チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

掘り起こしの文化

2012年09月04日 14時35分43秒 | 日記

日本人はよく他国の文化を真似するといわれるが
そうではない
もともとあった文化が掘り起こされているにすぎないと
識者がいっていた

そうかも
いえ絶対そうだと思う

国家の話ではなく自分自身のことを思っても
そういう事が起きる
眠っていた物が何かの拍子に揺り動かされ
「あ私にはこういうセンスがあったのだ」と驚く
真似をしているわけではなく

水の中に竿を入れた瞬間魚が食いついたという感じだ

これはどなたにもあるのではないだろうか
抑えどこが定まると次から次にアイデイあが浮かんできたりする
それが
「掘り起しの文化」なのだと

昔から人間の潜在意識はほとんど使われていなくて
火事場の馬鹿力みたいに
何かの刺激が入ると一気にその潜在意識が活動を始める
それを
村上和男博士は「スイッチオン」と呼んでいる

「オン」は大体他から刺激によることが多い
映画を見てハッとする
人の話の中でハッとする
音楽を聴いていてハッとする

ころんでけがしてハッとする
裏切られてハッとする
病気になってハッとする
だからぼんやり生きていてはいけない

とにもかくにもスイッチオンのチャンスはあちこちにある

その都度なにかが掘り起こされる

人生はやめられないね

昨日識者の夫人が
「私は楽しくないと生きていたくない、だからこの主人といると楽しくていい」
スイッチオンの競争している夫唱婦随のおふたり
あいらしい

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