チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

絹裏の足袋

2014年07月04日 09時26分11秒 | 日記
絹裏の足袋をはき続けて20年くらいになる
久し振りに木綿裏の足袋をはいたら足がいやがっていて
早く脱げという

絹裏にしたのは年と共にかかとが乾燥すること
それと小指を足袋の形の中に詰め込んでいるので
(これは靴も同じ)
チャコちゃん先生の場合「魚の目」ができやすい

かなりまえ
其の魚の目退治に奧順の当時専務に「手で魚の目を取る人がいる」
と紹介され前日専務宅に泊まって早朝から山中にあるその場所に
連れて行っていただき治療を受けた

「チャコがギャーギャー言う声が外まできこえて恥ずかしかったよ」
なんて叱られたがーー
手でねじって取るのですから其れは痛い

其のお陰でずっと魚の目は大人しくなったが
しかし油断はできない
それで絹裏の足袋にしてみたら快調

春から今自分に掛けて足がふくれるのだが
其れも柔らかくカバーをしてくれる
お陰で魚の目も大人しく更にかかともつるつる

しかしこの絹裏の足袋をつくる「めうがや」さんはタイヘンらしい
絹と木綿異素材を合わせて難しいカーブを縫うのだもの
大変名仕事とは解っているけど
足が喜んでいる限りはこの足袋をはき続ける

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