工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
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感謝してます

2007年11月13日 19時59分28秒 | 工藤鍼灸院の出来事
先ほどご来院頂いた患者さん。今日は久しぶりにお灸をしたんですよ。
お灸にもいろいろと種類がございまして、その患者さんには透熱灸っていう直接肌にすえるお灸をすえたんです。
私はお灸の熱さと効果は比例しないと思っております。ですからね、私はそんなに熱いお灸は致しません。神経痛や逆子治療の際には少々熱めにすえる事もございますが、通常はチクッとする程度の心地良いお灸を心がけております。
でね、お灸しながら患者さんと世間話しておりましたら、ふと患者さんが「タトゥー入れる時はこのお灸よりずっと痛いんだよねぇ」と、そんな事を申しておりましたよ。
そうでしょうねぇ(^^;)

タトゥーといえば、数年前だったでしょうか、定期的にご来院頂いていたブラジル人の患者さんで全身タトゥーだらけという方がおりました。これがまた見事なタトゥーでねぇ。毎回「すごいなぁ、格好良いなぁ」って思いながら治療をしていた、そんな忘れられない思い出がございます。
通常は肌を目で見て、触って、そしてツボを取るのですが、その方の場合は肌を見るとタトゥーの絵柄が気になっちゃってツボがよくわかんないの(笑)。
でね、目をつぶって経絡をしっかり触ってツボを取っておりました。

やっぱり視覚に頼ってちゃダメね。我々の仕事は「触る」っていう感覚がとても大事なんだなぁってすごく思いました。
当たり前の事なのですが、これってすごく重要な事なのにないがしろになりがちです。

あの患者さんには大切な事を教えて頂いたと、私は今でも大変感謝しております。
そしてその感謝の気持ちを忘れないように、私は時々あの背中に彫られた見事なフェアリーを思い返すようにしているのです。
コメント
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