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チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物解体新書

2015年02月06日 11時17分33秒 | 日記
着物を一から紐解くことに決めた
良く海外でこう言う質問を受ける
「其の豚の足のような履き物はなに?」
多くの人が
「ジャパニーズソックス」と応える
それでは足袋の説明にはならない

チャコちゃん先生はきちんと日本語で
「ジスイズTabi」と応えて
そこからが長い
英語で説明するには語学が堪能ではない身にとって難しい
しかし手振り身振り
更にスケッチまでして一生懸命話す

つまり
どうして四本と一本の指を分けているのか
其れは足の骨が二本あってーーー
さらに親指の付け根を刺激することにどんな意味があるか

其れにはそこに来る布は自然素材でなければならない
なぜならばーーー

自然素材でも絹が一番好い
なぜならばーーー

こうして話していると軽く一時間は演説してしまう

そう言う話を今夜18時30分から秋櫻舎で行う
会費は3300円
夕食代わりにパン


スタッフが少なくなったので食事の用意ができないのが残念!
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早春賦(そうしゅんふ)

2015年02月05日 13時32分19秒 | 日記
春は名のみの風の寒さや
明治時代に作られた女学生唱歌早春賦
この季節チャコちゃん先生は歩きながらよく歌う
この歌を倍賞千恵子さんのあの声で聴くと
本当に春がもうすぐという爽やかさがある

声は波動だといつも思う
聖書にも「はじめ言葉ありき」という分があるが
いったいどんな言葉であったのだろうと時々創造する
そのご
始めの言葉は失われそれぞれが勝手に言葉をしゃべるようになった

そのため意思の疎通がうまくいかず誤解が生まれ
また解釈の違いもあり争いが起きてしまった
その争いに巻き込まれた日本人が尊い命を奪われた

春はすぐそこ
それは季節だけではなく
人間かいの理解においても
雪解けが始めっているのだが
違う言葉をそれぞれがしゃべり言い争う中でまたまた心が離れてしまう

自然を気にしながら鶯も間だ鳴いてはいけないと自重する
そういう自然界が人と同じように春を待つ心をうたっているのが
早春賦

みんなで歌いましょうよ



























早春賦
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今日は節分

2015年02月03日 10時17分57秒 | 日記
福はうち鬼は外
つまりは自分の内部の鬼を追い出そうと云うこと
鬼がいないと福は目立たない

陰と陽野入れ替わりがあって明日が春が立つ
つまり立春立冬

元々は立春・立夏・立秋・立冬の前日を「節分」というのだが
最近は立春の前のみの行事となってしまった

本来はこの日から一年が始まった
節分は年越しの行事でもあったようだ

神社仏閣で行われる豆まきには是非参加したい

私どもも毎年熊野神社で追儺式に参列
赤鬼・鬼・大黒様
矢で鬼を追い払う儀式

季節が確実に春に向かい
陰から陽に移る瞬間に立ち会う

さらにあの粋な「頭」達が作った
門松の竹から作った貯金箱を戴いて帰る楽しみもある

其の竹の貯金箱500円玉を一杯にすると100万円なるのだと!
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再び着肉について

2015年02月02日 13時32分39秒 | 日記
着物を着る人の多くが着肉に頼っている
自分自身の体を愛していない
自分の体をより美しく見せることは
着物を着るうえで最も大事なことだとチャコちゃん先生は思う

あるところで着物を脱いでいただいたが
そのほとんどの方が着肉をしていた
ソシテその着肉を外した着方にしたら
皆一気に「ふーーーあーーらく」
ソシテ若返り体が生き生きとしてきた

着物は電信柱のような体型にしなければいけない
と刷り込んでいるのはいったい誰

チャコちゃん先生も昔雑誌の撮影の時
着物にしわを作らないようにあちこちに綿を入れたり和紙を足したりして
その人の体を電信柱のように着肉したこともある
それは明らかに着物を平面に見せるためのもので
着る人の美しさは(ほとんど女優さんなのでもともと美しい)関係ないのだ

女優さんもきものモデルの方たちも
自分を美しく見せるというのではなく
着物おうぃかに美しく見せる科に協力を惜しまなかった
その結果が着肉であった

今きものを着て自分らしさを強調するのであれば
ご自分の体自身を美しくすることが先決だと思う
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着物は循環衣裳

2015年02月01日 09時34分13秒 | 日記
白打ち掛けの古い布が有
其れを思い切って座布団クッションにした
いままではチャコちゃん先生の礼装用の長襦袢を解いて
座布団クッションにしていた
なんと20年使っていた

あまりにもシミが多くなったので畏れ多くも旅だって戴いた
有難う感謝

お布団屋さんは最近布団を作る人が少なく
「嬉しいです」
と大喜び
解いた布をどう接ぎ合わせるかも誠実に考えてくれて
本当にステキにできあがった

わたの打ち直しもヤッテクレル
こう言う職人気質の店が小さな町にはまだ残っている
捨てることを良しとした風潮も
ぼつぼつ衰退の兆し

しかしこう言う地味な仕事に後継者が少ないという事実もある
後継者を多くするには
着物は循環だよと多くの人に知らせる必要がある

昨日もデパートで行われている「貸衣装バーゲン」を覗いた
振り袖3000円という世界だ
そう言う着物の新天地を考えたいとつくづく思った
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