古本屋でシティーハンターの3巻を買ったら中身が18巻でした。
どうもこんばんは、不憫な院長でございます。
浦和レッズの優勝で幕を閉じた今年のACLでしたが、昨日の試合、皆さん観ました?私は坊主と抱き合って喜んじゃいましたよ。もうね、坊主とCWCを観に行くって約束しちゃったもん、勢いで(^^;) 坊主には「今度はチケット取ってよね(-_- )」って言われちゃいました(笑)。・・・今度は大丈夫だと思うけど、がんばります(・_・;)
さて、本日は脈のお話でもしましょうか。
患者さんに「何で脈を診て『腰が痛い』とか『胃が悪い』とかわかるんですか?」と聞かれたんですよ。脈診自体、私にとってはごく当たり前の行為なのですが、そう言われてみれば不思議ですよねぇ。脈でいろいろな事がわかるなんて・・・。
実はこれ、正確にいうと脈が『腰痛の脈』とか『胃が悪い脈』をしているというわけではないんです。脈の状態から身体の中で何が起こっているのかを推測しているわけでございますねぇ。
簡単なところで申しますと、脈が速ければ身体は熱を帯びている事が多いですし、遅ければ身体が冷えている事が多い。実際にはただ単に早いか遅いかというだけではなく、速くて力がないとか、遅くて力があるとか、もっと詳しく脈状を考えるのですが、「速くて力がないから津液(体液みたいなものです)が虚して熱が発生しているのかな?」とか「遅くて力があるからこの痛みはずいぶん前からあるのかな?」とか、そういう事を推測しているわけでございます。
でね、この脈の形を診る『脈状診』に、脈の強弱を診る『脈差診』を加えて総合的に判断致します。
例えばね、「今は大丈夫だけど先日までカゼをひいて寝込んでいた」という男性がいらっしゃいました。その方の脈が脾虚証で浮・数、それに左手の関上という部位が力のある脈だったんですよ。こういう場合は体温計では熱が下がっていても体内で熱がくすぶっている事が多いので、まだ完全には復調していないと推測できます。脾胃も正常に働いていないので栄養をしっかり取る事ができておらず、いつまでたっても身体のだるさが抜けません。男性だとそこで精のつくもの(要するに脂っこいもの)を食べ、余計に脾胃に負担をかけている可能性が高い。その辺まで推測して「下痢してませんか?」と聞くと、「何でわかるんですか!?」となるんです(笑)。
そうそう、数日前ですけどね、逆子と診断されたという方にご来院頂いたんですよ。東洋医学的な逆子の状態っていうのは膀胱経という経絡に熱がつまっている状態なんですね。しかし脈を診てみますとそれがない。「赤ちゃん、もう治ってるんじゃないかなぁ?」ってお話ししてたんです。
翌日主治医の先生にご確認頂きましたらやっぱり治っていたようで、「何で脈でわかったんですか!?すごい!!」とお電話でご報告を頂きました。そりゃびっくりしますよねぇ、私が診ているのは脈だけだもん。
これらは特別な事ではなく、前述のように脈から身体の中の様子を推測しているに過ぎないんです。そんなに難しいものではなく、訓練すれば誰でもできるようになる技術だと思っています。
どうもこんばんは、不憫な院長でございます。
浦和レッズの優勝で幕を閉じた今年のACLでしたが、昨日の試合、皆さん観ました?私は坊主と抱き合って喜んじゃいましたよ。もうね、坊主とCWCを観に行くって約束しちゃったもん、勢いで(^^;) 坊主には「今度はチケット取ってよね(-_- )」って言われちゃいました(笑)。・・・今度は大丈夫だと思うけど、がんばります(・_・;)
さて、本日は脈のお話でもしましょうか。
患者さんに「何で脈を診て『腰が痛い』とか『胃が悪い』とかわかるんですか?」と聞かれたんですよ。脈診自体、私にとってはごく当たり前の行為なのですが、そう言われてみれば不思議ですよねぇ。脈でいろいろな事がわかるなんて・・・。
実はこれ、正確にいうと脈が『腰痛の脈』とか『胃が悪い脈』をしているというわけではないんです。脈の状態から身体の中で何が起こっているのかを推測しているわけでございますねぇ。
簡単なところで申しますと、脈が速ければ身体は熱を帯びている事が多いですし、遅ければ身体が冷えている事が多い。実際にはただ単に早いか遅いかというだけではなく、速くて力がないとか、遅くて力があるとか、もっと詳しく脈状を考えるのですが、「速くて力がないから津液(体液みたいなものです)が虚して熱が発生しているのかな?」とか「遅くて力があるからこの痛みはずいぶん前からあるのかな?」とか、そういう事を推測しているわけでございます。
でね、この脈の形を診る『脈状診』に、脈の強弱を診る『脈差診』を加えて総合的に判断致します。
例えばね、「今は大丈夫だけど先日までカゼをひいて寝込んでいた」という男性がいらっしゃいました。その方の脈が脾虚証で浮・数、それに左手の関上という部位が力のある脈だったんですよ。こういう場合は体温計では熱が下がっていても体内で熱がくすぶっている事が多いので、まだ完全には復調していないと推測できます。脾胃も正常に働いていないので栄養をしっかり取る事ができておらず、いつまでたっても身体のだるさが抜けません。男性だとそこで精のつくもの(要するに脂っこいもの)を食べ、余計に脾胃に負担をかけている可能性が高い。その辺まで推測して「下痢してませんか?」と聞くと、「何でわかるんですか!?」となるんです(笑)。
そうそう、数日前ですけどね、逆子と診断されたという方にご来院頂いたんですよ。東洋医学的な逆子の状態っていうのは膀胱経という経絡に熱がつまっている状態なんですね。しかし脈を診てみますとそれがない。「赤ちゃん、もう治ってるんじゃないかなぁ?」ってお話ししてたんです。
翌日主治医の先生にご確認頂きましたらやっぱり治っていたようで、「何で脈でわかったんですか!?すごい!!」とお電話でご報告を頂きました。そりゃびっくりしますよねぇ、私が診ているのは脈だけだもん。
これらは特別な事ではなく、前述のように脈から身体の中の様子を推測しているに過ぎないんです。そんなに難しいものではなく、訓練すれば誰でもできるようになる技術だと思っています。