チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

日本ガ美しい時代は江戸時代

2013年12月27日 09時22分41秒 | 日記
きもののことをアレコレ学んでいると
明治維新ってろくでもない!と思ってしまう
ドウモこの時代から今の日本の崩壊が始まったようにおもう

よく「水飲み百姓」は貧困だと小説にも映画やテレヴィにも描かれているが
これ真っ赤なウソですわ
確かに水飲み百姓はお米の生産は少ない
しかし野菜を一杯作っていてかえってお米専門農家より金持ち
つまり現金収入が多い

古い農家に残っているきものを見せていただくと
冠婚葬祭に如何に張り込んでいたか
この張り込むという言葉も死語なのだが
晴れと褻の区分をしっかりして
生活にメリハリを付けていたことが分かる

どんな小さな家に住んでいいても
門が在り裏庭に野菜を植えていたり前庭は美しい樹木や花に覆われている

台風や気候の変化があっても
城の蔵には米が充分にあるのでそれを藩は配る

江戸の終わりから明治の初めに掛けて日本に渡ってきた欧米人が
日本人の暮らし方の清潔さと品格にみんな驚いた文章をのこしている
だいいち日常の中に伊万里が在り九谷や輪島がある
そう言う什器ヺ使って生活をしている

どうして近頃の日本人は
其の時代の日本人は無知文盲のようないい方をするのだろう
きものや器は決して貧苦でないことを私たちに教えてくれる
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