一万円の価値がもっとも高かったのは「聖徳太子」のころ
「いやーよかったよね」
と言い合う昭和生まれ
チャ子ちゃん先生は学生のころ
「アルバイトをしたら仕送りはやめる」
と親に言われていたので、仕送りの中でやりくりをしていた
与えられた金額をどう使ったかを親に報告していた
当時は現金封筒でお金を送ってくるので、封筒を開けたときのうれしさおと感謝の気持ちは半端ではない。一万円あればひと月何んとか越せた
女子寮に入っていたのでもともと寮費は支払われている、食事も三食、日曜日はおやつも出る。学生定期は通常の半額で、これも半年分支払われている。衣服は既製品など少ない時代で、洋裁店で誂える。既製品はサイズが少なく選択内にはならなかった
洋裁店には自分が着たいスタイルの見本を持っていき、生地も自分で選んで仮縫い二回で縫ってもらう
今思うと学生の分際で生意気にもほどがあるが、それが当時の女子学生の姿だった。それは親が支払う
というわけで小遣いを使うのは
映画や音楽会、美術館、喫茶店、本代、歌舞伎などの古典芸能の鑑賞は叔母のお供をするとお小遣いももらえる、生まれて初めてラーメンというのを食べたときの料金は30円。下着やちょいちぃぎは自分で払う。月に聖徳太子一枚で充分だった
学生の中には百貨店や映画館、博物館などのアルバイトが人気、土日にアルバイトをしている人もいて、その日をめがけて映画館に行きただ券もらって映画を鑑賞。
部活が放送研究会というのに入っていたので、民間放送の準備で上級生は、女性アナウンサーとして試験放送によく借りだされていた、その時のアルバイト料が一か月聖徳太子二枚、下級生はその上級生におごってもらって尊敬度が高まった
お金の価値というのは時代によって異なっていくが、聖徳太子一枚で、いろんな勉強ができ遊びもできたという時代はやはり健康な経済状態だ
それにしても消費税のない時代になてほしい
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