今日は菖蒲湯に浸かる
スピリチュアルな感覚が大流行だけど
日本人ってもともと霊性がありそれが六感という言葉で言い表されていた
理屈で物事を判断するより「感」をだいじにしていた
その基本が瞑想
瞑想というとインドから来たもののように思うけど、日本人の場合、「肚で考える」という習慣があった
なにごともいったん「肚に落とす」
それと同時に直「感を磨く」
直感と肚、この二つを磨くために哲学があり、信仰がある
その鍛錬が節句行事やお稽古ごとの中に含まれていて、自然に肚が鍛えられていく
今日は端午の節句だけど
武将の甲冑や兜をを飾り菖蒲の花を生け、菖蒲湯に浸かる
菖蒲は勝負、尚武に転嫁している
こいのぼりは天に向かって自由に動き回るさま、そして五色の吹き流しは五行思想の現れ
昭和23年7月20日発布の法律第178号祝日法で決められた法律には
「子供の日 子供の人格を重んじ、子供の幸福を図るとともに母に感謝する日」とされている
この最後の一文が外れて、五月第二日曜日ははのひになったよう
もともと鎌倉初期までは、早乙女を一日休める日だったよう
つまり田んぼに出る前日に、女を一日しっかり休ませる休日であった。この日女たちが身を清めこれから続く田植えに向けての休養であり祈りでもあったようだ。農耕民族の祭祀というところだろうか
近年になるまで「米」が今のお金と一緒、いやそれ以上に大切なものだった。田の神様は男神でまず女が田に入り陰陽のバランスをとったのかもしれない
いいお天気五月晴れ
子供も母も元気が一番
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