほどでも~(笑)。確かにベンフィカはエバートンよりも一つレベルが上のチームに見えてしまいましたが(驚)、それはたぶんアルテタなどエバートンのキー・プレーヤーがいなかったためでしょう。実際、ブラガのほうが強かったですもんね。

ジェスス監督は、
「エバートンとの試合は、これまでベンフィカがプレーした中でもベストなものだ。偉大なチーム相手の難しい試合だったが、ベンフィカは理性があり、素晴らしいレベルを示した。この試合はチームがどの選手にも依存していないことを示すのに役立った。アイマールがいなくてもベンフィカは素晴らしい試合をした。アイマールは、相手が疲れてくる最後の時間帯に入るべきだと我々は考えた、違いを生み出すことができるかもしれないからね。」
前半、ジェスス監督は失点をしないことを第一に試合に臨んだと思います。普段リーグ戦ではどんな相手にもアウェイでも勝利が至上命令なので、負けなければOKというゲーム・プランはベンフィカの選手にはとても楽に感じられたのではないでしょうか。余裕が感じられ、心配なく見れました。後半、エバートンがアイデアもなく、危険もないのを見計らってか、ベンフィカは徐々に攻撃的に。アイマールの61分の投入は、「勝ちに行け!」という監督からチームへの明確なメッセージとなりましたね。すぐに2得点。ジェスス監督のゲーム・プランと選手交代が完璧に機能した試合だったと思うのですが、そうは思わない新聞やファンも存在するようで。Jornal de Nociasは、アイマールのいなかった61分間ベンフィカにはアイデアが足りなかったと書いていますし、ベンフィキスタの中にも「前半相手にボールを回させたのは納得が行かない。」と言っている人がいます。個人的には的外れな意見だと思うけれど・・・。ブラガ戦も、今日の様な入り方(もちろんパブロは使うにしろ、もっと守備重視で)行けば勝てたんじゃないかな?と思う私は、バレンシアとキケの戦術に毒されすぎ?? エバートンのフォーラムでも、「ベンフィカの攻撃を封じるためにもっと守備的にプレーするべきだった。」という意見には「ホームで最初から0-0狙いってありえないでしょ!」という声のほうが多数派のほうです。両チームとも過度に守備的ではなかったから、わりと見ていて面白い試合になったわけですが。

ルイソンは、
「選手の多くは若いけれど、今日とても難しい大会のピッチで、充分難しい相手に対し、僕たちはヨーロッパで戦うのにふさわしい成熟さを備えていることを示した。
ブラガで起きたことはブラガだけのこと。試合が終わるとすぐに僕らは次の試合のことを考えたんだ。同じように僕らはもうナバル戦のことを考えているよ。」
ブラガ戦が手痛い敗北だっただけに、今日の勝利は本当に良かったです! しかもヨーロッパの大会では2年ぶりのアウェイの勝利ですから。O Jogoは「亡霊は生まれる前に死んだ」という怖いタイトルの記事で、「ベンフィカのレベルについての疑問は始まる前に終わった。」と書いています。そうですよねえ、チームへの信念が揺らぐような2連敗をしていたら大変でした。でも、ブラガ戦後のパブロのインタビューを見ても、ものすごく悔しそうでしたもんね、ベンフィカの選手は全員悔しい気持ちをいい形でエバートン戦に繋げることができたようです。(実はブラガ戦が良い教訓になったのかも)

ただ次節のナバル戦には楽観的になれない問題も。カルドーソは出場停止ですし、ラミレスも間違いなくプレーできません。ラミレスの怪我についてまだ詳細はわかっていませんが、ジェスス監督によると「筋肉の怪我、少し重い怪我のようだ。」とのことです。グラウンドに倒れて即アウトでしたから・・・一ヶ月くらいの怪我かなあ。どうやら試合が多すぎて、それが怪我に繋がったみたいですね。ラミレスはブラジル・リーグを終えて、ほぼ休暇なしでポルトガル・リーグに突入しています。(若いからといって、無茶な話です!)右SBも右サイドもできるルーベン・アモリムが代わって怪我なく頑張ってくれるといいのですが。

さて、現在の順位表:


アテネとBATEは2-2の引き分けでした。ベンフィカは、次のアウェイBATE戦で引き分けて、ホームのアテネ戦で勝てば1位通過できそう。結局エバートン戦は、ホームとアウェイ合計で7-0でベンフィカの勝利だったと思うと、あらためてびっくりです。何度も繰り返すように、今のエバートンにはプレミア5位の戦力はないですけれどね。

選手の採点:

A Bola O Jogo MF/5 JC
JULIO CESAR..........7...6.....3.......7
R.AMORIM...............6...6.....3.......6
LUISÃO...................7....7.....3.......7
SIDNEI....................6....5.....3.......6
DAVID LUIZ.............6....7.....3.......6
JAVI GARCIA..........7.....7....3.......7
RAMIRES................6......4....3......5
DI MARIA................8......7....4.......7
F. COENTRÃO.........6......5....3......6
SAVIOLA.................8.....7.....4......8
CARDOZO...............8.....7.....4......7
(M.PEREIRA............6.....6.....3......6
AIMAR.....................7.....6.....4......7
F.MENEZES.............-........-......-......-)

Joan Carlesさんはいつもディ・マリアに厳しいな(笑)。私もサビオラが一番良かったと思います。でも今日はディ・マリアも良かったような。(それともパブロが一緒にプレーしないとあまりイライラしないのかも。)
ベンフィキスタの間では、ジェスス監督が試合中に巻いていたベンフィカ・マフラーが大好評なので、特別に写真を載せてみました。確かにネットの画面でも真っ赤なマフラーは目立っていて、しかも監督に似合っていました!

さて最後に、昨日書いたfootballista(フットボリスタ)なんですが、この雑誌の公式ブログを偶然見つけて読んだところ:Piedra rodante...:転がる石のように・・・ちょっとなんだかなあ。ええと、買おうかと思っていましたが、止めました(きっぱり)。
バレンシアとサラゴサでケガに泣くうちに今のシルバ(バレンシア)に相当する躍動感――動いて崩して周りを使う――は消えていた。
きっとシルバには及ばないのでしょうけれど、動いて崩して周りを使っていると思いますが・・・。
バレンシア時代、足の故障から数カ月ぶりの復帰戦で顔面にボールを受け再び病院送りになる姿を目にした際には
細かくてすみませんが、顔にボールを受けたのではなくて、ディフェンダーのキックを受けたんです。
ベンフィカでは、CKのくせ球と一発のアシストで勝負する選手に変身。
ええっ?! CKのくせ球って一体何?? それに一発のアシストで勝負なんてしているかなあ~。本当にアイマールの試合を見ている?、ダイジェストだけ見て書いていませんか??と思ってしまいましたよ。ま、別にいいんですけれど、知らない人に間違ったイメージを与えるのは止めてほしいものです。あと、「転がる石」というのもよく意味がわかりませんが、なんだか失礼な感じが。サッカー選手の怪我って、そんな軽いものではないと思います・・・。(英語のrolling stoneの意味? でも日本の雑誌なんですし、「転がる」とか嫌だ、と無茶苦茶批判的な自分・・・苦笑)

 

完勝!

2009年11月06日 07時21分17秒 | 09-10Previa&Cronica 試合レポート
しちゃいました!(驚) 
0-2です。

予想どおりアイマールはベンチ・スタート。試合を通じて、ベンフィカのほうが地力に勝るような、いつでも点を取れるようなそんな雰囲気。後半、んー、あと一押しで得点できそう、パブロは70分ぐらいに入るかな?と思っていたら、予想より早い60分に登場。すると、別にパブロ自身は特に何にもやっていないように見えたのですが(笑)、いきなり
0-1, Saviola (63m)
0-2, Cardozo (76m)

エバートンの守備陣が勝手に怖気づいたのでしょうか?! (2点目は、アイマールとサビオラの細かいワン・ツーにつられて、カルドーソをフリーにしていたような。)
ジェスス監督の完璧なプランどおりの試合で、アウェイでこういう試合ができるベンフィカは結構強いかも、なんてちょっと見直しました。昨日願ったとおり、サビオラとカルドーソが仲良く1得点ずつできて良かったです! エウセビオもきっとお喜びでしょう。怪我をして途中交代したラミレスだけが心配です。
スタジアムに駆けつけたベンフィキスタたちもすごく盛り上がっていましたね!

UEFAのページでゴール・シーンを見ることができます:Everton 0 - 2
それから今晩ハイライトもあるので忘れず見なくては:
UEFA Europa League Highlight #4 初回 11月6日(金) 録画 後09:00 Ch.181 スカチャン181  

PREVIA [EL] Everton - Benfica

2009年11月05日 22時45分03秒 | 09-10Previa&Cronica 試合レポート
でもその前に、昨日発売のfootballistaと今日発売のWORLD SOCCER DIGESTでアイマールが取り上げられています。(ごめんなさい、トーレスさん、顔をカットしてしまって。) WSDのインタビューのほうはチェックできたのですが、footballistaは、うちは田舎なので本屋さんに置いてないみたい(汗)。注文するしかない?! でも内容が大したことなかったらわざわざ注文するのも・・・とためらわれます。もし読まれた方がいたら、買うべきかどうか教えてください! いきなりの表紙だったのでのけぞりましたが、「ケガとともに生きる」って・・・、もしやケガとともに生きている選手の代表としてパブロが取り上げられているとか?(苦笑) でも表紙を見ると特に名前はあがっていないし、写真だけなのかな。昨シーズンのルスでのプレゼンテーションの写真ですが、山男みたいなものすごい髭さえなければ、確かにいい笑顔です。(本当は横にレジェスがいるはず)

さて、エバートン戦。やはりアイマールはベンチ・スタートのようです。となると、急にテンションが下がって、早起きどうしようかと悩みます。現地時間20時5分からですから、日本では午前5時5分より。それほど無理な時間でもないので、早めに寝て見ようかな。

ベンフィカの予想スタメンは:
Júlio Cesar; Maxi, Luisão, Sidnei and David Luiz; Javi Garci'a, Di Maria, Fábio Coentrão and Ramires; Saviola and Cardozo

とMaisfutebolは書いていますけれど、たぶん右SBはマキシではなくてルーベン・アモリムではないかと思います。ブラガ戦でマキシは絶不調でしたから・・・。システムはいろいろ説があって、4-4-2という予想も読みましたし、いつものダイヤ型という予想も。この場合は10番の位置にディ・マリアという説(Record)とラミレス(O Jogo)という説と両方あります。

エバートンの予想スタメンは:
Howard, Hibbert, Yobo, Distin, Baines, Gosling, Fellaini, Rodwell, Bilyaletdinov, Cahill, Yakubu.

こう言われてもよくわかりませんが、エバートンのフォーラムを読みますと、どうやら守備陣は通常のレギュラーに戻ったようです。(前回は怪我人続出で急造ディフェンス・ラインでした。)つまりこの前の試合のようにがんがん点を取れるような脆弱なディフェsンスではないわけですね。
ベンフィカはなんとヨーロッパの試合では、もう2年近くアウェイでの勝利がないそうです。最後の勝利は2007年12月のドネツクで(シャフタールかな?)、カルドーソの2得点により1-2の試合。うわぁ、サラゴサみたいだ(冷や汗)。なんとか明日嬉しくない記録を破ることができればいいのですが、プレミアのチーム相手に困難が予想されます。お天気もイギリスらしく悪いみたいで、気温6度で小雨。リスボンより10度低いですから、バルセロナからカザンの気温差よりはずっとましですが、厳しい試合にはなりそうです。



この写真を見ても寒そうですね。(サビオラが小学生みたいに見える・・・。パブロより小さく見える選手って始めて見たかも。笑)
グループ突破のために、勝ち点1はどうしても欲しいところ。勝利とは言わないので、なんとか負けませんように。(ジェスス監督もそういう狙いのようですね。)
Goodison Parkは43年前、エウセビオがポルトガル代表の選手として大活躍をしたスタジアムだそうです。それにあやかって、カルドーソやサビオラが活躍できるといいなあ。
(Love Actuallyという映画を見たら、ポルトガル人の若い女性を紹介されたイギリス人の中年男性が、ポルトガル語がわからなくて困った挙句「Eusébio!」と言いながら、ボールをキックする真似をして、横のおばさんから「この子は若いからエウセビオなんて知らないわよ。」と言われていました。でも、こんな場面が出てくるくらいエウセビオは有名なんですね!)