チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

絹の力

2011年02月16日 09時22分03秒 | 日記
津和野に住む古江 勉さん
先日当方の絹の湯文字を購入してくださった
その着装の感想が寄せられた

古江さんは
癌の手術のあと抗がん剤での後遺症や
術後の傷の直りが遅そく
痛さをしずめるために鎮痛剤を飲んでいたが
ますます体が弱り
或る人から
「昔絹を痛いところにまくと痛みが取れると聞いたことがある」
と言う話を聞き
早速奥様の着物の裏地を患部にあててみた

なんと一週間で痛みが取れた
それから古江さんは絹がどうして痛みを消してくれるのか
其れをご自分の体で実験
その研究発表が
「絹は地球を救う」文芸社
と言う本になった

本を書いた後も研究をし続け
絹のアミノ酸が傷の痛みを消すこともわかった
一つ一つの実験はまさに古江さんの命がかかっている
いつもレポートを送ってくださる
しかし
「湯文字は着物の下着」
と言う認識が強く
ご自分が其れを身に付けることは思いつかなかったのだが
最近は腰も痛くなり湯文字を付けてみようと思ってくれた

そしたらなんと
つけた翌日から痛みが取れた
其ればかりではなく
電磁波の強い場所ではちくちくした痛みを起こしていたが
湯文字を着けたその日から
それもなくなったという報告

古江さんのように満身創痍の体を
絹は優しく守ってくれるのだ
とても喜んでくださった

傷の痛み、腰の痛み用に湯文字を使う場合は
力布の晒しもやめ
其処も絹にしたらいいと早速制作に取り掛かる

蚕さん
あなたは偉い!
またその蚕さんの絹を
湯文字とかに考案した先人に感謝
必ず伝え守っていきますからね
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